あんな話 こんな話  111
 
幕内秀夫著  PHP新書
『健康食』のうそ
より その5
 
 
第2章 危ない「一品健康食ブーム」 の3
 
 
● 納豆を食べると血液サラサラ、肥満も予防できる?
 
?答え? いいえ
納豆を食べると血液サラサラ、肥満も予防できる」という話ですが、これには何ら根拠がありません。
「納豆で痩せる」は『あるある大辞典』のデータ捏造問題によってウソだったことが判明していますし、「血液サラサラ」も何をもってそう言うのか、まったくわけのわからない話です。
 
しいていえば、第1章で述べた味噌汁と同じように、納豆をよく食べる人は和食中心の食生活になるということ。
食パンに納豆を挟んで食べる人は、めったにいないでしょう。
ただし、これはあくまでも「洋食より和食のほうが肥満予防になる」という話です。
 
以前、テレビで「納豆を100回かきまぜると、肥満予防成分のグルタミン酸が増えつづけて健康効果を最大限に生かせる」と言っていましたが、むろん、これにも根拠はありません。
 
ただ、たくさんかきまわすほどグルタミン酸が増えるのは事実です。
グルタミン酸は、うまみ調味料に使われているものですから、たくさんかき混ぜるほど、おいしくなるのです。
 
納豆に関して注意してほしいのは、〈ワーファリン〉という薬を服用している人は食べてはいけないことです。
〈ワーファリン〉は血栓ができるのを防ぐ薬で、心臓弁膜症で人工弁をつけた人や、心臓バイパス手術を受けた人などに投与されます。
納豆菌が腸内で多く産出するビタミンKは血液を凝固させる数々の因子のうちの一つだといわれているに過ぎず、これだけで血液が固まるわけではありません。
 
ところが、そこに「納豆は血液サラサラ効果がある」というヘンな説がくっついたため、話がますますややこしくなってしまいました。
そして「血栓予防になる納豆には、〈ワーファリン〉と同じ効果があるのでは?」といった誤解や、逆に「血液凝固因子であるビタミンKが多い納豆は、血栓症を引き起こす」といった思い込みが生じてしまったのです。
 
あらためて言いますが、納豆を食べていけないのは〈ワーファリン〉という薬を服用している人に限っての話です。
 
食べ物は薬ではないのですから「おいしい」だけで充分なのに、そこに「健康効果」というわけのわからない言葉をくっつけるから、かえってみんなが混乱し、間違った情報が流布されてしまうのです。
 
 
● 黒豆を食べれば、がん・老化を防げる?
 
?答え? いいえ
「黒まめを調理する前に冷凍すると、細胞が破壊されることによって、がんや老化の予防成分であるシアニジンの吸収がよくなる」と、医学博士がテレビの情報番組で話していたことがありました。
あまりにもバカらしくて、どうコメントしていいかわかりませんでした。
 
これとはまったく別次元の話ですが、豆が安くていい食材であることは確かです。
私は以前から、「豆類をマメに食べましょう」と言っています。
 
昭和30年代以前の日本人は、穀類や野菜類を中心に、わずかな魚介類だけを食べていました。
たんぱく質や脂肪の少ない食生活でも、それほど不足していなかったのは、かなりたくさんの豆類や種子類を食べてきたからです。
豆類にはたんぱく質が多く、種子類(くるみ、ごま、落花生など)には脂質が多いのです。
 
ただし、豆類は動物や昆虫に種〈子孫〉を食べられないようにするために、有毒物質を含んでいます。
外国の貧しい地域では、豆を大量に食べざるを得ない人たちが、ラチルス病やソラマメ病という豆の毒が原因の病気になって、膝から下が麻痺してしまうこともかなりあります。
 
日本人は古くから、アクを抜くという知恵で、マメの毒を取り除いてきました。
たとえば、大豆、黒豆、えんどう豆、白いんげんなどは、しばらく水に浸してから煮ます。
水に浸すことでやわらかくなり、有毒成分も取り除かれるだからです。
小豆は水から煮ますが、沸騰した直後に冷水を加えて温度を下げ、その後、再び沸騰したら、ざるにあげて水を注ぎます。
これによって有毒成分を洗い流すのです。
 
第4章で詳しく述べますが、毒と薬は紙一重です。
黒豆にも微量ながら有毒成分が含まれていることから考えると、「薬」としての作用が、あるいはあるかもしれません。
 
だからといって「黒豆でがんや老化を予防できる」という話にはなりません。
ましてや、「調理する前に冷凍すると吸収がよくなる」なんて噴飯ものです。
 
別の医学博士は、「タマネギは繊維に逆らって横に切るほうが、血液サラサラに有効な成分が増えやすく、効果を高めます」といっていました。
これも”笑えない笑い話“です。
 
「玉ねぎの血液サラサラ効果」を科学的に実証したデータはありません。
発表されている論文は、「そうかもしれない、そうだったらいいな」程度のレベルです。
 
タマネギは切り方によって口当たりが変わったり、苦味や甘みが違ったりするのは本当ですが、それはあくまでも調理法の話です。
切り方をいうなら、おいしさに話をとどめるべきでしょう。
横に切ろうが、斜めに切ろうが、タマネギはタマネギです。
それ以上のものにも、それ以下のものにもなりません。
 
 
● 「一品健康」はどれもワンパターン
 
もうお気づきだと思いますが、「一品健康食」に共通するのは、「食品の○○は健康や美容にいい。なぜなら、この食品に含まれている□□という栄養素には、こういう効果があるからだ」といった論じ方をされることです。
 
たとえば、みかんを例に取りましょう。
最初は、「奥様、奥様! 日本にはどれくらいみかんの種類があるかご存知ですか?」といった話から入ります。
 
次に、「じつはこのみかんに、お肌の若返り効果があるってご存知でしたか?」 となる。
 
そして、ビタミンCの話が始まりまり、「マウスに与えたらこうなった」「肌荒れに悩んでいる女性に食べ続けてもらったら、こうなった」という話が続きます。
 
さらに、「こんな食べ方をすると、ビタミンCを最大限に引き出せる」とか、「こんな料理に入れると、さらにビタミンCの効果が上がる」といった枝葉末節の情報を並べます。
 
最初はみかんの話だったのに、いつの間にかビタミンCの話にすり替えてしまうのです。
 
けれども、みかんはみかんであって、ビタミンCではありません。
みかんにビタミンCが含まれているだけのこと。
これは、先のタマネギや黒豆に関する話でも同じことです。
 
最近では、「かつお節などに含まれるヒスチジンというアミノ酸には、満腹中枢に刺激を与え、食べすぎを防止する効果がある」といった説まで登場しています。
次から次へと、いろいろな説が登場するものです。
 
かつお節には、うまみ成分のグルタミン酸が多く含まれています。
ちなみに、母乳にもグルタミン酸が非常に多く含まれており、それに加えて甘みが強いのが特徴です。
 
うまみ成分が多いかつお節を、料理に使ったり、みそ汁のだしに使ったりすれば、ごはんをおいしく食べられます。
温かいご飯にかつお節を細かく削ってふりかけ、醤油をちょっと垂らしただけでも、おいしいですよね。
むしろ、食が進んでしまうくらいです。
 
もし、この説が本当なら、かつお節でだしをとった魚介系のラーメンを毎日食べている人は、みんな食が進まなくなって痩せているはずです。
 
新聞によると、この説は、「ヒスチジンは脳内でヒスタミンに変化し、満腹中枢の一つであるヒスタミン・ニューロンを刺激して満腹感を与える効果があることが、人を対象とした栄養調査や動物実験で明らかになってきている」と説明されていました。
 
これも途中から、鰹節そのものの話ではなくなり、ヒスチジンという一つの成分の話にすり替わっています。
「一品健康食」のほとんどすべてが、一部の成分だけをとり出して論じるワンパターンのくりかえし、といっても過言ではありません。
 
 
● 1日1枚の板こんにゃくを食べると
ダイエット効果がある?
 
?答え? はい・・・・・・でも
こんにゃくの9割以上は水分で、あとはグルコマンナンという食物繊維です。
前に述べたように、食物繊維は腸内環境を整えて善玉菌が増えるのを助けます。
 
現代人の食事は、どうしても食物繊維が不足しがちですが、そのなかでこんにゃくは、手っ取り早く安上がりで食物繊維をとるにはいい食品といえます。
 
人によっては、こんにゃくを1日1枚食べることで不足していた食物繊維を補うことができ、それによって便通がよくなることもあるでしょう。
その結果として、体重が多少は減ったり、血糖値が下がったりしても、おかしくはありません。
 
ただし、食事全体のことを考えなければいけません。
たとえ夜は蒟蒻1枚しか食べないとしても、朝や昼にラーメンやハンバーガー、ケーキやスナック菓子のようなものを食べていたら、ダイエットになるはずはありません。
これは寒天も同じです。
 
最近では、ごはんだけでなくパンやパスタなどのカタカナ主食も食べず、こんにゃくや寒天しかとらずにダイエットをしている人もいるようです。
「エネルギー不足でも何でもいいから、とにかくやせたい」と思うのでしょう。
 
理屈からいえば、カロリーのあるものをほかにまったく食べず、365日、朝・昼・晩、こんにゃくばかり食べていれば、誰でも痩せます。
こんにゃくや寒天にはカロリーがほとんどないのですから、当たり前の話です。
 
けれども、たいていの人は、こうした極端なダイエットを続けることはできず、途中で甘いお菓子などを食べるようになります。
そのため「自分は意志が弱い」と考えがちですが、落ち込む必要はありません。
 
私たちのからだは、エネルギー不足になると、どこかでエネルギーを確保しようとするのです。
それが正常な反応なのです。
 
もし、本気でダイエットをしたいのなら、こんにゃくを食べる・食べないにかかわらず、油や砂糖を減らし、カタカナ主食をやめ、エネルギーをごはんからとるようにするのがいちばんです。
 
最低限のエネルギーを確保できないほどカロリーを減らすようなダイエットをやってしまうと、命にかかわるたいへんなことになってしまうことを覚えておきましょう。
 
 
● 乾燥させた生姜は、
生の生姜よりからだの奥まで温める?
 
?答え? はい
漢方では、ほとんどの場合、草根や木皮の類を乾燥させて使っていますから、これはありうる話です。
 
生の生姜と乾燥させた生姜を、同じ100gの重量で比べれば、乾燥させたほうが使われ生姜は何倍も多いので、生姜の有効成分もより多くなることになります。
 
ブームになった「生姜紅茶」には、乾燥させた生姜と紅茶の茶葉を混ぜてお湯を注ぐものや、紅茶の中にすりおろした生姜を入れるものがあるようです。
 
それで冷え性が改善した人がいても不思議ではありませんが、冷え性になるような生活や食事をしながら、それを生姜で治すという矛盾した生き方にこそ、問題があると思います。
 
大事なのは、これまでの食生活やライフスタイルを見直すことです。
「生姜紅茶さえ飲んでいれば大丈夫」という考え方では、冷え性の根本的な解決にはなりません。
 
 
● 高たんぱく・低脂肪の鶏肉で肉体改造できる?
 
?答え? はい・・・・・・でも
私たちのからだをつくり、エネルギー源になる栄養素には、たんぱく質、脂質、糖質があります。
糖質は主としてエネルギー源として使われますが、たんぱく質と脂質はエネルギー源になるとともに、血や肉をつくる材料にもなっています。
 
野球評論家のK氏が、現役時代に鶏のささみを中心とした料理を1日5回に分けてとり、「鋼鉄のからだ」をつくりあげたことは有名です。
けれども、こうした肉体改造の結果、故障しやすくなり、引退を早めたとも言われています。
 
私はK氏のデビューをよく覚えています。
細くて走れる選手で、パワーもありました。
途中から筋肉ムキムキマンになったのは、ウェートトレーニングと「鶏肉」によるものだったのでしょうか。
肉体改造してからは、バットに当たると、とんでもない飛距離のホームランを打ちましたが、ケガの連続でした。
 
K氏は「鶏の祟りにあう」と自分で言うほど大量の鶏肉を食べていたそうです。
牛や豚の肉に比べて、鶏肉は高たんぱく・低脂肪だから、という発想だったのでしょう。
ささみを中心にしたのも、鶏肉の中でも一番脂肪が少ないからだと思われます。
 
高たんぱく・低脂肪は、現在のスポーツ界の「迷信」のようで、一生懸命にプロテインを採っている選手もいます。
 
ところが、タンパク質はとりすぎた分が尿として排泄されるので、老廃物を濾過する腎臓に負担がかかります。
タンパク質の過剰摂取が続けば腎臓への負担も慢性化して、腎臓障害につながることさえあるのです。
 
腎臓の機能が低下して老廃物を濾過しきれなくなると、人工透析を受けることになり、患者さんは低たんぱくの食事をするよう、医師から厳しい指導を受けます。
症状の重い患者さんの場合、肉、卵、牛乳などの動物性タンパク質だけでなく、豆腐や納豆などの植物性たんぱく質まで禁止されることもあるのです。
 
それでは、ごはんを食べても満足感が得られません。
そこで病院によっては、フライなどの油物や甘いものはいくら食べてもいい、という極端な指導が行われることもあります。
こうした指導も問題だと私は思っているのですが、とにかく、それくらい低たんぱくの食事を徹底しなければならないのです。
 
たんぱく質は体にとっても必要な栄養素ですし、摂取すれば、ある程度は筋肉質のからだになると思いますが、とりすぎれば、からだへの負担も大きくなるのです。
 
もちろん、普通に肉や卵を食べている分には心配ありません。
よほどのことをしないかぎり、腎臓障害を引き起こすようなこともありません。
スポーツ選手の場合、早急に筋肉モリモリになろうとするのか、タンパク質の過剰摂取になる傾向があるのです。
 
野球人としてどう生きるか、私がとやかく言うことではありませんが、K氏のように大量の鶏肉を食べていたら、からだに異変も起きるでしょう。
それが引退を早めた理由だったとしても、鶏肉が悪いわけではなく、とり方があまりにも極端だったのです。
 
ある意味、K氏はスポーツ界の「迷信」を最も具体化した選手だった、ということもできるでしょう。
 
 
● 緑茶には、がん予防効果あり?
 
?答え? いいえ・・・・・・でも
「ためしてガッテン」で緑茶を取り上げ、「がん予防の効果が期待される」「悪玉コレステロール値改善・脱メタボ・腸内環境改善の効果が認められた」「認知症予防の効果も期待される」との説を展開していたことがあります。
 
「緑茶のがん予防効果については諸説があり、まだはっきりとはしていません」としながらも、「緑茶には、健康効果の高いカテキンがたっぷり含まれている。その緑茶を特産品として、人々が日ごろから緑茶をたくさん飲んでいる静岡県掛川市は、人口10万人以上の市町村の中で、がんによる死亡率が日本一低い」と強調されていました。
 
ここではっきりさせておきたいのは、罹患率と死亡率は違うということです。
 
「この地域は、がんの罹患率が日本一低い」と言うのなら、ライフスタイルや食生活に何か共通する点があるかもしれないと考えられなくもありません。
けれども、「この地域は、がんの死亡率が日本一低い」といった場合、まず考えられるのは医療の充実です。
「ためしてガッテン」の説では、罹患率の話と死亡率の話がないまぜになっています。
 
健康にまつわる話では、よく死亡率や長寿率が引き合いに出されます。
けれども、表面的な数値だけでは本当のことはわかりません。
たとえば最近、こんなことがありました。
 
ある新聞社から、「全国の自治体の中で長寿率が最も高いのは横浜市の青葉区です。横浜市には長寿につながる食事の特徴が何かあるのでしょうか」といった取材を受けました。
 
横浜といえば都会です。
青葉区は東京のベッドタウンでもあります。
どこかの山村なら「みそや山菜などの伝統食が残っているのかな?」と考えますが、横浜市青葉区となると、長寿の要因が食事とは思えません。
そこで私は、「青葉区の大きな病院と老人ホームの数を教えてください」と頼みました。
すぐに返事が来ました。
それを見て、「これは長寿率が高いわけだ」と納得がいきました。
 
青葉区には、老人ホームや老人病院など、高齢者を受け入れる施設がたくさんあるのです。
それらの施設に入っている人達の中には、他県から入所・入院した方もかなりいる筈ですから、「青葉区で生まれ育った人たちは長寿」とはいえなくなってしまいます。
 
このようなことは、数字だけでは絶対にわかりません。
死亡率や長寿率は、その程度のデータの過ぎないのです。
 
さて、緑茶のがんの関係ですが、これは第1章で述べた「みそ汁を1日3杯以上飲む人には乳がんが少ない」という話といっしょです。
 
ごく普通に考えて、緑茶をよく飲む人は和食中心です。
パンやパスタに緑茶という人は皆無とはいいませんが、極めて少数派でしょう。
たいがいはコーヒーか紅茶です。
ですから、「1日3回ご飯茶碗を手にもつ人は、がんで死ぬ率が低い」と言い換えたっていいわけです。
 
もう一つ大事なのは、お茶に含まれるのはカテキンだけではないということです。
番組ではカテキンのことを強調していましたが、お茶にはカフェインも含まれています。
カフェインだけを取り出せば、完全な有毒物質です。
カフェインは病院で強心剤、利尿剤、興奮剤として使われており、アメリカではカフェインの錠剤で自殺する人もいます。
 
日本の病院で食事で緑茶を出すところがないのも、眠れない、むくんでしまうなどの問題が起きることがあるからです。
 
病院で出されるのは番茶です。
「茶色」と言うのは、番茶の色からつけられました。
つまり、お茶とはもともと番茶のことです。
 
番茶なら、何杯飲もうと眠れなくなることはありません。
子どもも、番茶やほうじ茶なら飲みます。
子どもが緑茶や玉露を飲まないのは、カフェインの有毒性があるからです。
緑茶や玉露よりも濃い抹茶をいつも飲んでいる茶道の先生には、食道炎を起こしている人もかなりいます。
私の知り合いのお茶の先生も、逆流性食道炎になりました。
 
もちろん、「緑茶は毒だ」というつもりは毛頭ありません。
毒と薬は紙一重です。
緑茶はもともと薬として日本に伝わってきました。
そのため今でも、お茶を飲むことを「一服」といいます。
「毒」としてすっかり嫌われている煙草も、元来は薬として使われていたので「一服」と言うのです。
 
緑茶を飲むと精神的な疲れが取れることがありますから、番組で紹介された「悪玉コレステロール値改善・腸内環境改善の効果」や「認知症予防の効果」といった話も、可能性としてはありえます。
緑茶に含まれるカフェインが神経系に働いて、何らかのプラス効果をもたらしたと考えることもできるからです。
その一方で、マイナス効果が現れる人も、当然いるでしょう。
 
ちなみに、コーヒーとがんの関係を調べたデータも山のようにありますが、「コーヒーはがんの原因になる」「いや、予防になる」と諸説紛々です。
毒と薬は紙一重なのですから、これも当然の話です。
 
このことからも、すべての食品には、「食べたほうがよいとされる理由」と「食べないほうがよいとされる理由」が同居していることが、よくおわかりいただけると思います。
 
 
 
 

石川県認定
有機農産物小分け業者石川県認定番号 No.1001