おひたしが美味しい
胡麻和えや酢の物に
天ぷら炒めものもいい
うるい
(オオバギボウシ)
 
 
ウルイとは、オオバギボウシの若葉、山菜として賞味されています。
北海道、本州北部・中部の山地や丘陵・草原などの湿りけのあるところに自生している多年生草本でユリ科ギボウシ属、標準和名はオオバギボウシです。
葉の長さは20〜25cm。早春の息吹を伝えます。
 
ビタミン類・ミネラルの他に、ヌメリ成分の中に多糖類が多く含まれているのでリンパ球を増やして病気に対する抵抗力を高める効果があるとされます。
 
丈夫で株がふえやすく、栽培もされています。
最上地方では促成栽培で光を遮断することで、白さと柔らかさを強調したうるいを生産して、「雪うるい」のブランド名で出荷しています。
うるいの特徴であるぬめりも抑えられ、生でも食べられる新感覚野菜として注目を集めています。
 
名前の由来は、春先の若葉が丸まって立つように生え、葉の色がウリ類の皮に似ているので、瓜菜(うりな)が転化したと言われている。
 
採取の時期は4月下旬〜6月。渓沿いの斜面で採れます。
若芽の頃は葉は丸まっているので、茎の根元をナイフで切りとる。
 
● うるいの食べ方
葉柄の軟らかい部分を根もとから切り取り、ゆでたものを適当な長さに切り、カツオぶしやクルミ、マヨネーズ、カラシなどをのせたおひたし、あるいはゴマあえは、適度のヌルメキもあり最高です。
そのほか、みそ汁、山タケノコ、コンニャク、打ち豆、ニシンとの煮もの、酢のもの、てんぷら、油炒めと利用方法も多彩である。
 
ゆでて水にさらし、よく水気を切ります。
しょうがじょう油やマヨネーズであえて、サラダ感覚で楽しみます。
 
独特のぬめりが、みそ汁の実によく合います。
葉や茎を適当な大きさに切って、そのまま入れてください。
 
天ぷらの一品として、生のまま揚げてください。
食卓には、たらの芽やうどといった他の山菜と一緒にどうぞ。
 
■ うるいのおひたし
【作り方】
1、洗ってゴミを落とし、はかまが付いているものは取ります。
2、丸のまま塩を少し入れた熱湯でさっとゆでます。
3、ゆで上がったら冷水に取ります。良く絞っておきます。
4、食べやすい長さに切って器に盛り、鰹節をのせます。
4、だし割り醤油をかけて食べます。しょうゆだけでも大丈夫です。
* みそ汁の実も大変美味です。
ゆでたものを椀に入れてからみそ汁を注ぎます。
酢味噌・コマ味噌合いにしても美味しいです
上の葉っぱを別にして油揚げと煮物にしても美味しいです
 
■ うるいの浅漬け
【作り方】
1、うるいは生のまま3〜4cmくらいにカットする。
2、きつくない塩水を入れたボールかビニール袋を用意し、
その中に一晩程うるいを浸す。
3、翌朝には、さわやかな浅漬けが楽しめます。
 
■ うるいとキュウリの漬物
【作り方】
1、うるいをサッと湯がいて冷ます。
2、キュウリを斜め薄切りにしたものと赤とうがらしを混ぜ、それに塩を軽く振る。
3、1と2をビニール袋に入れて口を縛り、冷蔵庫の中で一晩置いて出来上がり。
 
■ うるいのサラダ
【作り方】
1、うるいは切ってザルに入れ、熱湯をかけたら素早く冷水に入れる。
2、ボールを用意し、うるい・オイルサーディン・サラミ・さらし玉ねぎを入れ、
3、ドレッシングを加えてざっくりと混ぜ合わせ出来上がり。
 
■ うるいの卵とじ
【作り方】
1、うるいの根元筋を取ってから、シャキッとした歯ごたえが残る程度に塩茹でし
5pの長さに切る。
2、さつま揚げを熱湯をかけて油抜きし、適当な大きさに切る。
3、だし4、醤油1、みりん1の割合で合わせた汁で1と2を煮る。
4、とき卵を回し入れて蓋をし、卵が半熟程度になったところで火を止める。
 
■ うるいのコンニャク和え
【作り方】
1、うるいとこんにゃくを醤油で味付けしながら炒める。
2、1にごま油を加えて、からめる程度でサッと炒める。
* こんにゃくの代わりに厚揚げやさつま揚げでも良い。
 
■ うるいとニシンの炊き合わせ
【作り方】
1、、うるい300gを4p程に切る。
2、身欠きニシン6本を熱湯で洗って4つに切り、熱湯で2〜3回茹でこぼす。
鍋に入れ、だしをひたひたに加えて柔らかく煮、
大さじで醤油・酒各3、みりん2、砂糖1を加え、とうがらし1本を切り入れて、
汁気が半分になるまで弱火で煮る。
3、2に1のうるいを入れ、汁気がなくなるまでさらにじっくりと煮る。

石川県認定
有機農産物小分け業者石川県認定番号 No.1001