帯津良一・幕内秀夫 著   三笠書房
「なぜ「粗食」が体にいいのか」  より その10
■この食べ方が「あなたの自然治癒力」をさらに高める!
帯津良一先生のお話
 
● 「西洋医学+中国医学」でガンを克服する!
 
食生活の講義の総論として、「ホリスティック医学における食事」というテーマでお話をしていこうと思います。
 
私が埼玉県の川越で病院を始めてもう20年がたちますが、ここではホリステックなアプローチによるガンの治療などを中心に医療を行っています。
 
当然、その中で食事という問題が非常に大きな領域を占めてくるわけですが、これが実は非常に難しいのです。
考え方としても、実際の運営の面でも難しい。
ここでは、そうした経験的なことをもとに話を進めます。
 
まず、私がそもそも今の病院を作った動機からお話しします。
私は、今の病院を作る以前、普通の病院で外科としてガンの治療に携わっていたんです。それで、中国医学を取り入れてみようという気になったわけです。
 
なぜ、中国医学に注目したのかというと、中国医学の考え方が西洋医学の弱点を補うのではないかと思ったからです。
 
西洋医学が体の中の部分をしっかり見る医学であるのに対して、中国医学は全体をぼんやり見る、というと語弊があるかもしれませんが、現実にはそうした面のある医学なんです。
体の一部分に注目するあまり、全体を見逃してしまう傾向が強い西洋医学の弱点を、全体に重点をおく中国医学が補うという形で、この二つを合わせる意味はあると考えたんです。
 
そこで、中国医学を入れるために、中国の現状を見に行ったんですが、結局、このときは、漢方薬、鍼灸、食事という面では十分に見ることができませんでした。
 
ただ、気功だけは非常にいい先生に会えたものですから、まず気功を病気の治療に入れようと考えて帰ってきたわけです。
 
帰国すると、早速当時勤めていた都立駒込病院で、自分の手術した患者さんに気功の指導を始めてみたんですが、まったく相手にされませんでした。
見事に無視されてしまったわけです。
 
その当時は、誰も中国医学に関心を持っていませんでしたから、高度先進医療というものに世の中全体が酔いしれていた時代でしたから、空振りもいいところでした。
 
ここであきらめてもよかったのですが、何とかこの方向の医療を進めていきたいと思い、結局、自分の好きな方向で治療できる組織を持ったほうがいいと考えて、郷里の埼玉県川越に病院をつくったわけです。
 
 
● なぜ「西洋医学だけ」でダメなのかーー
手術後はガンの再発を待つだけ
 
そのとき私が目指した方向をお話しするために、一般の病院で行われている医学について、私がもっとも問題だと感じた点についてお話します。
それは、ガンの手術後の患者さんに対するサポートが欠けていたことなんです。
 
患者さんは、手術が終わって退院すると、あとは2週間に1度とか、場合によっては1ヶ月に1度という期間に外来に来ます。
そのとき、医師はざっと体を見て、血液の検査をしたり、レントゲンをとったりして、ガンが再発するかどうかということをチェックするだけなんです。
 
要するに再発するのを、静かに待っているようなものなんです。
患者さんも待っているし、医師も待っているだけなんですね。
だから、手術後の生活の指導などはまったくありません。
患者さんが医師に食べもののことなど聞きませんし、たとえ聞かれた場合でも、医師は十分な返答ができないんです。
 
たとえば、「好きなものを食べなさい」という医師もいます。
ここには「大病したのだから」という意味と、「いつまた再発するかも知れないわけで、残された命は少ないから、好きなものを食べたらどうか」という意味とが、含まれているんだろうと思います。
 
また、少し考える医師の場合でも、「バランスよく食べてください」と答えるのがせいぜいなんですね。
ところが、では、何がバランスのいい食事なのかと問われても、誰も答えられない。
だから患者さんも、そこの点で仕方がないから引き下がってしまうんです。
 
まして、気功だとか、心の持ち方といった自分の自然治癒力を高めていくような方法というのは、まず話題にも上らないわけですね。
 
こうした西洋医療の問題点を、何とか改善しなければいけないと思っていたものですから、私がつくった病院では、食事のこと、漢方薬、鍼灸、気功ということなど、患者さんの自然治癒力を高める療法を導入したわけです。
 
その中で、漢方薬と鍼灸については、病院を開いた当初から、それぞれの専門家をおいて出発しました。
それから、気功については、中国の気功という意味での経験はなかったものの、私自身が柔術、呼吸法、太極拳などのいわゆる医療体術をやっていましたので、これをそのまま気功とみなしていいという自分の判断で、患者さんに指導を始めました。
 
 
● 「ガンになったら何を食べたらいいのか」
という問題
 
一番難しかったのは食事なんです。
食事を何とかしなけばいけないと思っていたんですが、何も手がかりがありませんでした。
 
たとえば、大学の医学部で、食事についての授業を受けた記憶がないんですね。
糖尿病のときや、コレステロールを高くしないための食事というのは、多少聞いたことがありましたが、ガンになったら何を食べたらいいのかなどということは、一切教わったことがありません。
 
だから、まったく自分の中に知識を蓄積していなかったわけです。
それで、ガンが治るという食事療法の本をほとんどすべて読んでみました。
ところが、読んでみると、それぞれの食事療法の創始者がしっかりした理念を持っているということだけはよくわかったんですが、どの本も非常に教条主義的で、「自分のやり方でなければいけない」という、かたくななところがあるんです。
 
それに、それぞれの本の間では、お互いに矛盾しているとことが多い。
たとえば、Aという先生とBという先生が、反対のことを言っていたりするわけです。
そうすると、「どちらかが間違っているか」「両方間違っているか」ということになります。
そのようにして間違っているものを消していくと、取り上げるものがなくなってしまったんです。
 
それに、患者さんは食事のことだけで入院してくるわけではありませんから、病院で出す食事には、どうしてもある程度、幅を持たせる必要があります。
だからかたくななやり方では困るわけです。
そこで、最初は、薬膳といいますか、中国の食養生の考え方でいくことにしました。
 
 
● 「熱がこもっていれば緑豆のお粥」
「体が弱っていればクコのお粥」がいい!
 
その当時、私の病院では、北京の中日友好医院の副院長だった李岩という先生をお呼びして、ガンの漢方薬についていろいろ勉強していたんです。
 
そこで、食事についてもこの先生に、いろいろ教えていただくことにしました。
そして、最初に考えたのが薬粥だったんです。
つまり、薬膳のお粥ですね。
薬粥は、中国の書物には何百種類も出てきますが、日本の病院でできて日本人の口に合うことなどの条件考えて、10種類ぐらいのお粥にメニューをしぼって始めたわけです。
 
このとき、食事というのは、誰にでも通用するというものではなく、やはり、患者さんの個性に合わせて考えなければいけないものだと感じたんです。
一人ひとりの状況に合わせて、何がいいか決まってくるわけですね。
それは薬膳についても顕著に現れているんです。
 
たとえば、ガンの患者さんだからといって必ずしも「虚症」といって免疫力が落ちて弱っている人ばかりではないわけです。
 
ガンの患者さんの中にも、「毒熱」といって、熱がこもっていてそれを覚ましてあげなければいけない人もいるわけですね。
 
それから「?血」といって、血液の循環が悪い人の場合、「?血」をとってあげなければいけないわけです。
だから、患者さんの状態によって、薬粥に入れるものが違ってくるわけです。
薬粥に緑豆粥というのがあります。
緑まめというのは熱をとるまめですから、弱っている人に食べさせるよりは、毒熱がこもっている人に食べさせたほうが効くわけですね。
 
ですから、「この人には毒熱だから緑豆粥だ」「この人は弱っているからクコのお粥だ」と分けて考えれば一番いいわけです。それが個性的な食事なんです。
 
けれども、病院ではそこまでできません。
極端なことを言えば、100人の患者さんに、100人分の違った食事を出すというのは、とても無理です。
 
だから、最初のころは日替わり定食のようなやり方で、緑豆の日は、弱っている人には我慢してもらい、その代わり、次の日にはクコが行くから、それで取り返してもらうというふうに、ある程度機械的にやらざるを得なかったわけです。
 
ただ、そうした食事を始めたころは、今よりも忙しくなかったし、患者さんも少なかったので、からりきめ細かくできたんです。
 
たとえば、朝7時半から食事が配られるんですが、私と総婦長が二人で、患者さんが食べているときに病室を全部回り、食事について意見を聞いて回ったわけですね。
それを次の日のメニューに活かしていたんです。
 
これは今思うと、われながらよくやっていたものだと思うんですが、だんだん忙しくなってくると、7時半ごろに病室を回れなくなってきたんです。
薬粥に関しても途中から手間をかけられなくなったものですから、もっと研究しなければいけないんですが、あるメニューでとどまっています。
 
 
● 「薬粥」「玄米際食」「野菜ジュース」というメニュー
 
また、薬粥のほかに、玄米菜食を出す場合もあります。
これは、患者さんの希望が多かったので始めたのですが、始めるに当って少し悩みました。
患者さんの間には、玄米菜食に対する信仰みたいなものがあるのですが、なぜ玄米菜食がよいのか考えてみてもよくわからなかったんですね。
 
わからないものをやるというのは少し気が引けていたんですが、患者さんの希望が強かったものですから、薬粥に遅れて玄米菜食を始めたわけです。
 
これについては、今は、幕内さんのしっかりとした考えに基づいてやっています。
今でも熱心に続けていますし、患者さんの間でもかなり人気があります。
私の病院の食事は、患者さんの選択ですから、白米がいいと患者さんがいえば白米を出すようにしているんですが、ガンの患者さんの9割くらいが玄米菜食を希望します。
 
このほかに、病院の食事に関する出来事としては、患者さんの間に一時期、ゲルソン療法に人気が出たことがありました。
ゲルソン療法をやらせてくれという患者さんの希望が増えたんですが、私のほうではゲルソン療法をやるだけの十分な準備はとてもできなかったんです。
 
それで、ジューサーとお勝手道具だけをそろえて、患者さんやその家族が自主的にやるのに任せていた時期がありました。
皆さん一生懸命、いい野菜を買いはしに行って、ジュースを作って飲んでいたんですが、少なくとも私の病院では少し人気が下火になったんでしょうね。今では誰もやらなくなりました。
こうした食事療法の難しさをいろいろ経験した上で、現在、漢方のお粥と玄米菜食を病院の基本的な食事として出しているわけです。
 
次に、9種の漢方薬メニューを紹介しますので、参考にしてください。
 
 
◆ 自然治癒力を高める「漢方のお粥」レシピ @
枸杞子粥(くこしかゆ)
【効能】
先天性虚弱、栄養不良、性生活の不摂生、老化などによる腎機能の低下を正常に戻す作用があり、滋養強壮の効果がある。
 
【このような症状の方に】
・心臓が虚弱で、動悸などを起こしやすい方。
・精力減退気味の方。
・インポテンツの方(治療補助)。
・慢性角膜炎などで、視力減退傾向の方。
 
【作り方・4人分】
材料・・・・米140g、枸杞子20g、水1.4?、塩4g
手順・・・・枸杞子を一晩水につける。
枸杞しは米と一緒にはじめから入れる。
強火→弱火30分、塩を加え、さらに15分にて火を止める。
 
●枸杞子――ナス科のクコの実で、『新農木草経』では、一番ランクが上の「上薬」の部に入れられ、人の命を養う大切な薬とされている。
長い間食べていると、段々からだの動きが軽くなって年をとっても老いさらばえることがないとかかれている。
滋養強壮の働きがあり、腎虚に用いるほか、慢性の肝炎、目のかすむ症状によいとされている。
 
 
◆ 自然治癒力を高める「漢方のお粥」レシピ A
山薬粥(さんやくかゆ)
【効能】
山薬は、消化器系および呼吸器系の機能を活発にするとともに、強壮作用があり、下痢、咳、遺精、頻尿、糖尿病などを癒す、したがって料理全体としては、呼吸器系、消化器系、そして腎の機能低下を回復させ、水液代謝障害にまつわる諸症状を改善する。
 
【このような症状の方に】
・下痢気味の方。
・先天性虚弱や病後の体力低下などで、咳や痰が出る方。
・白帯下で悩む方。
 
【作り方・4人分】
材料・・・・米120g、山イモ40g、蓮根40g、水1.4?、塩4g
手順・・・・レンコンは米と一緒にはじめから入れる。
強火→弱火30分、山芋を入れる、その後10分で塩を入れる。
 
●山薬――山イモのことで、『新農木草経』でも、体が衰えたものの元気を補い、体力を増すとし、滋養の働きがある。
腎虚、下痢、咳、糖尿病による体力の衰えなどに効果がある。
 
 
◆ 自然治癒力を高める「漢方のお粥」レシピ B
小豆粥(あずきかゆ)
【効能】
利尿、解毒、消炎の作用があるので、腎臓病、糖尿病、心臓病、肥満に効く。。
 
【このような症状の方に】
・慢性胃炎でお悩みの方。
・体がだるい、頭痛、目まい、耳鳴りなどがする、腰が痛むといった症状のある方。
・皮膚の化膿症でお悩みの方。
 
【作り方・4人分】
材料・・・・米120g、小豆60g、水1.4?、塩4g
手順・・・・小豆はあらかじめ、赤飯のささげぐらいに軟らかくしておく。
強火→弱火30分、塩を加え、さらに15分にて火を止める。
 
 
◆ 自然治癒力を高める「漢方のお粥」レシピ C
百合根粥(ゆりねかゆ)
【効能】
精神を安定させる。
気管支などに潤いを与えて、咳を鎮める。
消化器系の機能を高める作用がある。
 
【このような症状の方に】
・精神が不安定で驚きやすい方、悲しみやすい方。
・咳がひどく、胸がむかつくなどの症状のある方。
・乾咳があり、痰に血が混じるという方。
 
【作り方・4人分】
材料・・・・米145g、百合根60g、水1.4?、塩4g
手順・・・・強火→弱火30分したら百合根をいれる。
その後10分したら塩を入れる。
 
 
◆ 自然治癒力を高める「漢方のお粥」レシピ D
八宝粥(はっぽうかゆ)
【効能】
赤小豆はアズキのことで、利尿、解毒、消炎作用があるので、腎臓病、糖尿病、心臓病、肥満に効く。
緑豆はブンドウとも呼ばれ、解熱と利尿作用がある。
飯豆はササゲのことで消化を助ける作用があるので、内臓の衰えを回復させる。
黄豆はダイズのことで高血圧、動脈硬化、肥満などの予防薬。
偏豆はサヤインゲンのことで消化を助け利尿作用があるので、慢性の下痢によい。
菜豆はインゲンのことで熱を冷まし、鎮痛作用がある。
 
【このような症状の方に】
・食欲不振、吐き気、下痢といった症状にある人。
・夏バテにより、頭痛、口の乾き、イライラ、頭痛のある方。
・排尿過少などでお悩みの方。
・胃腸が弱くてお悩みの方。
 
【作り方・4人分】
材料・・・・米145g、赤小豆12g、緑豆34g、飯豆6g、黄豆3g、菜豆4g、偏豆12g
蓮根2g、山イモ24g、水1.8?、塩6g
手順・・・・赤小豆、飯豆、黄豆、菜豆、偏豆は、あらかじめ一度沸騰させ、ある程度軟らかくしておく(菜豆は特に固いので沸騰後の煮汁に浸しておく)。
米と一緒に、緑豆、蓮根、山イモ、軟らかくしておいた豆類を入れ、強火にかけ、ふき上がったら弱火30分で塩を加え、さらに15分煮て火を止める。。
 
 
◆ 自然治癒力を高める「漢方のお粥」レシピ E
緑豆粥(りょくずかゆ)
【効能】
熱を下げ、発熱に伴う炎症を鎮めると同時に、水液代謝を活発にして、余分な水分を除く働きがある。
したがって料理全体としては、夏季の暑気払いや、皮膚病の予防治療に効果がある。
 
【このような症状の方に】
・皮膚病での腫れ、化膿などの症状のある方。
・各種の毒当たりを防止したい方。
・暑気払いしたい方
・排尿困難、排尿過少の方。
・体にむくみのある方。
 
【作り方・4人分】
材料・・・・米120g、緑豆60g、飯豆6g、水1.6?、塩4g
手順・・・・緑豆は米と一緒に最初から入れる。
強火→弱火30分、塩を加え、さらに15分煮て火を止める。。
 
●緑豆――タンパク質、脂肪、炭水化物、カルシウム、リン、鉄、カロチン、ビタミンB1、B2、ニコチン酸などを含む。
 
 
◆ 自然治癒力を高める「漢方のお粥」レシピ F
はと麦粥
【効能】
はと麦は、排尿、排膿を促し、体内によどむ不要な水分を除くことで、身体が湿状態に置かれて生じた熱を下げる。
また、消化器系の機能を高め、下痢などを癒す。
したがってこの粥は、体内の水液代謝を促進し、水液のうっ滞にかかる諸症状を改善する働きがある。。
 
【このような症状の方に】
・リューマチなどで、関節がひどく痛む方。
・肺膿瘍などで、黄緑色の痰が出るといった症状の方。
・体にむくみのある方、特に肝機能障害や薬物によるむくみに大きな効果を発揮する。
・尿路結石のある方(治療補助)。
 
【作り方・4人分】
材料・・・・米100g、はと麦60g、水1.6?、塩4g
手順・・・・はとむぎは一晩水につける。米と一緒にはじめから入れる。
強火→弱火30分、塩を加え、さらに15分煮て火を止める。。
 
●はと麦――利尿作用と胃腸によい働きがある上に、抗ガン作用もある。
むくみとか、胃腸の病気によいとされ、乳ガン、肺ガン、大腸ガン、子宮ガンなどに効くとされている脂肪油、ビタミンB1、アミノ酸などを多量に含む。
 
 
◆ 自然治癒力を高める「漢方のお粥」レシピ G
木耳粥(きくらげがゆ)
【効能】
桑の樹にできた木耳は薬効が優れている。
肺を滋潤し、咳を止める作用があり、体質強化にもよい、また痔や女性の不正子宮出血の治療に用いる。
止血を目的とする場合は、木耳をあぶって粉末にして服用(10以上)するとよい。
 
【このような症状の方に】
・虚弱体質で、咳、痰のある方。
・食欲不振、消化不良の方。
・血便、痔の方。
・不正子宮出血のある方。
・身体の弱い中高年の方。
 
【作り方・4人分】
材料・・・・米120g、木耳12g、水1.6?、塩4g、千切りショウガ8g
手順・・・・木耳は千切り。米といっしょにはじめから入れる
強火→弱火30分、塩を加え、さらに15分煮て火を止める間際に千切りショウガを加える。
 
 
◆ 自然治癒力を高める「漢方のお粥」レシピ H
蓮根粥(れんこんがゆ)
【効能】
蓮根は、胃腸の消化吸収機能を強化して、下痢などを抑える。
熱を冷まし、口の渇きを癒すといった効果がある。
また血液循環を円滑にすることで、精神を安定させ、アルコールなどによる中毒症状を改善する働きもある。
 
【このような症状の方に】
・食欲不振、下痢といった症状のある虚弱体質の方。
・発熱後ののどの渇きのある方。
・不安・イライラなどのある方。
・アルコール中毒の方。
 
【作り方・4人分】
材料・・・・米120g、蓮根60g、水1.6?、塩4g、
手順・・・・蓮根は、米といっしょにはじめから入れる
強火→弱火30分、塩を加え、さらに15分煮て火を止める。
 
 
 

石川県認定
有機農産物小分け業者石川県認定番号 No.1001