サラダに、おひたしに、和えものに
桜の木に囲まれた百済来川の源泉
熊本の名水百選「桜のしずく」
を利用した自然栽培
 
熊本・八代 清流保護会
松井賢護さんの
清流クレソン

 
 
 
 名水の自然水「さくらの雫」で育った
安心で美しく見事なクレソンです
サラダやおひたしでたっぷりどうぞ
 
熊本県八代市の百済来川、桜の木に囲まれた自然水。
「さくらの雫」と呼ばれる自然水は、「球磨川」沿いにさかのぼり、さらに支流「百済来川」沿いに県道60号線を登った、芦北町と坂本町の境目付近にある百済来地区にあります。
「さくらの雫」の命名の由来は、地域活性化のために県道沿いに数100本の桜の木を植えていて、将来は「桜と水の名勝地」にしたいとの思いから名づけられたそうです。
 
クレソンは、水の良しあしがそのまま味にでるデリケートな作物です。
清流保護会の松井賢護さんが、名水「さくらの雫」の清流で、自然水のみで栽培。
もちろん、肥料や農薬等はいっさい使用していません。
 
シャキシャキとした歯触り、独特のさわやかな辛みと清流の香り。
葉の部分はもちろん、クキの部分もしっかりとした歯ごたえと深い味わいでとても美味しいです。
 

 

 
 クレソンの栄養・効能
 
クレソンは、ヨーロッパ原産の水生植物で、ミズカラシ、オランダガラシともいいます。
わが国には明治時代初めに西洋野菜として入ってきました。
 
ピリッとした辛みがありますが、これはワサビなどと同じ「シニグリン」という成分によるものです。
この成分は食欲増進、胃もたれ解消効果があります。
シングリンは、肉の脂肪消化を高める働きをするので、おもにステーキやローストビーフなどの肉料理の付け合わせに用いられるのも、理にかなっているといえるのです。
 
また、カロテン、ビタミンC、カルシウム鉄分豊富血液をきれいにしたり、強壮効果があります。
貧血症の人や、肉食にかたよりがちな人は意識して食べるようにするといいでしょう。
 
ニコチンの毒を消す強力解毒作用があるともいわれるので、ヘビースモーカーの人にもおすすめです。
 
一般的には生のまま、サラダなどに用いて食べますが、さっとゆでて和えものにしてもおいしく食べられます。
生のまま食べるときは、太くてかたい茎の部分は除いて調理するのがポイントです。また、茎ごとざく切りして、ゴマ油で炒めても美味しいです。
 
■ クレソンの効果・効能
クレソンには、カルシウム、美肌効果のあるβカロテンなどが豊富に含有されており、この含有量は緑黄色野菜の中でもトップクラスです。
このほか、ビタミンCやミネラル分なども豊富ですので特に肉食が多い人はつけ合わせにはクレソンを利用するようにしましょう。
また、クレソンは生命力が強いので、自宅でもコップに水を張って窓辺においておけば簡単に栽培する事が可能です。
 
 
● クレソンを美味しく
 
■ クレソン料理・レシピのポイント
クレソンは冷水に茎の部分を漬け込み鮮度を保っておきます。
茹でる場合には、茎は固いので先に茹でましょう。
ただし、茹でてしまうとクレソンに含有されるビタミンCが流れ出してしまいますので、できれば生のまま食べる事をオススメします。
 
 
■ クレソンのさっぱりサラダ
?材 料?(2人分)
クレソン・・・200g  オリーブ油・・大さじ2  パウダーチーズ・・・小さじ1
レモン・・・1/2個  塩・・・少々
?作り方?
@ クレソンを冷水につけてパリッとさせます。
A パリっとさせたら水気をふき取り半分にカットします。
B ボールの中でオリーブオイル・チーズとさっくり和えます。
C レモン汁をかけ混ぜます。
D 味見をして足りなかったら塩を少しプラスします。
 
 
■ クレソンのわさび和え
?材 料?(2人分)
クレソン・・・150g  おろしわさび・・・少々
(A) みりん・・・小さじ1/2  しょうゆ・・・小さじ2  だし汁・・・小さじ2
?作り方?
@ ボウルに(A)を合わせる。
A 鍋にたっぷりの熱湯をわかし、クレソンをくきの方から入れ、葉の方も入れたらすぐに冷水にとる。
水気をぎゅっとしぼり、(1)の半量であえ、かるくしぼる。
B 器に盛りつけ、残りの(1)をかけ、わさびを添える
 
 
■ クレソンのおひたし
?材 料?(2人分)
クレソン・・・100g  しょうゆ・・・適宜  ちりめんじゃこ・・・適宜
?作り方?
@ クレソンは軸と葉先に分ける。
塩少々を入れたたっぷりの熱湯で、軸を先に入れさっとゆでる。
A ゆで上がったクレソンを水に放し、アクを抜く。
水気を絞り、しょうゆにひたす。
B 多めの油にじゃこを入れ、カリカリになるまで炒め揚げする。
これをクレソンにかけていただく。
 
 
■ クレソンとにんじんの天ぷら
?材 料?(1人分)
クレソン・・・50g  にんじん・・・10g  小麦粉・・・10g  鶏卵・・・5g
冷水・・・適宜  揚げ油・・・7g  酢だち・・・1/2個  抹茶塩・・・少々
?作り方?
@ クレソンは洗って、食べやすい大きさに切っておく。
A 人参はせん切りにする。
B 冷水に鶏卵を混ぜ合わせ、ふるった小麦粉をさっくり合わせて、天ぷらの衣を作る。
C クレソンと人参に天ぷらの衣をつけ180℃の揚げ油でカラっと揚げる。
D すだちと抹茶塩でいただく。
 
 
■ クレソンと卵の炒め物
?材 料?(4人分)
卵・・・5個  クレソン・・・100g  塩・・・小さじ1/3  こしょう・・・少々
酒・・・大さじ1  しょうゆ・・・大さじ1  サラダ油・・・大さじ3
?作り方?
@ クレソンは3cm長さに切ります。
A 卵はボウルに割りほぐし、塩、こしょう、酒を加えてよく混ぜておきます。
B クレソンを卵のボウルに入れてまぶすように混ぜ合わせます。
C 炒め鍋にサラダ油を熱し、中火にして(1)を流し入れます。
ゆっくり固まらせながらかき混ぜます。
D 中まで火が通ったらしょう油を回し入れて香りをつけ、器に盛ります。
 
 
 
■ クレソンの話
クレソン「オランダガラシ(和蘭芥子)」は水中または湿地に生育するアブラナ科の多年草で、ミズガラシ(水芥子)ともいいます。
ヨーロッパから中央アジアのかけてが原産です。
 
日本には明治の初めに在留外国人用の野菜として導入されたのが最初とされ、外国人宣教師が伝道の際に日本各地に持って歩いた事で広く分布するに至ったと言われています。
 
日本で最初に野生化したのは、東京上野のレストラン精養軒で料理に使われたもので、茎の断片が汚水と共に不忍池に流入し根付いたと伝えられています。
 
現在では各地に自生し、比較的山間の河川の中流域にまで分布を伸ばしており、ごく普通に見ることができるようになりました。
繁殖力はきわめて旺盛で、切った茎は水に入れておけば容易に発根するうえ、生長がとても速いのが特徴です。
 
葉は奇数羽状複葉、5月頃、茎の先に白い小花を咲かせ、その後細いさや状の種子をつけます。
ほかのアブラナ科植物と同じく、辛味(カラシ油配糖体)のシニグリンというワサビやダイコンなどと同じ抗菌性の物質が含まれ、食欲増進効果もあります。
 
香味野菜としてサラダまたは茹でて若い茎と葉が肉料理の付け合せになど用いられ、お浸し(芥子醤油など)、ごま和え、天婦羅、漬物、味噌汁の具、鍋物などにも利用できます。
最近はスプラウト(種子から出たばかりの芽)としても利用されています。
霜にあたったクレソンは、葉が赤黒くなりますが味は甘みが増します。
 
ピリッとした辛みと独特な香りが特徴のクレソン。
当初は洋食レストランの付け合わせ野菜というイメージが強い野菜でしたが、最近ではスーパーの店頭などでも登場。
食卓でもおなじみになり、サラダや炒め物、和え物など、さまざまな料理に利用されるようになりました。
 
クレソンは、水辺を好む植物、繁殖力が旺盛。
もともとは春先の野菜でしたが、日本各地で栽培されることで、ほぼ通年手に入るようになりました。
水辺で育つ野菜なので、しおれてしまった場合は、冷水に茎をつければ、シャキッとします。
 
クレソンは、β-カロテンのほか、カルシウム、カリウム、鉄、ビタミンCなどが豊富です。
また、注目したいのが、独特の辛みをつくり出すシニグリンという成分で、肉料理の付け合わせによく使われるのは、彩りのためだけではなく、その爽やかな辛みが肉料理の脂っこさをやわらげてくれるからなのです。
 
選び方としては、葉が濃い緑色でツヤがあるものが良質です。
また、葉がしっかりと太く、節の間隔が狭いものを選びましょう。
クレソンの香りは栄養分の表れでもあるので、香りの強いものがおすすめです。
 
クレソンの保存方法は、水辺育ちのクレソンは水を好むので、コップに水を入れて茎をさし、ビニール袋をかぶせて冷蔵庫で保存しましょう。
水はこまめに取り換え、葉についた水分は拭き取ることが鮮度を保つポイントです。
時間が経つと香りが失われるので、早めに食べきるようにしましょう。
 
クレソンは、誰でもプランターを利用して簡単に育てることが出来ます。
・ 水耕栽培や腰水栽培をしなくても、湿った畑で簡単に良く育ちます。
・ 一年中収穫することが出来ます。
・ 成長が早いので摘み取り収穫すると新芽が良く出てきます。
・ 日当たりが多少良くなくても育てられます。
・ ベランダなどでプランターを利用できます。
・ 病害虫に強いので無農薬で育てられます。
 

石川県認定
有機農産物小分け業者石川県認定番号 No.1001