■ 梅雨時の食べ物と健康 ■ 梅雨時の食べ物 夏には夏の旬野菜があります。 『旬産旬消』 その時期に合った食べ物が、その時期の体に一番いい。 夏には、緑豆、なす、オクラ、キュウリ、トマト、茄子、枝豆、南瓜、ピーマン、シシトウ、みょうが、スイカ、メロン、夏みかん、桃等の旬の食物を摂ることが大切で、これらの涼性食品を食べることで、皮膚が涼しく感じ、吹き出物が少なくなるので、暑気払いに食べると良いでしょう。 肉類などの温性食品を食べ過ぎると出血や吹き出物が出やすくなりますので、お肌が気になる人は特に気を付けて下さい。 今では年中どの食材も手に入ってしまうので見失いがちですが、ご自身で積極的に旬の食材を摂るように心がけると
自ずとからだの調子も整ってくることでしょう。 ■ 梅雨時の体調管理には ● 冷えと水毒を起こさないために 梅雨時は湿気の害を一番受けやすいといいます。わたしたちの体重の3分の2は水分です。 水分は体内をくまなく循環し、たえず中入れ替わっています。 私たちは、飲み物や食べ物として水分を取り入れ、その排泄は、呼気や大小便として、また、全身の皮膚から排泄しています。 皮膚や粘膜からは、1日に約1リットルの蒸発しています。汗による水の排泄は大きく、仕事や運動、入浴、気温上昇で、汗は流れ出ます。 この汗の量は、夏期ですと、座った仕事をしている人で1日に1.5〜2リットル。筋肉労働をしている人では、3リットル以上になるといいます。 こうした皮膚からの排泄には、大切な生理的な役割があり、 @
体内の不要物を、水分とともに排泄すること。 A
蒸発や発汗によって体温が上がりすぎないように熱を発散することです。 しかし、じめじめした梅雨時には、空気が湿っていたり、風通しが悪いと皮膚からの排泄作用が十分に行われず、水毒症状となり、体調は狂い、持病が出てきたり、諸症状がひどくなったりします。 * 冷えと水毒を起こさないためにポイント @ 汗とり しかし、これを十分に処理できず、体内に長ぐ溜めると、やがて水毒となります。 仕事や運動、お風呂、サウナで汗を絞り出しましょう。 ことに、長時間冷房の中で過ごす人には汗取りは必要です。 * 冷えと水毒を起こさないためにポイント A 自然の暮らし 家庭も職場も車も冷房が付き、汗をかかず、一見、快適生活なようですが、 それは自然から離れた不自然な生活だということを自覚することが必要です。 冷房の中での冷たい飲み物や食べ物は、体のためには決して良くありません。 冷房の効き過ぎは体を侵し、戸外の暑さに対応できない体にしてしまいます。 * 冷えと水毒を起こさないためにポイント B 適度な運動 気や血のめぐりを良くするために、適度な運動をして軽く汗を流すこと。 体がだるい、頭が痛い、肩や首が凝って痛い、足腰がだるい、お腹の調子が悪いなどの体の痛みが楽になり、気持ちをスッキリさせることができます。 * 冷えと水毒を起こさないためにポイント C 冷えが気になる方は 体の冷えが湿気を滞らせることにもなるので、冷えが気になる方は冷たいものばかり食べず。料理を温かくして食べることも大切です。 * 冷えと水毒を起こさないためにポイント D 冷やし過ぎに注意 暑いからといって、寝ている間の冷房のあたり過ぎには要注意。 ましてや、ノースリーブやパンツ一丁というのでは危険です。 * 冷えと水毒を起こさないためにポイント E 食事による養生 生もの、水もの、冷たいものそして脂っこいものを食べ過ぎないこと。 カレーに含まれるハーブ類は芳香健胃作用があって、胃腸の働きも良くなるし、辛味で軽く汗をかくと体内が軽くなります。 ■ 食中毒対策 ●食中毒予防の三原則は、細菌を「付けない、増やさない、退治する」。 (1)付けない 買った肉や魚はポリ袋に入れ、卵は専用ケースに。 まな板は肉・魚用と野菜用を分けて使いましょう。
(2)増やさない 細菌は水分、温度、栄養の条件がそろうと増えていきます。 肉や魚、冷凍食品などは最後に買い、 ショッピングバッグの中央に入れると温度が上がりにくいようです。 調理はすばやく行い、すぐに食べないなら冷蔵庫に入れましょう。 (3)退治する 食中毒の2割くらいは加熱不足が原因なので、 小さく切る、薄く切る、切り目を入れるなど工夫しましょう。 ● 梅雨から夏のキッチンの衛生管理 気温・湿度が共に上昇する梅雨から真夏にかけてが、 「食中毒」が最も発生する時期です。 食中毒にかかると、激しい腹痛・吐き気・嘔吐・下痢・発熱といった症状が出ます。 夏バテ気味で抵抗力が弱くなっていたり、・乳幼児・高齢者などは特に注意。 食中毒の原因である細菌は、キッチンに多く潜んでいます。
そこには細菌の繁殖に最も適した温度と湿度があり、 細菌が好む栄養源がいっぱいあるからです。 冷蔵庫の棚や扉、そして、食品そのもの、さらには、わたしたちの手そのものにも。
どんなに清潔を心がけていても、ぜったいに細菌がいないとは言い切れません。 しかし常にキッチンの清潔に心掛け、維持することで、食中毒防止は可能です。 * まず、しっかり手を洗いましょう 当たり前のことですが、料理を始める前には、必ず指先から手首まで、手全体を石鹸を使って洗います。そして流水ですすぎをしっかりととやり、きれいなタオルで手をふきます。 肉・魚などの生ものや卵を触った後も、その都度手洗いを実行して下さい。 * キッチン用具は、よく洗浄し、除菌を 包丁やまな板は食材が変わる度に、「すぐに」・「すばやく」・「しっかり」洗ってから次の調理に使います。 包丁は柄の部分も忘れずに洗ってください。 包丁・まな板・布巾など、食べ物に直接触れるキッチンツールやスポンジは、使用後、熱湯で消毒したり、漂白剤に浸してしっかり除菌しましょう。 * 肉・魚介・卵などは、十分に加熱する 肉・魚介・卵などは十分に加熱して、中までしっかりと火を通すようにしましょう。 ハンバーグやメンチカツなど中心部まで火が通りにくい挽肉料理は要注意です。
また冷凍食品は加熱時間をしっかり守り、半生状態は絶対に避けましょう。
* 残った料理は、必ず冷蔵庫で保管する 食べ残った料理や食品は、室温に置いたままにしたり、放置しておかないこと。 清潔な容器に入れて、蓋をして、冷蔵庫または冷凍庫で保存しましょう。 ● 気をつけたい食品 魚介類 刺身など新鮮なものは洗う必要がありませんが、 切り身など加熱調理するものは流水で洗いましょう。
肉類 基本的に肉は加熱調理するので、洗う必要はありません。
卵 卵料理は完全に火を通すこと。 生で食べる場合は、新鮮なことや殻にひびが入っていないかを確認しましょう。
野菜 キャベツや玉ねぎ、きのこ類以外は、流水で洗います。
豆腐 パック売りのものはサッと水洗いし、 水に浸して売られているものは熱湯で湯通ししておきます。 ●調味料や香辛料、薬味野菜には静菌効果があります。 酢と梅干 米1合に小さじ1の酢を加えると、傷みにくくなるので、お弁当のごはんにおすすめです。 梅干をお弁当に入れる時は、日の丸弁当よりも、刻んで混ぜるとよいでしょう。
香辛料や薬味野菜 カレー粉やしょうが汁、わさびを下味に。 |
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