食欲増進・疲労回復
血液サラサラ・夏バテ防止に
家族みんなが、一年中楽しめる
梅酒を作ろう!
■ 梅酒の素晴しい効能
● 食欲増進
梅酒の酸味が唾液や胃液の消化液を分泌を促進し、食欲増進に役立ちます。
食欲がない時などお食事前に飲めば、おいしく食事がいただけます。
● 酸っぱさが、疲労回復、夏バテ解消、元気の源
梅と言えば、独特の酸っぱさが特長。
クエン酸、りんご酸、酒石酸、コハク酸などが含まれているためで、それらが多くの薬効をもたらすといわれています。
梅にたっぷり含まれているクエン酸が、疲労の元となる乳酸を分解してくれます。
さらに余分な脂肪を燃焼させてエネルギーにし、カラダに活力を与えてくれます。
● 食中毒予防にも
梅酒の酸は静菌作用が強く、食中毒予防にも効果があります。
● 整腸作用
梅酒に含まれる有機酸が、胃や腸の運動を活発にします。
● 老化防止
梅酒の酸で唾液腺からバロチンというホルモンの分泌が促進され、細胞代謝が促進され、老化防止に役立つといわれます。
● カルシウム補給
梅酒のクエン酸には、またカルシウムの吸収を促進する効果が確認されています。
● クエン酸で血液サラサラに
梅酒は「血液をサラサラにする」としても、注目されています。
これもクエン酸の働きです。
クエン酸をとると、栄養素を分解するクエン酸サイクルが順調になり、脂肪などを円滑に使うことができ、中性脂肪の低下にもつながり、血流が改善されるのです。
● 本格焼酎で作れば、血液サラサラ効果がアップする。
梅酒と言えば、通常はホワイトリカーで漬け込む方も多いですが、
最近、本格焼酎にも血栓をとかす酵素「プラスミノーゲンアクチベータ」を活性化する働きがあることがわかってきました。
血液サラサラ効果も狙うなら、本格焼酎で仕込むことをおすすめします。
◆夏は血液ドロドロになりやすい
人間は、気温が高くなると、汗をかいて体温調節を行います。
この時、湿度が高いと汗の蒸発が妨げられ、熱が体内にこもり疲れやすくなります。
日本の夏は高温、多湿なので、夏ばてしやすいわけです。
汗をかいて体温を下げるために、皮膚表面の血管を広げ多くの血液を流すので、夏場はいつもより2〜3割多く血液が皮膚の周辺に集まってきます。
汗をかくためには、多くのエネルギーを必要とし、心臓もめいっぱい働き疲れやすくなるのです。
また胃腸や筋肉への血液循環が不足して、食欲不振も起こります。
そして汗をかいて水分が奪われ血液濃度が濃くなっている上に、疲労物質である「乳酸」が増えて血液がドロドロになりがちです。
さらに現代の生活では、クーラーの効いた室内と、高い湿度や気温の室外との急激な変化についていけず、いわゆる「冷房病」になりやすく、ますます夏ばてがひどくなるという悪循環に陥ってしまうのです。
梅酒は、食欲を増進し、疲労を回復し、血液をサラサラにし、夏バテを解消する、優れたドリンクです。
■ おいしい梅酒の作り方
1、梅酒に使われる梅には、南紅梅のほか、古城、白加賀のほか、各地でいろいろな品種がありますが、果肉が厚く種の小さい南紅梅が最高級とされます。
一般に青梅が良いとされますが、黄色く色づき熟した梅を使用しても独特の香りが得られます。
* 梅の選び方
イ、梅酒には大粒の梅がおすすめです。
ロ、シワがなく、ツヤがあって、みずみずしい梅を。
ハ、キズの無い梅を選ぶこと。
2、殺菌した清潔なフタ付の密閉できる容器と、青梅1kgに対し、氷砂糖500g、本格焼酎1800mlをご用意下さい。
3、青梅の実の茎を竹串などで取り除き、傷のある実があれば除きます。
4、青梅を傷をつけないようによく水洗いし、念入りに拭いて水分を取り、1時間ほど天日で干します。
(長時間は禁物)(時々ひっくり返して全体に乾燥させます)。
しっかり水分を乾かすことは大切なポイントです。
5、容器に、梅と砂糖を交互に詰め、梅が浮いてこないよう最後は砂糖を一番上になるようにします。
これに本格焼酎1800mlをゆっくりを注いで密栓し、冷暗所で保存します。
(*) このとき焼酎を入れずに保存すると、糖分が梅のエキスをじわじわと引き出し梅ジュースになります。
お子さんにもオススメの夏ばてに効果のあるノンアルコールドリンクです。
(*) 砂糖は、白砂糖、グラニュー糖、黒糖、蜂蜜などを使う方もいますが、ゆっくり溶解する氷砂糖がおすすめです。
砂糖が先に溶けてしまった溶液には、梅の成分が十分に放出されないからだといいます。
6、3ヶ月ほどすると梅のエキスが出て、あっさりとした味わいが楽しめます。氷水などで割っていただきましょう。
*じっくり時間をかけて寝かせれば、より熟成されて、芳醇な梅酒ができます。
みんな揃って、元気ハツラツ
美味しくってさっぱり! 子供も喜ぶ
青梅と砂糖だけで作る
「梅シロップ」
手作りましょう!
さあ、この夏、一家そろって元気で行こうぜ!
@ 青梅1kgに氷砂糖(他のお好みの砂糖でも良い)1kgを用意してください。
A 先ず、青梅を丁寧に水洗いしてください。
B 水洗いした青梅を、ボールにたっぷりの水に2〜3時間ほどつけて
アク抜きをします。(青梅には、えぐみや渋味のアクが含まれています)
アク抜きした青梅は、乾くまで十分に水切りをします
C なり口のホシを、竹串などでていねいに取り除いてください。
D その青梅に数箇所、フォークの先などを刺して穴を開けてください。
梅の成分がよく出るようにするためです。
E 殺菌したフタ付きの保存ビンに、穴をあけた青梅と砂糖を交互に入れ、
一番上は梅が浮き出ないように、砂糖で覆うようにします。
フタをして、このまま冷暗所で保存します。
F そして大切なことは、毎日1〜2回、ビンをゆすって、
梅と砂糖が良く混ざり合うようにすることです。
G 10日前後で、梅がシワクチャになります。
そうしたら梅を取り出してください。
H 梅の果汁を鍋に移し、弱火にかけます。
出てきた白いアクは、丁寧にすくいとりながら、弱火でゆっくり煮詰め、
アクが出なくなったら火を止めてください。
I 常温で一晩冷まし、ガーゼでこして保存ビンに入れます。
青梅1kgから、約800ccほどの梅シロップが出来ます。
● さあ、出来上がりました。美味しくいただきましょう・
水や炭酸水で5倍に薄めて、ソフトドリンクに・・・
* ひと夏で飲みきるのなら加熱殺菌する必要はありませんが、
長期保存される場合は、80度以上の温度で、アクを取りながら弱火で15分くらい加熱すると、常温で1年間は保存できます。
● 取り出した梅の実で、梅ジャムを作りましょう。
残った梅の実は、りっぱな砂糖漬けになっています。
梅の果肉を、細かく刻み、
刻んだ果肉と、ひたひたの水を加え、柔らかくなるまで、弱火で煮ます。
果肉の40〜50%の砂糖を、数回に分けて加え、煮詰めると完成です。
とても美味しく出来上がりますよ。
お試しあれ。