美味しいだけじゃない!

美容にいいだけじゃない!

ブロッコリーは、

世界が注目する

ガン予防野菜です。

ブロッコリー

 

●ブロッコリーの歴史

ブロッコリーはキャベツの一変種です。アブラナ科アブラナ属の野菜で、キャベツやケール、カイラン、カリフラワー、ロマネスコなどは、この種に属しています。

これらは地中海沿岸が原産のケールを基に、ヨーロッパで派生したものと言われ、イタリアでは2000年前から食べられていたと言われています。

日本に初めて導入されたのは明治初期ですが、本格的な栽培が始まったのは戦後で、一般に普及したのは昭和40年代に入ってからです。西洋料理が増え、サラダの需要が伸びたことから、今では欠かすことのできない野菜になってきました。

世界での歴史は古いが日本では伝来して100年、一般に食べられ始めて40年ぐらいの歴史しかありません。

 

●ブロッコリーの選び方

中央部がこんもりと盛り上がり、つぼみが密集し固く締まっているものを選びましょう。緑色が濃く、切り口がみずみずしいものは新鮮です。つぼみが紫色になったものは、霜にあたったもので、甘味が増えています。熱を加えると鮮やかな緑色になります。

つぼみは黄化しやすいので、水洗いせずにラップやビニール袋で包み、冷蔵庫に立てて保存します。ブロッコリーは保存には適さず、時間がたつと花が開いて味も落ちてしまうので、なるべく早く食べるようにします。

スーパーなどで年中見かけるようになりましたが、10月から3月まで収穫する晩秋から冬型、4月〜6月から収穫する春型がありますが基本的には寒い季節の野菜だということができます。

 

石川県では、加賀市、白山市、珠洲市を中心に、全体で130haほど栽培され、年間で約900t出荷されています。平成15年には950トンほど栽培されていましたが、平成16年は記録的に少なかったが、それ以降は持ち直し、年年増加傾向にあります。

 

 

● ブロッコリーの薬効

スルフォラファン・・・解毒作用、抗ガン作用、抗酸化作用
インドール・・・解毒作用、抗ガン作用、抗酸化作用
ポリフェノール・・・抗酸化作用、抗ガン作用、老化防止
食物繊維・・・整腸作用、コレステロール値低下作用、抗ガン作用、糖尿病予防

 

ブロッコリーの栄養成分の中には、本来、人間が持っている免疫力を高める働きがあることが認められています。健康な人でさえ免疫力が低下すれば、それだけガンなどの成人病にかかる可能性が増すわけですから、その意味からも、ブロッコリーはとても優れた野菜だといえます。

ガンの予防効果に世界が注目

「ブロッコリーはガン予防に絶大な効果がある」という研究報告が数多くなされ、日米両国で急速に需要を伸ばしました。そしてここ数年、さらに進んだ研究報告が学会で発表されました。

ブロッコリーに、きわめてすぐれた発ガン物質の解毒酵素を活性化する成分(スルフオラフアン)が含まれていることが突き止められたのです。

この画期的な発見により、ブロッコリーはガン予防野菜として世界的に注目を集めるようになりました。 

日本の農水省食品総合研究所の研究でも、ブロッコリーにはすぐれたガン抑制作用があることが証明されています。

動脈硬化、高血圧、ボケ予防などに効果

ブロッコリーの健康効果はガン予防だけにとどまりません。

脳梗塞や脳血栓、動脈硬化、高血圧の予防、免疫機能の活性化、ボケ予防、貧血、冷え症の治療、肥満の防止などにも有効であることが知られています。

 

注目は、ビタミンCの豊富さです。

4〜5房を食べると、成人女性の1日必要量を摂ることができます。

また、体の中でビタミンAに変化するカロテンは、皮膚や粘膜を保護する働きがあり、風邪など引きやすいこの時期には、積極的に摂りたいものです。
 また、貧血を防ぐ働きのある葉酸も豊富です。

抗酸化作用のある、カロテンやビタミンCが、肌や髪のつやとハリを保ちます。

女性の健康と美容にかかせない成分を持つ、緑黄色野菜です。

 

ブロッコリーの青さのもとである葉緑素は血液の流れをよくし、血をサラサラにする働きがあり、ひいては動脈硬化の予防になります。さらにミネラルの含有量も見逃せません。貧血や冷え性に効果のある鉄分は、100g中1.9mgとこれはニンジンの2倍で、脱毛、味覚異常や精力増強に効果のある亜鉛、牛乳や小魚にも負けないほどの量のカルシウムも含まれています。ブロッコリーの健康効果はまだまだあります。この健康野菜を是非食卓に摂り入れたいものです。

 

 

■ おいしくブロッコリーをゆでる方法

簡単なようで気を抜くとゆですぎたりしてしまいます。

もっと時間を短縮し栄養も逃げ出さないようにゆでる方法。

1、ブロッコリーは房に分けてカットします。茎もたべます。

2、ブロッコリーを茎を下にして鍋に並べます。

3、熱湯を茎がつかるくらいまで(ブロッコリーの高さの半分くらい?)注ぎ、

蓋をして蒸しゆでにします。葉の部分はお湯につからないよう蒸す感じで。

4、5分くらいゆで、見た目が鮮やかな緑に近くなったら火を止め

そのまま5分くらい放置しておきます。

5、茎がいい具合に柔らかくなっていたら器に盛ります。

 

■ ブロッコリーのごま酢しょうゆあえ

1、ブロッコリーは小房に分けて塩少々(分量外)を加えた熱湯でゆで、

冷水にとって水けをきる。

2、酢としょうゆを合わせて(1)をあえ、器に盛っていりごまをふる。

 

■ ブロッコリーと玉ねぎの味噌汁

1、お鍋にブロッコリー、玉ねぎ、だし汁を入れ煮ます。

2、味噌を溶かして出来上がり。

お好みで生姜、ねぎなど入れても美味しいです♪

 

■ ブロッコリーのニンニク傷め

1、ブロッコリーはひと口大に切り、サッとゆでます。

2、フライパンにオリーブオイル、にんにくを入れ炒めます。
にんにくの香りが出てきたら、自然塩で調味します。

一口アドバイス

フライパンにオリーブオイル、にんにくを入れてから火にかけると焦がさずに調理できます。にんにくは香りが出てくるまで、しっかりと炒めます

 

 

■ ブロッコリーがたくさん食べられる ブロッコリーのグラタン

【材料】

ブロッコリー 1玉  とろけるチーズ 3〜4枚  トマト 1個  ベーコン 3〜4枚

ケチャップ  適量  マヨネーズ  適量

1、ブロッコリーは食べやすいサイズに切り、茹でて置く。

(後でオーブンで焼くので、歯ごたえが残る程度に茹でる。)

2、ベーコン・チーズは食べやすいように短冊切りにする。

トマトは半分に切った後スライスする。

3、ケチャップとマヨネーズは、同量ずつ混ぜてソースにする

4、茹でたブロッコリーを水切りする。

耐熱皿に、ブロッコリー、トマト、ソース、ベーコン、チーズの順で入れ重ねる。

5、オーブンに入れ、チーズに少し焦げ目が付くくらいに焼く。

 食べるときは、タバスコを振っても美味しい。

■ ブロッコリーの天ぷら

1、ブロッコリーは小房に分ける。

2、<衣>を作る。  

ボウルに卵、冷水を混ぜ合わせ、小麦粉と片栗粉を加えて軽く混ぜる。

(ヒント)混ぜ過ぎると粘りが出るので、ダマが残るくらいにサッと混ぜて下さい。

3、揚げ油を170℃に熱する。

4、ブロッコリーを<衣>に通して170℃の揚げ油に入れ、薄く揚げ色がつくまで揚げ、油をきる。

5、器に盛り、<抹茶塩>と麺つゆを添える。



石川県認定
有機農産物小分け業者石川県認定番号 No.1001