細田さんちのサン王林
抜群の美味しさで実りました
甘み多く、酸味少なく、果樹たっぷり
 
見た目より 内容重視で丹精しています。
だから外観で判断しないで下さい。
果肉が緻密で、比重が重く
“甘い”というより“うまい”リンゴです。
 
細田さんちのリンゴは
生命力が旺盛で驚くほど日持ちがします。
表皮にシワが寄ってもなかなか腐りません。
それでも中身はジューシーで美味しいです。
安全・健康・本物を目指して作っています。
とっても美味しいリンゴです。
 
長野県上伊那郡
伊那谷 有機生産グループ
細田文徳さんの特別栽培農産物
サン王林
 
図 14_14
 
●とても甘く、日本人好みの 王林リンゴ
 
王林リンゴは、甘味多く、酸味が少なく、果汁も多くて、とても食べやすく。お子様からご年配の方まで喜ばれる、日本人好みの、とても美味しいリンゴです。
 
以前は全国の市場には出回っておらず、「ソバカス美人」「梨リンゴ」なんて愛称で地元の人に愛され、親しまれていた味だそうです。
でも、その味がとっても美味しいので、林檎の王様、王林という名で流通するようになったそうです。
 
王林リンゴの表面の白い点々がはっきりとしている林檎が、おいしい王林です。
さらに、表面の手触りがザラザラとしている王林は、よりおいしい王林です。
 
 
健康第一に栽培した
“体に良いリンゴ”
をお召し上がり下さい
 
●“体に良いリンゴを作りたい。”
だから、外観より 内容重視で栽培します。
 
細田文徳さんは、中央アルプスを背景に標高640mに位置する農園で、安全安心をモットーに、太陽の恩恵を受けながら、化学肥料・土壌消毒剤・除草剤を一切を一切使用しない、そして、病虫害のための農薬使用を極力抑えた、特別栽培認証のリンゴ栽培をしています。
 
美味しくて栄養豊かなリンゴ作りができ、皆様方のご期待に応えられたと確信しております。
 
細田さんがリンゴ栽培を始めたのが28年前、昭和58年の秋にリンゴの木を植えたのが始まりです。
 
しかし、従来から化学肥料や農薬に依存する現代農法に大きな疑問を抱いていた細田さんは、何とか安全安心の美味しい本物リンゴを作りたいとの願いから、平成元年前後には、減農薬・減化学肥料栽培の第一歩を踏み出していました。
 
図 12_12
細田文徳さん
 
●健康な土が健康な樹・葉をつくる。
健康な樹・葉が健康な実を結ぶ。
 
こう考える細田さんは、土づくりこそ第一と、まず化学肥料からの脱皮を図りました。
土づくり資材・堆肥作りですが、すべて植物性由来のものを使用します。
 
動物性糞尿(牛糞、豚糞、鶏糞)は、飼育中に使われた抗生物質や飼料中に混入されていた化学物質が含まれていたり、堆肥化中で腐敗化・有毒化したりしますので、これらは一切使いません。
 
そして平成12年、特別栽培の認証を取得しました。
化学肥料、除草剤は一切使用せず、農薬も平成16年には早生種で防除基準回数の65%減まで到着しております。
さらにバイオ酵素との出合い、波動水との出会いがあり大きくステップアップしています。
 
 
● 圃場全体に量子エネルギー+量子波動水散布
 
地球上に生息するすべての生命体は、動植物細胞の原子核と電子の運動によって発する振動と、可視光線領域の波長と共鳴共振しています。
 
量子エネルギーを照射することにより、人や動植物などの生命体、すべての物質の活性化、有害物質の分解に優れた効果を発揮します。
 
 
● 細田さんちのリンゴは、ミネラルたっぷりです。
 
ソバ殻、モミ殻、オガコなどをゆっくり発酵させて作った有機完熟堆肥に、魚粕、魚骨、カニ殻、エビ殻(カニ有機肥料)を主に、ミネラル農法重視で、貝化石、カキ殻、海藻、グアノ等々大量にを使ったオリジナルの完熟堆肥を作ってきました。
 
量子波動水を基に、バイオ酵素を大量に葉面散布し、病虫害に強い樹づくりに努力致しております。
 
 
● 今年はお陰様で順調に実っています。
農薬の使用は、当地比の64%減です
 
人間もリンゴも同じです。
健康に育っていれば病気にかかりにくいものです。
病気にならなければ当然のことながら薬も少なくすみます。
 
「健康な土→健康な樹→病虫害にも強い健康な果実」の研究と実践を積み重ねてきて、農水省ガイドライン「特別栽培」の基準をはるかにクリアすることに成功しました。
 
昨年は、天候不順、夏場の猛暑の影響で、病虫害による被害は甚大。
「27年間リンゴを作ってきてこんなにひどい年は初めてだ」という細田さん。
農薬を使いたい、だがここで信念を曲げては信頼してくださっているお客様の心を裏切ることになる。
そればかりか、「体によいリンゴを作りたい」とこれまで積み重ねてきた自分の人生が水泡に帰す。
 
猛烈に発生した害虫が、周囲の園から薬剤をまかない細田さんちの園に集中してきた。
一般の市場にでも出荷したら秀品で通るようなきれいな外皮のものは3分の1にも満たないという。
外観より内容の充実を第一にしてきた細田さんもさすがに参った。
 
しかし、細田さんのリンゴの素晴しいおいしさと真摯に取り組まれる農業哲学の実践に共鳴感動する取引先との間の固い絆で、外観の見劣りするB級品や虫食い・枝傷のある格外品までが、一般消費者に説明付きで販売されました。
 
そんな外観の見劣りするリンゴが、とても美味しいのです。
だから試食されたお客様はたいてい方が買って行かれました。
 
切って見ると、果肉がきめ細かく充実しています。
そしてなかなか変色しません。
アクが少なく、抗酸化力が強いのです。
生命力が旺盛で日持ちし、なかなか腐りません。
 
「細田さんちのりんご」の素晴しい生命力の強さには驚くばかりです。
 
「今年はおかげさまで順調です。ごひいきくださっているお客様に、きっとお喜びいただけるもののなると主います」と話されました。
 
 
●「細田さんちのリンゴ」は、
皮ごと食べて欲しい
 
「“食べて美味しく、体に良いリンゴ”づくりは、健康な土づくりからはじまる」、をモットーにする「細田さんちのリンゴ」
どうぞ皮ごとお召し上がりいただきたいと思います。
 
■ リンゴは皮と実の間に「ペクチン」
 
コレステロールを下げるペクチンは、皮と実の間に多く含まれています。
皮をむいて食べたのでは、せっかくのリンゴも半分捨てたようなものです。
 
「細田さんちのリンゴ」には、健康に悪影響を及ぼすような農薬散布はしていませんし、残留農薬は検出されていません。
リンゴはよく洗って皮ごと食べるようにして下さい。
すりおろして使うときも、またジュースやサラダにする時も皮ごとの方が効果的です。
 
皮と実の間に含まれる食物性繊維のペクチンは、トロリと固まる性質があり、りんごのジャムを作るとなど、ゼラチンや寒天を加えたわけでもないのに自然に固まります。
この成分がペクチンです。
 
● ペクチンはコレステロールを下げます
 
りんごに含まれるペクチンは、コレステロールの過剰な摂取を抑えてくれる働きがあります。
ゼラチン状のペクチンは、硫酸多糖と呼ぶヌルヌルした物質で、この性質がコレステロールの運び屋、リポたんぱくを分離して、血管の壁にコレステロールが付着することを防いでくれます。
同時にりんごの食物繊維が、腸の内部にあるコレステロールを吸収し、有害なものは、便として排出してしまうのです。
 
● ペクチンには整腸作用があります
 
「おなかの調子が悪いとき、すりおろしたりんごを食べるとすぐによくなる」。
これは、日本に古くからある民間療法の一つです。
りんごに含まれるペクチンには、整腸作用、鎮静作用があるため、胃や腸に刺激を与え、働きを高めてくれます。
また、下痢や便秘の時、腸壁にゼリー状の膜を作り、有害な物質が腸壁から吸収されるのを防ぐ解毒効果もあります。
下痢止め、食当り、冷えによる腹痛に効果があります。
ペクチンはまさに、自然の整腸剤なのです。
 
 
■ リンゴの皮に貴重な「ポリフェノール」
 
リンゴには、なんと100種類以上の「ポリフェノール」が含まれているといいます。
一つの果物に3種類以上含まれているものは珍しく、複数のポリフェノールを持つことにより抗酸化性がぐんと高くなります。
 
リンゴの皮は果肉に比べて約4倍のポリフェノールが含まれているそうです。
皮も一緒に食べられる安心なリンゴをお選び下さい。
すりおろして使うときも、またジュースやサラダにする時も皮ごとつかいます。
 
● リンゴに皮に含まれる3つの主なポリフェノール
 
@ エピカテキン・・・抗酸化作用が高く、免疫力を高める
A プロシアニジン・・・アレルギーの改善、美白効果
B アントシアニン・・・高血圧の予防、視力の改善
 
 
 
● りんごは女性の強い味方です!
 
りんごには、女性の強い味方であるペクチンという水溶性の食物繊維が豊富です。
食物繊維は水分を含むとゼリーのように固まり、腸内の老廃物を吸着し体外に排出してくれます。
また、食物繊維は腸内の乳酸菌の増殖を促進するので、腸の働きを正常に戻してくれます。
 
さらに、ミネラルの一種であるカリウムも豊富に含まれているんです。
カリウムは血圧を下げる働きがあり、ナトリウムの排出を促進します。
塩分を摂りすぎる人は、その分カリウムを摂らなければいけませんが、リンゴなら生でそのまま食べられるので効率的です。
 
「一日一個医者いらず」と昔から言われますが、健康・美容にはかかせない果物とされています。
ペクチン・カリウム・ビタミンCなど多くのビタミン・ミネラルが豊富に含まれているからです。
 
「りんご」は中性脂肪を減らし、腸の働きをサポート、食物繊維が豊富で、便秘の解消や下痢防止効果もあり、腸内の善玉菌が増え、悪玉菌を追い出していることも明らかになりました。
高血圧予防、発ガン抑制効果などが知られている「りんご」は本当に体によい果実なのです。
 
 
● リンゴの美味しい食べ方
 
リンゴの甘味は、リンゴの葉の炭酸同化作用によって作られます。
葉が太陽によって、水と炭酸ガスから糖分を作り、それが果実に溜まって甘味が生まれるのです。
この果糖には「α型」と「β型」があり、果糖を冷やすと「α型」から「α型」の3倍もの甘さのある「β型」に変化します。
その為、冷やして食べる方が、リンゴの甘味が強く感じられるのです。
 
しかし、人間の舌はあまりに冷たくすると、逆に感覚が分からなくなってしまいますのでリンゴを10℃前後に冷やすのが、1番美味しく味わえるコツです。
 
リンゴに含まれるビタミンCやペクチンは、切っても、加熱しても損なわれません。
生だけではそんなに食べられませんが、いろんな料理に使うことで、たっぷり食べることが出来ます。
 
またリンゴを食前に食べると満腹感が出て、食事の食べすぎを予防します。
大腸がんの予防にもつながります。
ビフィズス菌や乳酸菌が豊富なヨーグルトと一緒に食べるとペクチンの働きは更にパワーアップします。
 
リンゴポリフェノールには、体内で細胞を傷付け老化を早める「活性酸素」の働きを抑える「抗酸化作用」があります
 
 
 
● An apple a day keeps the doctor away.
一日一個のリンゴは医者を遠ざける
 
● 便秘・下痢の予防
りんごペクチン・食物繊維が作用しています。
私たちの腸内には、たくさんの細菌がいます。
人が必要とする細菌(善玉菌)と人に害をなす細菌(悪玉菌)がおります。
りんごペクチンは、善玉菌のエサになり、その活動を活発にさせ、また、悪玉菌の活動を抑え(解毒効果)、腸内環境を整えるます。
これにより、お通じを良くしたり、下痢を止めるなどの働きをします。
 
● 癌の予防
りんごポリフェノールによる効果です。
悪性腫瘍の増殖を抑え、癌の細胞の自滅(アポトーシス)を促します。
りんごポリフェノールに含まれているフラボノイド類の1つであるケルセチンは、特に肺癌予防に有効であり、大腸癌には、りんごペクチンが有効です。
 
● 老化防止
体内細胞に傷を付け老化を促進させるものは、活性酸素です。
この活性酸素を退治してくれるのが、体内でも作られている抗酸化物質のSOD物質ですが、これは年齢と共に減少して行きます。
りんごペルチン、りんごポリフェノールは抗酸化作用の高いSOD物質で活性酸素を退治してくれます。
 
● 心筋梗塞・動脈硬化予防
これらの病状は、活性酸素が猛威を振るうことにより引き起こします。
この病状から守ってくれるのが、抗酸化物質であるりんごポリフェノール、りんごペクチンです。
なかでもりんごポリフェノールのエピカテキン(多量体)は、お茶のエピカテキン(単量体)よりも抗酸化力が強力です。
 
● 腸内老化防止
腸内の老化は、ストレスや肉食中心の食生活により腸内の悪玉菌が増加することにより起こる現象であるため、この悪玉菌を抑え、善玉菌を助けるりんごペクチンと小腸で酸化コレステロールの吸収を抑制するりんごポリフェノールの効果により腸内の老化を防止します。
 
● 高血圧.脳血管障害予防
高血圧・脳血管障害は、塩分の取過ぎが原因とされていますが、りんごのカリウムが、体外に排出してくれることにより、血圧の上昇を抑えてくれます。
 
● コレステロールを下げる効果
食べたものは分解され腸で、胆汁酸によりコレステロールが血液に入りますが、りんごペクチンは、胆汁酸の活動を抑え、余分なコレステロールが血液に入る前に包み込んで、体外に」排出してくれます。
このように、りんごペクチンは、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やします。
また、りんごポリフェノールは抗酸化作用があり、血中のコレステロールを低減させます。
 
● 糖尿病予防
糖尿病の原因は、インシュリン不足などですが、りんごに含まれているカリウムが欠乏すると、このインシュリンの働きが悪くなります。
また、りんごペクチンは、糖質を吸収するので、血糖値を下げる働きがあります。
りんごに含まれている果糖は、ブドウ糖や砂糖に比べて、血糖値を上げる要素は少ないです。
 
● 貧血予防
りんごには、カリウム、カルシウム、鉄、食物繊維、ビタミンC、有機酸が多く含まれており、貧血予防に効果があります。
 
● 中性脂肪の減少効果
りんごは、果糖を含むため、中性脂肪が高くなると思われていましたが、かえって減少し、ビタミンCが増加することがわかり、人の生理反応を正常化する作用(ホメオスタシス:恒常性維持作用)があり、高脂血病などの生活習慣病の予防に適した食品です。
 
● 子供の筋肉発達
りんごのカリウムは、子供の成長にも欠かせないミネラルです。
筋肉を作る時に必要なチッソの働きを支えたり、筋肉組織の運動に関わり、筋肉が弱くならないようにしてくれています。
 
● 疲労回復・肩凝り・腰痛に
疲労・肩こり・腰痛などの原因には、乳酸という物質が、大きく関わっています。
乳酸が、タンパク質と結びつきやすく、柔軟な筋肉にたまると、硬くなり肩凝り、腰痛、疲労を引き起こします。
りんごには、リンゴ酸、クエン酸、などの有機酸が、多く含まれており、この乳酸を減らすと共に身体の新陳代謝を活発にしてくれます。
 
● 口臭予防
口臭の成分と言われているメチルメルカプタンを、りんごポリフェノールが抑制してくれます。
 
● 虫歯予防
りんごポリフェノールには、殺菌作用があり、虫歯の原因菌であるミュータンス菌を減らし、エナメル質の崩壊を防ぎます。
 
● 美肌・美白効果
りんごポリフェノールには、体内で発生するメラニンを抑制します。
その結果、美肌・美白を保ちます。
 
● アトピー等アレルギー病状の予防
アレルギー原因のヒスタミン等をりんごポリフェノールが抑制します。
 
 
 
● あなたとご家族の美容と健康に
手軽で美味しい手作りリンゴジュース
 
毎朝一杯、味も栄養も濃い、新鮮な“手作りリンゴジュース”をお楽しみ下さい。
大人はもちろん、離乳食期の赤ちゃんも飲めるジュースは“リンゴジュース”です。
 
弘前大学農学生命科学部の城田安幸教授は、皮ごと絞ったリンゴジュースによって体内の免疫力活性効果が確認されたと発表しています。
また、マウスに継続して与えたところ、抗がん作用や免疫力活性化が確認されたといいます。
さらに、皮後と摩り下ろしたリンゴジュースには成人病(心臓病や動脈硬化など)予防に効果のある“ポリフェノール”が多く含まれています。
また、整腸作用がある“ペクチン”はリンゴの皮に多く含まれています。
皮ごと絞ったほうが効果的といえるでしょう。
 
◆ リンゴジュースをどうぞ
【材 料】
リンゴ4個
【作り方】
@ リンゴは芯を取り、皮ごと摩り下ろすかミキサーにかける。
A @を濾したら、果汁100%のリンゴジュースが出来上がり。
 
◆ リンゴとカレーは相性抜群?
リンゴは、カレーの隠し味としてもよく使われていますね。
これは、蜜に含まれる成分とカレーの相性がいいからだとか。
すりおろしリンゴを使う人も多いのですが、角切りリンゴを使ってもいいでしょう。
滑らかなカレーの中にシャキシャキっとした歯応えが感じられ、いつもとは違ったカレーが楽しめます。
リンゴにはさまざまな効能があり、それらは熱を加えてもなんら変わりません。
カレーに限らず、さまざまな料理に取り入れていきましょう。
 
 
◆ 石原式 にんじん・リンゴジュースでダイエット
【材 料】 (1回分約500CC)
・にんじん・・・2本(約400g) ・りんご・・・1個(約300g) ・自然塩、レモン果汁適量
【作り方】
@ にんじん、りんごを良く洗う。
A にんじん、りんごをジューサーに入る大きさに切る。
B へたは取り、皮は残した状態でにんじん→りんごの順にジューサーにかける。
* お好みで自然塩やレモン果汁を適量いれても良いです。
【飲み方】
かむようにゆっくりと飲んでください。
【家庭用ジューサーで】
ジューサーではなくミキサーで作るとペースト状になり、おいしくありません。
 
● 石原式 にんじんリンゴジュースの効果 (若返りの最高飲料)
石原結實先生の著書では、老化を止めるためには、腎の働きを良くして体内の余分な水分や老廃物を出し、全身の細胞に水分や栄養を行き渡らせることが大きなポイントであると解かれています。
そして、その生命の根幹である「腎」の機能を強化し老化をストップさせる不老飲料として、にんじんリンゴジュースが紹介されています。
 
にんじん・リンゴそれぞれを見てみると、にんじんにはβカロチンがずば抜けて多く含まれており、そのβカロチンには活性酸素による発ガンを抑える効果があると言われています。
 
またリンゴには「一日一個のリンゴが医者を遠ざける」という言葉がある通り、体内の老廃物を排除して、血液を清浄し病気に対する抵抗力をつける効果があるといわれています。
 
この二つの組み合わせは、にんじん特有の匂いや味をリンゴがうまく中和して最高の飲料となります。
身近に手に入る野菜・果物ですが、まさに配合の妙としか言いようのない組み合わせです。
 
新鮮な野菜やくだものには多くの栄養素や酵素が含まれていますので、生のジュースを飲用することにより、それらの栄養分は全身の細胞に行き渡ります。
ですから、できるだけジューサーを使って、作りたてをゆっくり噛むように飲むことをお勧めします。
 
 
 
■ りんごの歴史
 
人類の歴史が始まった頃、りんごはすでに存在していたといいます。
りんごにまつわる逸話やことわざ・俗語などが世界中に存在することからも、人間との深い関わり合いがわかります。
では、一体どこの国で生まれて、またどのようにして世界中に広まったのでしょう。
 
ヨーロッパにおける栽培が盛んになった16〜17世紀頃といわれています。
しかし、トルコでは約8,000年前の炭化したりんごが発見されていて、有史以前(新石器時代)から栽培・食用されていたという見方もあるとか。
それを裏付けるかのように、ヨーロッパの神話や伝説には至る所で「りんご」が登場します。
聖書に登場するアダムとイブの“禁断の実”も「りんご」・・・ですが、これはミルトンの“失楽園”がきっかけとなってできた定説だそうです。
 
りんごの栽培は8,000年前から始まったとされ、紀元前1,300年にはナイル川デルタ地帯に果樹園もあったそうです。
ギリシャ時代には接木で繁殖させる方法もあったとか。
ローマ時代にはさまざまなりんごを掲載した本、も出版されていました。
その当時から、用途によって使い分けていたことがわかります。
このように、りんごは人類の文明とともに歴史を刻んできたといえるでしょう。
 
中央アジアの山岳地帯、またコーカサス地方から西アジアにかけての寒冷地が「りんご」の原産地とされています。
そこからヨーロッパとアジア、2つのルートへと広まったそうです。
 
アメリカには移民によって17世紀前半に伝来、盛んな品種改良が行われました。
栽培に熱心だったアングロサクソンの人々は、新大陸へさまざまな種類のりんごを持ち込んでは種を蒔いたそうです。
西部開拓時代には、地磁気を利用して地下水脈を探る、いわゆる探知機に“りんごの枝”を使ったとか。そこから井戸を掘り、庭などにりんごの木を植えて街を作ったともいわれています。
 
日本における「りんご」の歴史は浅いのです。
日本に渡来したのは、平安時代中期(900年頃)とされています。
当時は「和リンゴ」という粒の小さな野生種、いわゆる“観賞用”のりんごでした。
今日、栽培されている「西洋リンゴ」とは全くの別物です。
 
では、現在食べられている「西洋リンゴ」が普及したのはいつ頃でしょう?
それはアメリカから75品種を輸入、苗木を全国に配布した明治4年(1871年)以降です。
その後栽培は定着、今市場に出ているのは30品種にあたります。
また、品種改良中のものや研究材料として栽培しているものを含めると200種にも及ぶとか。
 
●“今のりんご”と“昔のりんご”
「りんご」には、“和リンゴ”と“西洋リンゴ”があります。
“和リンゴ”とは、平安〜鎌倉時代に中国から入ってきたりんごです。
小振りで酸味が強く、江戸時代にはお菓子として食べられていたとか。
 
しかし、明治時代に“西洋リンゴ”が導入されてからは徐々に少なくなり、今ではほとんど作られていません。
もともと、“和リンゴ”は「林檎」という漢字とともに日本へやってきました。
当時は「利牟古(りむご)」と呼ばれ、「りんご」という和名が付けられたのは江戸時代です。
 
ところが、“西洋リンゴ”の本格的栽培と数々の品種改良が進むにつれ、「りんご」という名前は“西洋リンゴ”を意味するようになりました。
 
● 西洋りんごの初栽培は北海道
初栽培は青森・・・と思われがちですが、そうではありません。
北海道函館市に隣接する小さな町、七重村(現:七飯町)が初栽培の地です。
 
明治元年にドイツ人の農業指導者R.ガルトネルが “七重村農場”を開設、翌年(明治2年)には母国から取り寄せた苗木を植え付けた。
これこそが日本における最初の栽培といえるでしょう。
 
その後、農場は明治新政府の手に引き継がれて“七重官園”となりました。
明治10年には“青森県りんごの始祖”とされる菊池楯衛(きくちたてえ)が来園、接木や苗木の仕立てといった技術を学んでいったそうです。
 
青森県ではそれらの技術が広まるとともに、栽培も盛んになりました。
七重官園で習得した技術によって、リンゴ王国の基礎が作られた、といっても過言ではないでしょう。
 

石川県認定
有機農産物小分け業者石川県認定番号 No.1001