|
||
糖度が8度にもなる
軟らかい! 甘い!
北海道産ならではのおいしさを
サラダ、おひたし、ゴマ和え、
天ぷら、汁もの、グラタンなどで!
北海道亀田郡七飯町
七飯町野菜生産出荷組合
アスパラ部会
池田農園 池田誠悦
ななえアスパラ
![]() ● 池田農園の美味しいアスパラガス
北海道七飯町は、年を通して気候が穏やかで、農業が盛んな地域です。
アスパラガスもビニールハウス内で栽培されています。
品種は「グリーンタワー」「バイトル」で、寒さに強く、頭部が開きにくいという特徴を持っています。
これらの品種は収穫できるまで3年間を要し、気温が下がる冬場は休眠をして越冬をするという特徴を持ち、しっかりと休眠させるとことで味も向上するといわれ、おいしく育てるためには適度な低温環境が必要だということです。
七飯町の気候は、その条件に適しておりおいしいアスパラガスの栽培が定着しています。
池田農園では、アスパラ・トウキミ・長ネギ・にんじんなどの野菜の生産、もぎとり体験の受けいれ(団体のみ)をしています。
もぎたてのアスパラは少し皮をむいてそのまま食べられるほどやわらかく甘味があり、素材そのものの味が楽しめます。
にんじんは栽培方法や農薬の使用の制限など厳しい基準を設けて野菜の安全を確保する「Yes!Clean」登録生産集団「七飯町野菜生産出荷組合」に所属し、農薬を抑えてより安全なにんじんの生産をしています。
池田さんの農場には直売所はなく、農業者仲間ととも「味覚街道の会」を』結成し、FAXで注文を受け付けていて、旬の野菜を全国へ発送しています。
![]() ● 5〜6月ごろの旬が美味しい
輸入品も含めて年中見られるアスパラガスですが、露地栽培のグリーン・アスパラガスがで回る5〜6月ごろが甘みもあり、旬を感じる最もおいしい時期でしょう。
ゆでてマヨネーズやクリームソース、ドレッシングなどでサラダに食べてとても美味しく、天ぷら、炒めもの、ソテー、スープ、味噌汁の具、和え物、玉子とじ、などいろんな料理で楽しめます。
アスパラガスは先端にいくほど柔らかいので、ゆでるときは、一つまみの塩を加えた熱湯に根元のほうからゆっくり湯に入れます。
こうするとことで、全体を同じくらいのゆで加減にします。
このとき、根元の皮が硬いようなら、根元の皮を剥いてからゆでます。
全体に緑色がさえ、柔らかくなったら冷水にとって手早く冷まし、ざるにあげて水を切ります。
ゆで過ぎないように注意します。
● 池田さんの活躍する「アグリネットななえ」
七飯町内の先進的な取り組みを進める5軒の農業者が集り、主に都市と農村との交流並びに北海道の農業・農村コンセンサス形成総合推進事業を推進するため、平成13年7月に当会は設立されました。
平成20年4月現在13軒の農家が参加するまでになった当会は「七飯町においてグリーン・ツーリズムを展開している農業者等の相互の連携と、都市住民とのふれあいを推進し、農業・農村への理解の促進や、農村地域の活性化を図ること」を目的とし、酪畜・果樹・稲作・畑作・花きのそれぞれの特調を活かした経営のもと、各種活動に取り組んでおります。
● 七飯町の農業について
七飯の近代農業は、安政2年(1855年)の箱館開港から始まり、このとき七飯は外国人の遊歩地区に指定され外国船に食糧を供給するため、いちはやく西洋農法が取り入れられました。
さらには、プロシア人R・ガルトネルが五稜郭を占領した榎本武揚と開墾条約を結び、明治2年に大規模な農場を七飯に開き、りんご、さくらんぼ等の種子を直接本国より取り寄せ栽培を試みており、りんご等は日本で最初に栽培された可能性の高い町と推察されました。
この農場は、七飯官園が受け継ぎ開拓使の手により、さまざまな作物の栽培試験を行ったほか、エドウィン・ダン等の指導により、優れた農業指導者がここから巣立ち、北海道の開拓や農業の近代化等に大きな足跡を残しています。
また、北海道の畑作物の代表と言えるじゃがいもの中でも人気を二分する男爵いもは函館ドックを興した川田龍吉男爵の手により七飯町の農場で栽培されたのが最初であり、好評を博したいもは『男爵いも』と命名され全国的に普及していきました。
こうして先進的な取組がなされてきた歴史的な背景のもと、七飯町の農業では昭和53年に道内では初めて、日本では長野に続いて2番目に真空予冷庫を導入し、道内外に向けての野菜等を移出できる産地として着々と歩んでいるのです。
平成17年の農業粗生産額は、約58億円余りと道南では毎年上位を占め、だいこん・にんじん等の根菜類及び長ネギを主体とした野菜類で約23.7億円、次いで乳用牛・肉用牛を主体とした畜産が約14.6億円で、水稲が約5.6億円、りんごを主体とする果樹が約1.4億円となっており、近年カーネーションを主体とする花きが約11.8億円と飛躍的な伸びを示し、野菜、畜産に次ぐ基幹作物となっており、これらは、農業協同組合の共販、共選体制整備の表われとなっています。
こうしたことから、七飯町農業協同組合(現:新函館農業協同組合)では平成2年度に活性化農構の指定を受け野菜、花き、馬鈴しょ等の集出荷貯蔵施設の整備充実を図っているものの、近年、他産地との競争や外国産野菜の輸入による価格競争や原油高騰を受けての各種資材価格の高騰等により、経営環境は厳しさを増しています。
そのため共販・共選体制品目の充実や機械・施設の協同利用などの促進を図りながら、新函館農業協同組合の各種販売計画との整合性を図り、個々の農家所得向上を目指しています。
一方、高度経済成長の過程での他産業の伸展、国民生活の向上は土地需要を高め農業就労者流出を生み、他方では世界貿易協定等に見られる経済のグローバル化が農業にも押し寄せており、農地利用の高度化等の推進が求められています。
また、農業従事者の高齢化による若年農業労働者の確保等、農業生産面での各種諸問題への対応が急がれています。
![]() アスパラの語源は、ギリシア語の「たくさん分かれる」という意味で新芽をさすと言われています。
原産地は地中海沿岸で、古代ギリシア時代から栽培されていたそうです。
アスパラガスは歴史が古く、約2000年以上前から栽培されていたと言われ、ヨーロッパから西アジアに自生していた昔から利尿剤や鎮静剤として利用され、食用というより薬用として使われていたようです。
日本へは、江戸時代にオランダ人によって観賞目的の植物として長崎に伝えられました。
食用を目的とした栽培がされるようになったのは明治以降で、日本では、昭和40年代に北海道でホワイトアスパラが盛んに栽培され、缶詰として売られていました。
一般家庭の食卓へあがるようになったのは、昭和に入ってからだそうです。
今では北海道や長野県を始めとして全国でグリーンアスパラが栽培されています。
アスパラガスはユリ科の植物で、グリーンアスパラとホワイトアスパラがありますが種類は同じです。
陽に当てないように盛り土をして育てられたのがホワイトアスパラです。
日光をたくさん浴びて育ったグリーンアスパラガスの方が栄養価は高いのです。
●グリーンアスパラガスの栄養・効能
抗酸化作用・疲労回復・うれしい美肌効果があります。
高血圧を予防するアスパラギンを豊富に含んでいます。
たんぱく質の多い健康食品で、ビタミンB2、カロチン、食物繊維も豊富です。
体内でエネルギーの代謝を活発にして疲労回復を早めます。
体力強化、美肌、高血圧予防、むくみ改善、肝機能改善の効能があります。
ビタミンA、B1、B2、C、E、カルシウム、カリウム、リンなどの栄養素を含んでいるため、新陳代謝を活発にして美肌効果や成長を助けたりします。
穂先に含まれるルチンは毛細血管を丈夫にし、動脈硬化予防に有効的です。
このルチンはビタミンCと一緒に働くとお互いを補い合って抗酸化作用を強めます。
●グリーンアスパラガスの選び方
全体的に肉圧で緑色が鮮やかなもの。
茎にしわがなく、みずみずしく、切り口も変色していないもの。
穂先がよく締まり丸みが形よく整っているもの。
茎が太く、真直ぐなものを選びます。
袴の形が正三角形で茎が淡い緑色で、縦の筋がないもの。
茎の切り口は円形、乾いていないみずみずしいもの。
まのびしているものは避けましょう。
●グリーンアスパラガスの保存方法
色が変わる程度に、サッと茹で、冷凍保存するとよい。
生のまま冷蔵庫に入れておくより、栄養や香りが長持ちする。
鮮度が落ちると固くなり苦味も出てくるため、新鮮なうちに食べ切る事。
ぬらした新聞紙やラップで包み、野菜室に立てて保存します。
大量にある場合は、塩茹でして冷水に取り、色の劣化を防ぐ所まで下処理し、フリージングパックへ入れて冷凍保存します。
保存期間の目安は約4週間。解凍は自然解凍叉は、フリージングパックごと水に付けて溶かします。
●グリーンアスパラガスの食べ方
ゆでてそのまま塩やマヨネーズなどの好きな調味料で食べても十分おいしいです。
根元の方の3分の1ぐらいは皮むき器で皮を剥くといいでしょう。
バターや卵との相性が抜群。
サラダ、おひたし、ゴマ和え、天ぷら、汁もの、グラタンなど
■ アスパラガスの話
● アスパラガスには雄株と雌株がある
アスパラガスは、玉ネギやニンニク、ネギ、ニラと同じユリ科の多年生植物で、冷涼なところを好みます。
アスパラガスの茎には、 地上茎と地下茎があって、地上茎は地上に芽を出し、茎を伸ばしていきます。
地下茎は地中を横に伸ばし、たくさんの根がついています。
根には細い根と太い根があり、それぞれに違った働きがあります。
細い根は吸収根といい、土壌中から水分と養分を吸収する働きをします。
太い根は貯蔵根といい、地上に伸びた茎がアスパラの木となって繁茂し、光合成によって栄養(糖分)を作ったものが、貯蔵根に送られて蓄えられるところです。
この翌年の春先には、この貯蔵根に蓄えられた養分を使って地上に伸び出してきた若い芽が、すなわち私たちの食しているアスパラガスです。
生産者がよいアスパラガスを作るためにもっとも重視するのは、いかにして健康なよい貯蔵根を作るか、ということにあります。
すなわち、ア スパラガス収穫後の 夏秋における地上部、アスパラの木をいかに健康に育てるか、そして貯蔵根に養分をしっかり蓄えるか、その 生育管理の如何が翌年の収量に影響するのです。
そしてよい土を作り 、よいアスパラの木を作り、よい地下茎を作り、よい貯蔵根を作るかに丹精します。
外見では見分けられませんがアスパラガスには 雌株と雄株 があります。
夏になると 雌株は雌花つけ、雄株は雄花だけをつけるので、そこで初めて見分けがつき、秋になると雌株には赤い実がつきます。
雄株のほうが雌株に比べて勢いが強く、成長も早く、収穫量も多い上に、茎が太くて穂先がよく締まったよいアスパラガスに育ちます。
食味に変わりはないようです。
● 江戸時代に伝来したアスパラガス
アスパラガスとは「たくさん分かれる」というギリシャ語が語源で、「新芽」を意味するといわれます。
アスパラガスの原産地は南ヨーロッパからウクライナ地方で、2000年前の古代ギリシャ時代から栽培されていたという歴史ある食べ物です。
日本にへは江戸時代、 オランダ人によってもたらされ、 当初は観賞用植物でした。
食用として導入されたのは明治時代から大正時代にかけてで、 北海道で缶詰用のホワイト・アスパラガスを商品化したのが始まりといいます。
国内での需要よりも、 欧米への輸出用として栽培が大々的になり、長期間にわたって重要な 換金作物となってきました。
しかし、現在では、中国などの安価な缶詰生産に押されてしまい、ホワイト・アスパラガスの栽培は衰退し、輸出されていません。
アスパラガスが洋食店などのメニューに登場し、一般にも食されるようになったのは、食の欧米化が進みだした昭和30年代以降のことで、それに伴ってグリーン・アスパラガスの需要が伸びてきました。
さらに一般家庭でも野菜として用いられ、食卓に上って食べられるようになったのは、昭和40年代になってからで、それから グリーン・アスパラガスの生産量が急激に伸びてきました。
グリーン・アスパラガスがホワイト・アスパラガスの生産量を超えたのは、 昭和58年のことで、日本では比較的歴史の浅い野菜です。
● アスパラガスのおもな産地
現在では普通の野菜として誰もが好むようになったグリーン・アスパラガスは、全国各地で栽培されていますが、わが国における主な産地は、長野県、北海道、佐賀県、福島県、香川県などです。
アスパラガスは冷涼は気候を好み、春先には西南暖地の長崎県、佐賀県、香川県から、夏場には長野県、福島県、北海道などから出荷されます。
生産量で見ると、第1位が長野県、第2位が北海道、ついで長崎県、佐賀県、福島県、秋田県となります。
国内生産量が減少する10月から3月までは海外から大量に輸入されています。
主な輸入先は、オーストラリア、フィリピン、メキシコ、タイ、アメリカ、ニュージーランドです。
アスパラガスの輸入量は膨大なもので、成田空港における取扱量は、生鮮品ではマグロに次いで第2位だというから驚きです。
ついでながら、世界でアスパラガスの生産量が一番多いのは中国で、全体のおよそ88%を占めているそうです。
中国では、 ホワイト・アスパラガスの缶詰を世界各国へ輸出しています。
アスパラガスには、グリーン・アスパラガスとホワイト・アスパラガスがありますが、これは品種の違いではなく、栽培方法の違いです。
缶詰などで多く使われているホワイト・アスパラガス、直接日光が当たらないように、目が出る前に土を盛り上げ手何泊栽培し、白いまま出荷したものです。
日光に当たって育った緑色のものがグリーン・アスパラガスです。
グリーンのほうがビタミンなど、栄養価に富んでいます。
|
||
![]() 石川県認定 |