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サラダにしても美味しい!
生でも食べられるほど
やわらかく、甘く、みずみずしい
手間隙かけて育てた逸品です!
青森県上北郡 田高広美さんの
軟白長ねぎ
![]() ●自家製のぼかし肥料で育てています
田高さんの軟白長ねぎは、火山灰土壌に、ぼかし肥料による土づくりと、露地栽培です。
太陽光や太平洋から吹いてくるヤマセなど、自然の恵みをいっぱいに受けて、とても甘みの多いねぎに育っています。
田高さんは安心でおいしいねぎを育てるため、自家製の発酵ぼかし肥料で土づくりを行い、元肥には化学肥料は一切使用しません。
化成肥料は、生育の状態を見ながら追肥としてわずかに使用しますので、全体としては当地比75%減となります。
また土壌消毒剤などは使用しませんが、害虫防除やベト病対策としての農薬の使用は当地比50%減となっています。
田高さんは、生育までに8回にもわたる土寄せ作業をすることにより、やわらかくて白い部分を長くするという、手間暇の大変かかる栽培方法ですが、それのことで柔らかく美味しい軟白長ねぎを作り出しています。
したがってその特徴は、普通のねぎに比べ白い部分が長く、とても柔らかく食感がよく、葉の部分までもがも甘みが多いことです。
田高さんは、薬味にはもちろんだが、鉄板焼きや味噌和えで食べてみてほしいと話されていました。
●ねぎの原産地は中国
ねぎはユリ科の宿根草で、原産地は中国西部あるいはシベリアとされています。
中国では紀元前から栽培され、華北では太ネギ(白ネギ)が栽培され、華中、華南では、葉ネギが主に栽培されていたといいます。
日本に渡来したのは古くて、「日本書紀』(720年)に秋葱(あきき)と記されています。
平安時代には重要な野菜のひとつとなっていたようです。
ヨーロッパにも16世紀に、アメリカには19世紀に伝わったそうですが、定着しませんでした。
ネギの古い呼び名は「キ(葱)」であり、にらの二文字に対して一文字(ひともじ)とも呼ばれましたた。
根の発達が目立つため「ネギ」の名が付いたらしいです。
薬味の語源はねぎを薬用にしたことによるといわれるほど、薬効に富んでいます。
品種は、根深ねぎ(軟白ねぎ)と葉ねぎ(別名、青ねぎ)。
根深ねぎは、根元に土寄せして栽培した白く長い葉のねぎ。
葉ねぎはほとんど土寄せしないので緑色の葉の部分が多い。
各地にさまざまなねぎがありますが、大別すると、根深ねぎ用の加賀群(冬は休眠する寒冷地向き)と千住群(中間型)、葉ねぎ用の九条群(冬も生長する暖地向き)があります。
一般に関東は根深ねぎで、代表的なものは深谷ねぎと下仁田ねぎ。
下仁田ねぎは辛みが非常に強くて生食には適さないが、やわらかくて甘みも強いので、すき焼きや鍋物などの加熱調理向き。
関西は葉ねぎで、九条ねぎ(太、細)が代表。
葉の緑色が濃くてやわらかく、薬味などの生食向き。
葉ねぎの仲間にはわけぎ、あさつき、芽ねぎ(発芽後5〜8cmぐらいに伸びた根つき)、万能ねぎ、シブレットなどがあります。
全般に冬ねぎのほうが春ねぎより甘みが強くておいしい。
●ねぎの栄養
葉ねぎは、糖質以外の栄養素、特にミネラル、ビタミンの含有量が根深ねぎより多いです。
ねぎ特有の刺激的な匂いと辛みは、玉ねぎやにんにくと同じ硫化アリルで、切ったり加熱すると、酵素により分解されて特有の匂いと強力な殺菌効果のあるアリシンに変化します。
アリシンはビタミンB1と結合して吸収のよいアリチアミンになり、血液中で長時間維持してビタミンB1の吸収をよくし、働きを持続させるため、スタミナの補給や疲労回復に効果を発揮します。
さらにアリシンは血中コレステロールの上昇を抑える働きもあるので、動脈硬化の予防にも役立ちます。
匂いの成分もねぎ類の野菜に共通して含まれているアリシンなどの硫黄化合物で、抗酸化作用があります。
■ 簡単おいしい軟白ネギレシピ
● 軟白ネギと蒸し鶏のサラダ
【材料】( 2人分 )
・軟白ネギ 1/2本 ・蒸し鶏(鶏胸肉)使うのは1/3くらい
・マヨネーズ 大さじ1.5〜2 ・味ぽん 大さじ1
・ゆずとん(または柚子胡椒) ・ューブで3pくらい(お好みで調節)
【作り方】
1、鍋に水・ショウガ・長ネギの青いとこ・塩小1(すべて分量外)を沸かして沸騰したら胸肉を入れフタをして2分で火を止める。
2、そのまま冷ましてから繊維に沿って裂いておく。
できれば前もって用意できていれば一番いいです。 3、軟白ネギは斜め切り、水にさらしたあとザルにあげておく。
4、ボールに○の調味料を入れ、よく混ぜたところにネギと蒸し鶏を投入。
5、軟白ネギは切って水にさらしてからザル付タッパーで保存してます。
*コツ・ポイント
蒸し鶏(茹で鶏?)は土鍋や厚手の鍋の余熱で火を通すのでパサつきません。
ストウブ鍋で作って冷めたら裂いて冷蔵庫で常備保存してます。
茹で汁は野菜やわかめを足してスープにしたり雑炊にすると美味しくいただけます。
● しっとり軟白ねぎソース
から揚げや、蒸鶏などに。
【材料】
・ネギ1本、・お酒、・醤油を大さじ1、・ごま油小さじ2
【作り方】
ネギはみじん切りにして、材料を混ぜ合わせ、味をなじませるだけ。
他に、ごま油の変わりに、お酢、豆板醤、、、いろいろお試しください。
● 軟白ねぎマリネ
【材料】
・軟白ネギ1〜2本 ・オリーブオイル 大さじ2 ・白ワインビネガー 大さじ2
・パセリみじん切り 大さじ1 ・アンチョビ 15g程度 ・塩、胡椒 少々。
【作り方】
1. 材料をボールなどで混ぜ合わせておきます。
2. ねぎは、5cmくらいに切り、グリルなどでこんがり焼きます。 3. 少し冷ましてマリネと合わせ、冷蔵庫で冷やしてできあがり。
※グリルせずに、うすく斜めにスライスしてマリネにしてもおいしいです。 ●薬味として
小口切りにして、お味噌汁のお椀にぱらっと、お豆腐、納豆の薬味
千切りにして、中華風のお料理に。
●軟白ねぎ塩焼き
フライパンや網で焦げ目をつけて、おいしい塩をパラパラと。
●軟白ねぎでお鍋
軟白ねぎは細いので、少し長めに切り、鍋に入れるのも遅い方がいいです。
青い部分も全部使えます。
彩りもきれいになります。
鍋の取り皿に小口切りにした軟白ねぎ+ごま油で食べてもおいしいです。
● 軟白ねぎのサラダ
【材料】2人分
・軟白ねぎ 3本
〈ドレッシング〉
・酢 大さじ1と1/2 ・塩 小さじ1/3 ・こしょう 少々
・砂糖 小さじ1 ・赤唐辛子 1本 ・サラダ油 大さじ3
【作り方】
1、ねぎは3cm長さに切り、白い部分と青い部分に分ける。
2、沸騰した湯に(1)の白い部分を入れ、1分たったら青い部分も入れて、
やわらかくゆで上げ、ざるに広げて冷ます。 3、ドレッシングを作る。酢、塩、こしょう、砂糖と、
半分に切って種を除いた赤唐辛子を合わせ混ぜ、サラダ油を加えてよく混ぜる。 4、(2)のねぎが冷めたら(3)であえる。
● 軟白ねぎのぬた
【材料】2人分
・軟白ねぎ 3本
〈あえごろも〉
・西京みそ 大さじ3 ・練りガラシ 小さじ1/2 ・酒 大さじ1/2 ・酢 大さじ1
【作り方】
1、ねぎは3cm長さに切り、白い部分と青い部分に分ける。
2、沸騰した湯に(1)の白い部分を入れ、1分たったら青い部分も入れて、
やわらかくゆで上げ、ざるに広げて冷ます。
3、あえごろもの材料をよく混ぜ合わせる。
4、(2)のねぎが冷めたら(3)であえる。
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