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ん!懐かしい美味しさ!
これぞほんものキュウリだ!
皮が柔らかく シャキッとした食感
口中にひろがる ほのかな甘味と
爽やかで豊かな いい香り
是非味わってみて欲しい一品です
宮崎県砂土原町 佐藤泰孝さんの
ハイグリーン
ブルームキュウリ
![]() ブルームキュウリの特徴は
何と言ってもおいしいこと。
皮は柔らかく、肉質はち密で、
ジューシーで、歯切れが良い。
キュウリ本来の味と香りを
存分に楽しむことができます。
![]() ブルームキュウリとは、ブルームのあるキュウリのことです。
ブルームとは、キュウリの表面につく白い粉のことです。
キュウリは果実の表面につく白い粉の有無によって「ブルームキュウリ」と「ブルームレスキュウリ」に大きく分かれます。
そもそもこのブルームは、もともとキュウリの表面にある“果粉”であり、水分が蒸発防ぐ働きをするとともに、水をはじいて、果実を環境の変化から保護するろう物質です。
ブルームは、いろいろな野菜や果物についています。
このブルームが農薬と紛らわしいということから、消費者や流通面から敬遠され、ブルームの出ないピカピカ光沢のあるブルームレスキュウリが主流になってきました。
しかし、このブルームレスキュウリは、ブルームキュウリに比べて、見栄えよく日持ちはするが、皮が硬くキュウリ特有の微細な香りも押さえられて味が落ちると考える人も多くいます。
そして、最近では「昔のようなキュウリが食べたい」と、ブルームキュウリを見直す動きもでてきています。
![]() ● 昔ながらの味と香りのブルームキュウリ
ブルームキュウリは、表面にうっすらと白い粉=果粉(これをブルームといいます)をふくのが特徴です。
この粉で身を守っているのです。
粉を嫌う消費者に人気のブルームレスはその名の通り表面はつるつる青々で、見た目にはきれいで美味しそうです。
でも、実際はブルームキュウリのほうが皮が薄く、実はしっかりしていて、しかも香りが強いので、漬物にするには最高なのです。
皮が薄い分、扱いには気を遣いますし、ブルームレスのように、皮が厚い分長持ちする胡瓜と違いスーパーなどではあまり好かれません。
佐藤さんたちは、胡瓜特有の香りが濃いブルームキュウリを作っています。
昔はどこでもこの胡瓜でした。
生胡瓜に味噌をつけてかじったことのある人も少なくないと思いますが、あの食感や香り、甘みはブルームキュウリならではなのです。
● 胡瓜の歴史
当時の胡瓜はにがみが非常に強く、今日までの間、にがみをなくす様に品種改良が進んでいます。
その後、インドやヨーロッパから中国に胡麻(ごま)や胡桃(くるみ)などと一緒に伝来しました。
ちなみに胡瓜と呼ばれるのは、中国からみた西方民族の事を『胡』と呼び、そこからきた瓜なので『胡瓜』と呼ばれるようになったようです。
日本には6世紀から10世紀頃中国から伝来しました。
その当時は『胡瓜』とは言わず『黄瓜』と呼ばれており、今のように未完熟の青々しいものを食さず、完熟させて黄いものを食用にしていたようです。
日本での胡瓜の本格的な普及は17世紀以降になってからで、それほどまで普及が遅くなった要因として、日本の祇園信仰による所の、京都八坂神社の紋が胡瓜の切り口に似ていることで、禁忌作物にされていたことや、葵の御紋に似ているので武士たちが恐れ多いと口にしなかったことなどがありますが、一番有力なのは、当時のきゅうりは非常に苦かったことがあげられるでしょう。
● 河童の大好物
現在でもその名残で胡瓜の海苔巻を『カッパ巻き』などと呼んでいます。
また、鮎は胡瓜の匂いを嫌うので、鮎釣りに行く前日は胡瓜を食べてはいけないのどと言われることもあります。
● 胡瓜の栄養価
栄養価は特にビタミンA・B1・C・E・カリウムなどを含みますが、含有量自体はさほど多くはないようです。
ビタミンCには美肌や風邪の予防などに効果がありますが、胡瓜にはビタミンCを酸化する働きのある酵素、アスコルビナーゼが含まれている為、食べ方に注意が必要です。
一般的には、お酢やレモン汁を加えて使用する、煮るなどして加熱する、漬物として発酵をさせる、などすればこの酵素の働きを抑えることができます。
その他の効果として、水分の含有量が多いので食欲を増進させる効果があったり、過剰な塩分を体外に排出する利尿効果のあるカリウムとともに、現代病予防に効果があるそうです。
● 選び方のポイント
その他に通常の大きさのものならば多少曲がっていても、栄養価や味は曲がってないものと変りません。
● 胡瓜の保存方法
また、へたの方を上に向け、立てて保存すると長持ちしますが、大体2〜3日位が保存の目安でしょう。
● 胡瓜の種類
全長約6〜7cmで、花付きのまま出荷される胡瓜の幼果です。
余り一般的ではなく、レストランや料亭などの需要が多い。
もろみそを付けてそのまま食される。
◆ もろきゅう(モロキュウ)
もろきゅうとは品種の一つではなく、通常栽培の胡瓜の若取りしたもので、開花から一週間ほどで収穫することができます。
花丸胡瓜同様、もろみそなどを付けて食べるのが最も一般的ですが、即席漬けにしたりしてもおいしく食べられます。
◆ ピックル型胡瓜(ピックルガタキュウリ)
全体的に短い楕円形をしていて、色味はほぼ白色。主にピクルス用に栽培されている。
栽培されている品種は『最上』や『酒田』などがあります。
◆ 四葉胡瓜(ヨウスウキュウリ)
華北型の品種で、長さは40センチ前後の大型です。
特徴は表面にしわが多く、しゃきしゃきとした歯ごたえがあります。
本葉を四枚付けた頃から実り始めるので四葉(すいよう)と呼ばれています。
◆ 加賀太り胡瓜(カガブトリキュウリ)
直径が8〜10センチ程もある大型の胡瓜。
肉質が硬く絞まっていて、果肉部分も大きいので、くり抜いて中に詰め物を入れて煮込んだり、浅漬けにしたりなどして使用されます。
加賀野菜の中でも代表的な野菜です。
◆ 白イボ胡瓜(シロイボキュウリ)
現在市場で流通している胡瓜の約90%が白いぼの仲間です。
特徴は、皮が薄く滑らかで、鮮やかな緑色をしていて、歯切れの良い胡瓜です。とげが白色をしているのでこのように呼ばれています。
◆ 黒イボ胡瓜(クロイボキュウリ)
春から初夏にかけて収穫されていたかつての主流種。
肉質がやわらかく、皮が厚い。
現在では主流種の白イボ系の胡瓜に圧されて、四国や九州でわずかに栽培されているだけのようです。
◆ ブルームレス胡瓜(ブルームレスキュウリ)
ブルームとは、胡瓜そのものから表面を保護するために出てくるロウ状の白い粉のことで、このブルームが発生しない胡瓜のことを、ブルームレス胡瓜と呼び、特定の品種をさす言葉ではありません。
ブルームレス胡瓜は10年前に比べると現在の主流となっている訳ですが、これは表面に付着したブルームが消費者から農薬と勘違いされ敬遠されることや、取り扱う販売店が、ブルームレスのほうが表面の皮が厚く、鮮度管理が楽であることが理由としてあげられます。
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![]() 石川県認定 |