年間の温度差が60℃
絵本の里・北海道剣淵町
「剣淵・生命を育てる大地の会」
JAS有機肥栽培
北あかり
男爵
 
 
 
生命を育てる大地の会では、
会員農家のすべJAS認証を取得しています。
 
 
化学農薬、除草剤も使わずに育てた、
「安心と真心」の農作物です。
昼夜の寒暖差が大きいほど
甘みや栄養素がたくさん蓄えられる
剣淵のじゃがいもは、
掘り出されたばかりの新鮮さ。
 
煮くずれは多少ありますが火の通りがよく、
ホクホクしているのでコロッケに最適。
ほんのり崩れた煮物にすると味がしみて
非常に美味しく出来上がります。
ふかしてそのまま食べるのも美味しい。
アツアツのジャガイモにバターをのせれば、
じゃがいもの素材の味を
そのまま召し上がれます。
 
● 北あかり
 
キタアカリは男爵を改良した品種で、
肉色は黄色っぽく粘着性があるじゃがいもです。
またの名を「黄金男爵」ともいいます。
また、甘みがありホクホクと粉をふくことから「栗じゃが」とも呼ばれます。
 
昭和62年(1987)北海道の優良品種に選ばれたじゃがいものエリートです。
ちょっと見、男爵いもみたいな姿ですが、包丁で半分に切ってみてください。
黄金男爵の別名は伊達じゃありません!!
食欲をそそる黄金色がほんとにおいしそう。
おいしさはもちろんですが、栄養にも注目!
ビタミンCやカロチンの含有量が多いので美容や健康を気にする方にも最適です。
 
長い間北海道の土の中で育てられた剣淵のじゃがいもは、
掘り出されたばかりで新鮮。
昼夜の寒暖差が大きいほど甘みや栄養素がたくさん蓄えられるじゃがいもは、
北海道の大地で元気に誕生します。
 
じゃがいもにはビタミンCが豊富。
とくにキタアカリには多く含まれます。
おまけにじゃがいものでんぷん質に守られて加熱しても壊れにくいのです。
キタアカリは煮くずれしやすいので、つぶしてポテトサラダやスープに最適。
火が通りやすいので料理も短時間で済み、
サランラップをかけてレンジで調理も簡単です。
油との相性も良いので皮つきのまま素揚げしても美味しいじゃがいもです。
 
●きたあかりの来歴
昭和50年(1975)に北海道農試において、ジャガイモシストセンチュウに抵抗性の調理用品種の育成を目標として、「男爵薯」を母、ジャガイモシストセンチュウ抵抗性の「ツニカ」を父として交配し、昭和62年(1987)に命名登録された調理用品種です。
名前の由来は育成地の北の大地を線虫被害から守る希望と明るさを表現しています。
 
食味が良いことやビタミンCが多いことが消費者にも徐々に知られ始め、北海道における平成13年(2001)の作付面積は1,866haになりました。
「黄金男爵」「栗じゃが」などの名で売られていることもあります。
 
●品質特性
いもの形は扁球形で、皮色は黄色で目の部分に赤紫色の着色がります。
表皮は「男爵薯」より粗いため外見に重きをおく市場では、中身の品質が優れている割には不利なことが多い。
肉は「メークイン」より濃い黄色です。
 
煮上がりが早く、煮くずれの程度は「男爵薯」よりやや多い中です。
舌ざわりはやや滑らかです。
調理後黒変はありません。
食味は「男爵薯」並かやや良好な中の上で、えぐ味がなくややさつまいもに似た良い香りがします。
長く貯蔵すると食味が低下しやすいといわれます。
 
用途は、サラダ、皮つきで蒸したり、粉ふきとしたり、また、スープなどのそう菜や外食産業にも向いています。
 
煮くずれしやすいので長時間煮込む料理には不適です。
電子レンジ加熱は香りを生かすことができて煮くずれの心配もないので「キタアカリ」に適した調理法といえます。
カロチン含有量が高く、ビタミンCは「男爵薯」の約1.5倍近く含まれています。
 
● キタアカリの皮付きフライドポテト
サラダオイルにくし型に切ったジャガイモを入れてから火にかけ、
油が湧き上がって角が白くなったら一度引き上げます。
5分ほど置いて、今度は油を熱し、お芋を入れて狐色になったら出来上がりです。
ちょっと多いかな・・と思うくらいお作りになっても直ぐになくなると思います。
紙袋に塩を入れて用意なさっておいて、揚げたてを入れて軽く振るってください。
 
● キタアカリのコロッケ
北あかりを洗って皮ごとゆでます。
その間に、ひき肉・玉ねぎ・人参・とうきびを炒めて塩コショウします。
玉ねぎ・人参を定番として、ベーコンやハム、ほぐした鮭などもOK。
熱いうちにじゃがいもの皮をむいて荒くつぶして、炒めた具を混ぜ込み粗熱をとり、
温かみの残るうちに丸めて更に冷まします。
小麦粉・溶き卵・パン粉をつけて、きつね色に揚げます。
食べるときにかけるのはソースが定番ですが、
大根おろしに小ねぎを混ぜ込んで別皿で添えて、ポン酢をかけてもGood
 
● キタアカリの炒めジャガ
ジャガイモはマッチ棒くらいの細切りにして、水にしばらく晒し洗います。
晒して洗わないと、加熱時にでんぷん質が出てきて、さらっと炒め上がらりません。
大き目の鍋か中華なべに、多めに油を入れ熱し、
斜めにザク切りした長ねぎを炒めて、ねぎの香りが出たら、
水をよく切ったジャガイモを一気にいれて、大きくかき混ぜ、
油をなじませながら、塩コショウを振り、ジャガイモ全体の色が変わり始めたら、
すぐ火を止めます。
余熱で程よく柔らかくなるので、油がなじんだら早めに火を止めるのが極意です。
 
● キタアカリのグラタン
1%の塩水できたあかりを丸ごと煮る(15分が目安)
鍋にバターを入れ泡が出てきてら、ニンニクを炒め、
(バターを焦がさないように弱火)スライスしたきたあかりを炒める
(水にはさらさないでおく)。
少ししんなりしたら、牛乳・生クリームを加えて煮込み、
とろみが出てきてら、塩・こしょう各少々で味付け
3に粉ふき状態になった1を入れ、ソースとからませてグラタン皿に入れ、
200℃のオーブンで20〜25分焼いて完成!!
 
● キタアカリのお好み焼き
【材 料】
・じゃがいも(キタアカリ)・・・600g ・玉ねぎ・・・中1個 ・干しエビ・・・15g
・ちくわ・・・3本 ・イカ胴・・・1パイ ・帆立貝・・・6個 ・豚牛切り肉・・・4枚
・サラダ油・・・少々
・トッピング・・・紅ショウガ、ソース、マヨネーズなど
【作り方】
@キタアカリの半量は千切り、玉葱はみじん切り。
イカ、ホタテは食べやすい大きさに切る。
豚肉は1枚を4等分に切る。
A豚肉以外を全部ボールに入れて、
残りのキタアカリをすりおろしてボールに加え、
全体をよくなじませてタネの出来上がり。
Bフライパンにサラダ油を熱しタネの半量を入れ、
オタマなどで表面と周りの形を整え豚肉8枚を並べ
フタをして中火で焼き色がついてきたらひっくり返し、火が通るまで焼く。
お皿に移して、お好みでトッピングをして出来上がり。
【ワンポイントアドバイス】
使用するじゃがいもはキタアカリの方が火が通りやすいので調理時間が短くて済みます
具材は各ご家庭で好きなものを入れて頂き楽しめます
是非皆さん試してみてくださいね
 
 
● 男爵
 
男爵は明治40年にイギリスから北海道に導入された品種で、北海道を代表するじゃがいもです。
ホクホクとした美味しさ、粘りの少ない品種で、幅広く料理に使われます。
肉色は白色でやや粉質、でんぷん質を多く含んでいます。
長い間北海道の土の中で育てられた剣淵のじゃがいもは、掘り出されたばかりで新鮮。
 
昼夜の寒暖差が大きいほど甘みや栄養素がたくさん蓄えられるじゃがいもは、北海道の大地で元気に誕生します。
じゃがいもはビタミンCが豊富。おまけにでんぷん質に守られて加熱しても壊れにくいのです。
 
煮くずれは多少ありますが火の通りがよく、ホクホクしているのでコロッケに最適。
ほんのり崩れた煮物にすると味がしみて非常に美味しく出来上がります。
ふかしてそのまま食べるのにも向いています。アツアツのジャガイモにバターをのせれば、じゃがいもの素材の味をそのまま召し上がれます。
 
 
 
■ 「剣淵・生命を育てる大地の会」は
 
剣淵町は、旭川からさらに北へ約50キロ、車で約1時間ほど進むと、名寄盆地の南端に位置しする「絵本の里」剣淵町に着きます。
両側をなだらかな丘陵に囲まれていて、夏は30度と比較的暑く、冬は雪が多く寒さもマイナス30度と、年間の気温差が60度にもなる町です。
 
 
剣淵町の由来は、湿地に育ちやすい「はんの木」が多く生えている川という意味のアイヌ語「ケネニ(はんの木)ペツ(川)」とされています。
今も、町の中央部には天塩川の支流剣淵川がゆったりと流れていますが、町内北部の犬牛別付近からは、シジミやハマグリの化石が発見され、かつてこの辺り一帯は湖だったことが推測されます。
 
 
明治32(1899)年、337戸の屯田兵が入植して剣淵の開拓は始まりました。
当時このあたりは昼でも暗い未墾の原生林で覆われ、開拓者たちは泥炭質・粘土質の土と向かい合い、改良を続ける闘いの日々を送ったことが、町の資料として残っています。
 
そうした先人の永い苦労のかいがあって、「湿地の町」と呼ばれた剣淵もやがて穏やかな農村地帯へと変貌し、発展していきました。
 
過疎化の進む町を活気づけたいと、職種の違う「若いおじさん達」が集まって作った「絵本の里」は、知的障害者の施設「西原学園」が支えで、その出会いから「剣淵・生命を育てる大地の会」が生まれました。
 
現在では、平坦な剣淵川の流域に開かれた田と畑、そしてその背景に広がる緩やかな丘と山林の段丘地帯が、ヨーロッパの田舎とも似た風景を織り成して、訪れる人々の目を楽しませてくれます。
 
 
● 「剣淵・生命を育てる大地の会」の約束事
生命を育てる農業 次世代に誇れる農業を!
「剣淵・生命を育てる大地の会」は平成2年に設立。
安全・安心な農産物として有機栽培・特別栽培の生産及び販売活動を進めて20年を越えました。
 
■ わたしたちの野菜の作り方
○ 除草剤は使用しません。
○ 肥沃な圃場を計画的に拡大します
○ 輪作を基本に堆厩肥・緑肥・有機肥料を施用します。
○ 土壌分析した上でミネラルのバランスを調整します。
 
■ わたしたちの無農薬とは
○ 全窒素成分の50%以上が有機肥料および有機質であること。
○ 除草剤使用が2年以上されていない田畑です。
○ 化学農薬散布はいっさいしておりません。
○ 農薬代替資材を使用しております。
○ 平成13年より北海道有機農業研究協議会の認証を得ました。
(無農薬・減化学肥料栽培農産物)
 
■ わたしたちの減農薬とは
○ 除草剤は原則的に使用しません。
○ 農薬は生物に影響の少ないものを最低濃度で使用しています。
(回数は当地通常栽培4〜5回程度の5割以下で行います。)
○農薬については使用したものを報告義務とします。
 
 
剣淵・生命を育てる大地の会
活動趣意書
 
私たちの身の回りは、さまざまな化学物質によって汚染され、いまや地球規模で環境汚染が進行し世界的な問題となっています。
そして、私たちの食料は、生産段階と輸送保管段階における農薬の使用、加工段階における食品添加物の使用などによって化学合成物質の利用度は依然として減少しておりません。
 
こうした状況のもとで、消費者が、「食の安全」を身近な問題として強い関心を示し、過剰なまでに農薬を使用する農業と、加工品に対する各種の食品添加物の使用が重大な事態にあるとしているのは、化学合成物質の危険性に対する深い認識の現れであり、そのことからして、身体の健康と食の安全に関する消費者の問題意識の高まりは当然です。
 
私たち農民は、「食は生命」であるという認識に立ち、消費者が求める安全な農産物とその加工品を生産し供給すべきであるという自覚に基づいて、「次代に誇りうる」安全な農産物を生産していこうとするものです。
 
このことからして、私たち会員は、農業と農民の社会的責任の立場から、農業の基本に立ち返り、この地球の生態系を活かした「土作り」を重大な課題として、化学肥料と農薬に依存しない農法を実践しなければなりません。
 
健全な土と有機・無農薬農法および誠実な農業技術によって生産された農産物と食品は、それ自体付加価値を持つ時代です。
 
本会は、平成2年に『食は生命なり』という認識で設立し、化学肥料と農薬に依存しないで、生態系を生かした農業を行い、消費者の期待に応えるべく努力してきましたが、いまだ道半ばの状態にあります。ここにおいて、『食は生命なり』を礎にして『農は食の命』『農は生きる力』『次代を農に託そう』を信念として邁進します。
 
私たち会員は『生命』ということを広く深くかつ正しく認識して、消費者の真摯な要請にこたえることにつとめるとともに、真に文化的に豊かで明るい農業と農村を築いていきます。
 
 
私たちの住む町「剣淵」(けんぶち)は北海道北部の盆地の中にある町です。
年間温度差が50℃以上あり、収穫時の「味付け」に適した日中の温度差を有します。
開拓当時より、泥炭質・粘土質の土と向かい合い幾度も土地の「改良」を行ってきました。
 
近年まで、多種・多量の化学肥料や農薬を試みましたが、ある日「私たちは食べるものを生産している」ことに振り返り「食べ物は人の生命(いのち)のもと」である事を再度認識し、有機質・漢方等を用いた無農薬栽培を始めることで「食する」側に立った作物、私たちの言う「生命(いのち)のもと」をつくることが人や環境に優しく、更には、子供の未来のためでもあると、現在の栽培法を始めることとなりました。
 
剣淵は過疎化が進む小さ「まち」です。
ある日、「ここを活気づけたい」・・・そう考え出したまちの青年達が「絵本」と出会い、 ここを「絵本のまち」にしようと町民が職業を超えて集まり始まった絵本の里づくり。
この出合の中で知的障害者施設「西原学園」の職員や園生と知り合い、未来を考えたとき 「剣淵・生命を育てる大地の会」を発足するきっかけとなりました。
 
この会発足時は、郊外の「西原学園」内に拠点を置き、圃場作業、荷造り、発送等の協力体制の基、実績を積み 平成5年にはよりスムーズな対応をと町中心部に事務所を構えております。
また、同年より西原学園近くに新設された知的障害者授産施設「北の杜舎」にはトウモロコシやジュースの加工を委託しており 、相互協力し、一歩一歩品質向上・安定に勤め、より良い「生命もと」をお届けできるよう努力しております。
これらを通して学びえたことを今後は、文化的な農業者として未来への素晴らしい遺産づくりに邁進したいと思います。
 
 
剣淵・生命を育てる大地の会
生命のもと一覧表
 
■男爵      8月下旬〜    サラダ、スープ、茹でいもに
■メークイン   9月上旬〜    カレー、シチュー、肉じゃがに
■侯爵      9月上旬〜    粉ふきいも、コロッケなどに
■キタアカリ   9月上旬〜    コロッケにポテトケーキに
■くりあじ南瓜  8月下旬〜10月下旬    ホコホコ・ホクホク、北国の味
■エムテン☆メルヘン  8月下旬〜10月下旬    まろやかな甘味
■雪化粧    12月限定     寒くなるほど美味しくなる冬至限定
■玉ねぎ    9月中旬〜2月下旬    生で食べられるほど透明な甘味。
■人参(土付き)  8月中旬〜10月下旬   ベータカロチンがいっぱい!
■大豆、小豆、金時、とら豆、黒大豆      11月中旬〜
■炒り黒大豆       通年
■トマトジュース      通年
■キャロットキッス      通年
■しそジュース      通年
■小麦粉(ハルユタカ)    9月中旬
■そば粉      9月中旬
■無農薬納豆    通年
■フランクフルト    通年
 
 

石川県認定
有機農産物小分け業者石川県認定番号 No.1001