|
■ 野菜・果物と健康 (122)
日本人のための食養生活
これを食べれば
医者はいらない
若杉友子著 社祥伝社刊 より その4
B 現代人はとにかく食べすぎ
●シカの(つの)が教えてくれること
綾部の家の裏山では、春先になるとシカの角があちこちに落ちています。
シカの角は毎年生え変わるから、山に住んでいる雄ジカの頭から抜け落ちた角が、そこらへんに落ちているわけです。
奈良公園では、発情期で気の荒くなった雄ジカが大きくなった角でお互いに傷つけ合わないようにと、秋になると角切りをしますが、角があまりにも丈夫で、のこぎりの刃が折れてしまうこともあるとか。
それくらい鹿の角は丈夫なんです。
骨粗しょう症にならないようにと必死になってカルシウムが豊富といわれている食べ物を摂っている人がいるようだけど、のこぎりでも刃が立たないくらい立派な角を作るシカは、いったい何を食べているんでしょう?
シカは牛乳を飲んだり、肉を食べたりしません。
自然に生えている草だけを食べているんです。
毎日山の中をうろうろして、青い草を食べて歩き、そしてあの立派なからだを作り、艶のいい毛皮を作り、丈夫な角を作るんです。
草の葉緑素のカリウムだけで真っ赤な血液を作り、真っ赤な血液から自分の子孫を作り出しているんです。
それに引き換え今の日本人は、ありとあらゆるものを食べ、必要以上に栄養を摂り、それにもかかわらず、体調を崩し、病気になっている。
子供を生めない夫婦もわんさかいますよね。
何がここまで日本人を変えてしまったのかといえば、食べ物です。
昔の日本人は、今のようにやたらめったらいろいろなものを食べなかった。
お弁当といえば、ご飯に梅干し一粒。
沢庵が2切れでも載っていれば、万々歳というものでした。
それが今じゃ、ご飯がほんのちょっとでおかずがいっぱい。
親は競い合うようにして、子供のお弁当箱にいろいろなおかずを詰め込んでいる。
昔はご馳走を食べるのは、お正月やお祭りなどのハレの日に決まっていました。
それが今は、毎日がハレの日であるかのごとくご馳走を食べまくっている。
明らかに食べすぎです。
西洋から入ってきたカロリー栄養学からすると、昔の日本の食卓は「栄養不足」と言うことになるんだろうけど、昔の人は、一汁一菜の食生活で子供をたくさん生んでいた。
「貧乏人の子沢山」といって、貧乏している家のほうが子供が多かったほどです。
6人も7人もポロポロ生まれて「困ったは、どうしようかしら」というくらいでした。
私の知り合いに80歳過ぎのおばあちゃんがいるけど、彼女は13人兄弟。
一人亡くなりましたが、彼女を含めてあとの12人はみんな元気で生きているそうです。
長生きの秘訣は何なのかと、子供の頃の食事を聞くと「ろくなものを食べていなかった。ご飯と味噌汁と漬物くらい」といっていました。
栄養不足いわれようがなんだろうが、そうした食べ物でみんな十分に育ち、長生きをしているわけです。
シカが草だけで立派なからだを作り、野山を駆け回り、子供をバンバン作るように、人間もご飯と味噌汁とちょっとしたお菜があれば、元気に活動でき、子供も自然にできるんです。
●カロリー栄養学が病気を作る
戦後、小麦や脱脂粉乳とともに日本に入ってきたのが欧米の栄養学。
食べ物ごとにグラム当たりのカロリーを出し、合計で何カロリーになるかを計算して、1日に必要とするカロリーを摂ろうという考え方です。
今では体重に応じてその人に必要なカロリーを割り出すようだけど、昔は一般的な成人は1日2400キロカロリー摂るように言われました。
しかもバランスよく栄養を摂るために、1日33品目食べるように言われていたんです。
1日2400キロカロリーも摂取したら明らかに食べすぎだし、1日33品目食べろなんて、食料自給率の低い日本では土台無理があります。
それこそ本気で食べようと思ったら大変なことになってしまう。
真冬に真夏の食べ物を食べなければならなくなるし、海を渡ってくるような、はるか遠い国で作られた食べ物を食べなければいけなくなってしまいます。
あげくの果てに冷凍食品やインスタント食品まで食べることになってしまいます。
「身土不二」と言う言葉が教えるように、からだと土地は分かつことはできません。
自分が生まれ育った土地にできる作物、つまり地元で作られている食物を食べることが、からだに一番順応するんです。
昔は地元といえば三里四方。
一里が4キロですから、12キロ四方ということになります。
真冬に真夏の野菜を食べ、日本にいながらにして世界各国の食べ物を口にする。
それを豊かと勘違いしてはいけない。
私には、自然の法則から外れたことであり、自然の秩序を破っているとしか思えません。
人間もまた自然の一部です。
にもかかわらず、自然からかけ離れたことをしている。
だから、体調が悪くなったり、病気になってしまうんです。
インスタント食品や冷凍食品もいろいろあるようだけど、あんなのは最新の機械が作った食べ物。
不自然な食べものには、保存料や酸化防止剤など添加物がたくさん使われているんです。
それを忘れちゃいけない。
不自然なものを食べて、健康になる道理がないんです。
だいたいカロリーを計算するなんて馬鹿なことをやっているのは人間だけ。
人間以外の生き物はこれが何カロリーで、朝は何カロリー食べたから、合計すると何カロリーになるなんて考えていやしません。
昔の日本人はカロリー計算なんてしなかったし、アンデスの山奥に住んでいる人だって、そんな馬鹿なことはしていない。
カロリー計算するよりも、一汁一菜で食べるほうがよっぽどわかりやすいし、健康にいいと私は声を大にして言いたいですね。
戦後の日本は、西洋のものは何でもいいと信じて疑わずに取り入れてきたけれど、日本には先人が残した食文化というものがあるんです。
なぜこんなに病気の人が増えたのかを、じっくり考えてみてください。
そして、私たちはこれまで何の疑いも持たず、素直に取り入れてきた西洋の栄養学をいったん白紙に戻しご破産にすべきだと思います。
●タンパク病が増えている。
肉も牛乳も卵もからだによくない!
「日本人はタンパク質が足りない」
「タンパク質はからだを作る」
「しっかりタンパク質をとろう」
戦後、日本ではこうした謳い文句がまことしやかに言われてきました。
それで、みんなすっかり洗脳されて、
「タンパク質を取らなければいけない」
「タンパク質と言ったら、やっぱり肉、牛乳、卵、大豆だから、これらの食品を積極的に食べよう」
と妄信的にタンパク質を求めるようになったのです。
日本にはもともと日常食として動物の肉を食べる習慣はありませんでした。
それが、戦後の欧米化で、毎日のように、いえ毎食のように動物性のタンパク質が食卓に上るような食生活に様変わりしてしまったんです。
肉というのは、口で極楽、腹で地獄といって、口ではおいしいかもしれないけれど、腹の中で悪さをする。
「腐る」と言う字を見るとそのことが良くわかります。
「府」の中に「肉」と書いて「腐」になる。
五臓六腑という言葉からもわかるように、「府」というのは消化器系の内蔵を表す文字。
「腐」が意味するものは、消化器系の内臓に肉が入ると「腐敗現象が起きる」と言うことなんです。
しかも今の食養の肉は、短期間に大量生産されているものばかり。
牛や豚や鶏は、成長ホルモン剤、女性ホルモン剤、抗生物質を入れた餌を食べさせられ、ほどよくメタボ状態になったところで出荷されるんです。
今の男の子は女の子みたいにおっぱいがプクッとふくれているけど、おそらく食べ物を通して摂取しているホルモン剤の影響なんでしょうね。
昔の男子の胸は、洗濯板のようにぺたんこでした。
それから学校給食で出されている牛乳。
高タンパクでカルシウムが豊富で、子供の成長にいいと言われているけど、牛乳は人間が飲むものではありません。
牛乳は歯のない、牛の赤ちゃんが飲むもの。
どうして歯の生えた人間が牛の乳を飲まなければならないのか。
そこに疑問を持たなくちゃいけないんです。
牛乳は子牛にとっては完全食品であっても、人間にとっては異種タンパクであり、食源病の元。
消化しにくいために、体内で老廃物や毒素を作り、アトピーやアレルギーの原因となるのです。
骨粗しょう症にならないようにと、無理して牛乳を飲んでいる人もいるようですが、牛乳を飲むとむしろ体内のカルシウムが破壊されてしまいます。
牛乳にはリンが多く含まれているため、牛乳を飲むと骨のカルシウムが溶け出し、リン酸カルシウムとなって体外に排泄されてしまうんです。
特に日本人の女性は牛乳を吸収する力がとても弱いため、牛乳を飲み続けると乳がんにかかりやすくなる。
乳がんになった人に話しを聞くと、たいていの人が「乳製品が大好きでよく食べていた」といいます。
卵も完全栄養食といわれているけど、市場に出回っているのはすべて無精卵。
人間が金儲けのために、無精卵を生む鶏を化学的に操作して作ったんです。
狭いケージの中に詰め込まれ、昼夜を問わず煌々と電気に照らされ、ひたすらホルモン剤の入った餌を食べている。
そんな鶏が産んだ卵に、果たして栄養があるのでしょうか?
高級卵として売られている卵だって、みな同じことです。
「そうは言っても、肉や牛乳をやめて、子供が成長できなかったらどうしよう」と思う人がいるかもしれないけれど、昔の日本人は肉や牛乳や卵を食べなくてもちゃんと成長し、子孫を残してきたではありませんか。
今生きている私たちが何よりの証拠です。
そうでなければ、みんな今こうして生きてやしません。
それに、アレルギーやアトピーの子供は、肉や牛乳や卵を制限されて食べられないけど、そのために成長できなかった、なんて話はきたことはありません。
今の日本人は、タンパク質不足を心配するのではなく、むしろ
タンパク質の摂りすぎを心配するべきなんです。
肉、牛乳、卵を毎日食べて、タンパク質を過剰にとるから、ガンになったり、アレルギーを起こしたり、アトピーになったりするんです。
今多くの人を悩ませている病は、ほとんどタンパク病といってもいいでしょう。
がんは漢字で「癌」と書くけど、病(やまい)だれの中にどんな字が入っていますか?
「品」という字と「山」という字が重なっていますよね。
食品を山のように食べると「癌」になる。
もしくは、「品」と言う字は「口」が三つ重なって3人分を山ほど食べるということだから、食べすぎを象徴しているともいえる。
つまりがんは食べ過ぎの病だということなんです。
肉と牛乳と卵をやめたら病気の半分は治る。
治そうと努力しなくても治る、と私は思います。
●日本の食は一汁一菜が基本
室町時代から伝わる小笠原流の礼法では、「ご飯三口にお菜が一箸」といって、ご飯を3回口に運んだら、おかずを1回口に運ぶようにと教えています。
ご飯の割合が多くて、栄養のバランスが悪いと思うかもしれないけれど、日本人は古来そうした食生活を続けてきたんです。
何よりも、歯のつくりを見れば、人間はご飯を食べるようにでk手いることがわかります。人間の歯は一般的に32本あり、32本のうち20本は穀物を噛み砕く臼歯です。
そして8本は野菜、豆、根菜や果物を、残りの4本は犬歯で魚介や肉を引き裂くのに具合のいいようにできているわけです。
歯のつくりから考えても、「ご飯三口にお菜が一箸」のバランスは理にかなったものなんです。
これまでに「一汁一菜」と言う言葉を何度も出しましたが、「一汁一菜」は小笠原流の「ご飯三口にお菜が一箸」を実践できる理想的な献立なんです。
一汁の「汁」は味噌汁。一菜の「菜」は、煮物、和え物などの野菜料理。
ご飯を主食とし、味噌汁と野菜料理に漬物を加える。
これが日本の正しい食事のスタイルなんです。
落語家のヨネスケさんが夕飯時に一般の人の家を突然訪ねて、晩ご飯の内容を紹介する番組が以前あったけれど、あれを見ていると、お祭りでもないのに食卓に驚くくらいおかずがたくさん並んでいました。
前もってヨネスケさんが行くと知らせてあるんじゃないかと疑りたくなるくらいです。
食卓が貧相なのは恥ずかしいと思う人は多いだろうけれど、私は自信を持って一汁一切をやっているので、「ヨネスケさん、うちに来ないかしら」といつも思っていました。
品数が少なすぎて番組にならないかもしれないけど、もしもヨネスケさんが夕飯時にやってきたら、
「これで十分なのですよ」「こういう食事をしているから、私はこんなに元気なんですよ」と、テレビの向こうにいる全国の人に向かって堂々と話したいと思っていたのです。
●味噌汁は「飲む点滴」
お米離れとともに味噌離れも進んでいるようだけど、お米と同様、みそは日本が世界に誇るべきすばらしい食べ物です。
味噌の原料である大豆はからだを冷やす性質を持っているけれど、米麹と自然塩を加えて1年、2年、3年と寝かせることで、大豆がアミノ酸に分離されて、からだを温める性質に転化するんです。
味噌は消化機能に働きかける作用があります。
昔の人は食事をするときに必ず味噌汁から先に口に入れました。
味噌汁は「海のかたどり」といって、海の塩気と同じように塩気を摂ることができます。
最初に味噌汁の塩気をからだに取り込むことで胃腸が動き始め、そこへご飯が入っていくと、効率よく消化吸収されるというわけです。
とてもすばらしい食べ方ですよね。
ところが、今のお母さん達は子供を甘やかして、ご飯を食べる前に甘いものを平気で食べさせる。
塩は伝導体で消化機能を活発にするけど、砂糖は絶縁体だから血糖値を上げて満腹感を与えてしまう。
だから子供が食事を摂らなくなってしまうんです。
私は味噌汁のことを「飲む点滴」と呼んでいます。
昔から「味噌汁は医者殺し」とか「医者に金を払うより、味噌屋に払え」といわれるくらい、味噌汁は栄養があるんです。
旬の具材をたっぷり入れて作れば、おかずもそれほどいりません。
私はご飯と味噌汁だけで食事をすることが良くあるけど、物足りないなんて思うことはありません。
その時節のものを味わうことができるし、十分満足しています。
味噌にはその他ニコチンを中和したり、癌を予防したり、老化を防止するという働きもあるんですよ。
味噌汁として飲むことはもちろんだけど、からだにいい調味料なので、味噌炒めや、味噌煮、味噌ダレにするなど、積極的に料理に取り入れてほしいと思います。
このように日本人は、ご飯と味噌汁と野菜のおかずで、からだに必要なタンパクを作り、カルシウムを作ってきました。
栄養が足りないどころか、理想的なバランスの食事をしてきたんです。
手間隙かけておかずを何品も作らなくてもいい。
土鍋でご飯を炊き、旬の素材で味噌汁を作り、惣菜を作ればいい。
これが”医者いらず”の食事の大一歩です。
一汁一菜がからだをつくり、毎日の健康を支えてくれるということをしっかり覚え、毎日の食事に生かしてほしいと思います。
◎若杉ばあちゃんの仲間達ーー[2]
高橋洋子さん
2010年頃から若杉ばあちゃんの自宅で開催されていた料理教室に足を運び、その後、「若杉友子の野草料理教室」(すーよよ企画/2008年3月発行)の企画・執筆・編集を手がける。現在、大阪府箕面市で夫が経営するテニススクールのクラブスハウス内にある飲食店「おこめキッチンらぽーむ」で食養料理を提供。また、自ら研究・開発した薬膳煎餅「元気」を手作りし、同店及びネットショップで販売している。
知り合いの紹介で若杉さんの綾部のご自宅に伺ったのは、今から11年前のことです。
当時高校生だった私の娘がアトピーに悩まされていたため、若杉さんのやっていらっしゃる料理教室に参加することにしたのです。
それまでにアトピーを改善するといわれる食事療法をいくつか試してみたのですが、どれも味が悪く、食べること自体がストレスになってしまうありさまで、長続きしませんでした。
ところが若杉さんのところに行ったら、玄米を食べても、何を食べてもこれまで試したものとは比べものにならないくらいおいしいではありませんか。
また、私がそれまで試した食事療法は制約が多く、窮屈な感じがしたのですが、若杉さんは「やれるところからやったらいいのよ」ととてもおおらか。
そうした若杉さんのお人柄も相まって、これなら続けられると思って、通い始めたのです。
娘のアトピーは、それまでに相当量の薬を投入してきたため、未だ抜け切っていない状態ではありますが、若杉さんと出会い、食べ物を変えたことで娘の性格は大きく変わりました。
以前はアトピーによる身体的症状に劣等感を持ち、なかなか前向きになれなかったのに、今では積極的に人前に出て行けるようになり、精神的にずいぶん強くなったと感じています。
料理教室に通う中で私が若杉さんから教えていただいたことを文章にまとめ、写真とともにまとめたのが『若杉友子の野草料理教室」。
かつて出版した私の著書『貧乏神様」(地湧社)を若杉さんがお読みになりファンでいてくださったこと、また、私が料理教室での若杉さんのお話を録音し、保存していたことから、若杉さんに「あなたが書いた本のように、楽しくて一気に読めて、それでいて勉強になるような本を作ってよ」と頼まれ、3年がかりで作ったムック本です。
今私は、夫が経営するテニススクール内の「お米キッチンらぼーむ」という飲食店で、一般の食事と並行して食養料理を提供し、薬膳煎餅づくりにも取り組んでいます。
「元気」と命名した薬膳煎餅は、古代米の緑米をベースに黒焼きの粉末やよもぎやはこべといった野草の粉末を加えて、一枚一枚ていねいに焼き上げました。
お煎餅をつくろうと思ったきっかけは、私の母が肝硬変末期の症状で、腹水がたまり、抜けなくなったときのことでした。
私は黒焼きを飲ませたかったのですが、母は拒否します。
そこで黒焼きとわからぬように、昆布やわかめなど黒いものばかりと混ぜ合わせたふりかけを作り、それを食べさせたのです。
母はおいしいといってそのふりかけを食べ続け、1週間でお腹がぺったんこになりました。
黒焼きのパワーには心から驚きました。
とはいえ、黒焼きや野草がいかにいいといわれても、母のように聞き慣れないものは敬遠してしまうという人は少なくないはず。
自分で積極的に黒焼きを作ったり、野草を摘みに行ったりできない人のために、手軽に食べられるお煎餅にそれらを混ぜ込んだらどうだろうと考えたのです。
若杉さんは今の日本における食のあり方を非常に心配されていて、早く何とかしなければと、自ら講演活動を行い、料理教室を開くなどして奮闘されています。
私も微力ながらお手伝いができたらと思っています。
お煎餅なら少々高くても気軽に食べられます。
そして実際にからだに何らかの変化が起これば、若杉さんの言っていることが本当なのだと実感していただけるのではないかと考えて、薬膳煎餅を焼き始めたのです。
よい材料を使い、黒焼き、野草の粉末をそれぞれ効き目が出るように入れるとなると、1枚当たり単価が150〜210円と高くなります。
当初は「いくらいいものでも理解してもらえないだろう」と思っていました。
ところが白髪がなくなる、生理通が改善するなど、食べればそれなりの結果が出るということで、反響は予想外に大きく、現在も全国各地から注文をいただいています。
若杉さんとの出会い、私は雑草のようにたくましくなり、いい意味で「したたかさ」を身につけたように思います。
それは以前の私にかけていた部分であり、生きる上での強さをいただいたことに心から感謝しております。
|
||