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■ 野菜・果物と健康 (154)
石原結實式
「野菜ジュース&スープが
病気を治す」
医学博士・石原結實 著 永岡書店
その8
第4章
食べ物が
病気・症状に効く理由
■ 体に効く野菜・いも類・豆類・穀類
● キャベツ アブラナ科
胃粘膜を保護し、がん予防の強い味方
医聖ヒポクラテスは「キャベツは腹痛と赤痢の特効薬」、ピタゴラスは「キャベツは元気をつけ、気分を落ちつかせる」とその薬効を認めている。
キャベツに含まれるビタミンUには、胃粘膜を保護して胃・十二指腸潰瘍を予防したり、治したりする作用がある。
ほかにも肝機能を高めたり、気管支炎や通風にもよいと言われている。
がん予防効果のあるイソチオシアネートが多く含まれていることが、最近の研究で明らかになった。
● ブロッコリー アブラナ科
強力な抗ガン作用が注目されている
ブロッコリーに含まれるスルフォラファンには、強力な抗ガン作用がある。
スルフォラファンは芽の部分に多く含まれるので、ブロッコリースプラウトがおすすめ。
熱に強く、ゆでたり、炒められたりしても失われないという利点がある。
抗酸化作用が強いβカロテンやビタミンCも多く、免疫力アップにも効く。
体を冷す陰性食品なので、冷え性の人は生のまま食べないほうがよい。
● 小松菜 アブラナ科
がん予防、動脈硬化に効く
抗酸化作用が強いビタミンC、βカロテンを多く含む。
グルコンノレートという、肝機能を助け、解毒作用をを高める成分も含まれている。
アメリカやドイツの動物実験で、小松菜に含まれるグルタチオンに抗ガン作用があることが確認されている。
体を冷す院生食品なので、冷え性の人は生のまま食べないほうが良い。
● 大根・大根の葉 アブラナ科
消化を助け、二日酔いに効き目がある
でんぷんやたんぱく質を分解する酵素(ジアスターゼ、オキシターゼ、カタラーゼなど)を含み、消化を助ける。
食中毒や二日酔いの予防、改善に良い。
大根の辛味成分には胃液の分泌を促し、消化を促進する働きがあり、胃もたれの解消にもおすすめ。
葉は冷え性、婦人病、貧血の改善に効果的といわれる。
● にんじん セリ科
がん予防だけでなく万病に効く
万病のもとといわれる活性酸素を無害化する、強力な抗酸化作用を持つβカロテンを豊富に含んでいる。
免疫力を高める、視力を回復させる、肌を丈夫に保つなどさまざまな健康効果がある。
欧米の自然療法病院では、必ずといっていいほど、にんじん2本、りんご1個でつくる生ジュースをすすめている。
● セロリ セリ科
血栓を予防し、動脈硬化に効く
ヨーロッパでは古くから薬草として用いられてきた。
古代ギリシア時代には、利尿薬、解熱約、胃薬、催淫薬など万能薬だった。
香り成分のアピインには神経をしずめる作用がある。
赤血球のもととなる栄養素が含まれているので、貧血改善、生理不順、更年期障害にも良い。
何より血液中の血栓を溶かす作用が強く、血液をサラサラにして心筋梗塞や脳梗塞を予防する。
● パセリ セリ科
がんや血栓を予防する
今日、葉を摘んでも明日には収穫できるほど、強靭な生命力があることで知られる。
あしたばを切ったときに出る黄色い汁には、カルコンという強力な抗酸化物質が含まれている。
ガン、潰瘍、血栓予防に効果がある。
ほかにがん予防に効果が期待されるクマリンという成分が含まれる。
● きゅうり ウリ科
強い利尿作用で「水毒」を解消
ビタミンC、カリウム以外はあまり栄養素が含まれていないが、カリウム、イソクエルシトリンには強力な利尿作用がある。
体内の余分な水分が原因で起こる「水毒」の解消の奏効する。
むくみ、高血圧、腎臓病、心臓病、二日酔いなどに効く。
ケイ素が含まれているので脱毛予防にもよい。
体を冷す陰性食品なので、冷え性の人はとり過ぎに注意。
漬物にするなど塩を加えると良い。
余分な熱をとり、ほてりを抑えるので暑気あたり改善にもおすすめ。
● 冬瓜 ウリ科
むくみを解消し、夏にぴったり
強い利尿作用がある。
むくみ解消や高血圧予防に効く。
体を冷す陰性食品なので、夏場のほてりやのぼせ解消にぴったり。
さっぱりしているので、食欲の低下している夏場のときにすすめられる。
冷え性の人は生のまま食べないほうがよい。
スープなどにしてとるとよい。
● レタス キク科
鎮静作用と不眠解消に効果あり
昔から「頭の疲れを癒す」「鎮静作用がある」といわれてきた。
頭痛予防に効くといわれる。
茎を切ったときに出る白い乳液には、精神を安定させるラクッコピコリンが含まれ、入眠作用がある。
サラダなどな芽で食べることが多いが、からだを冷す陰性食品なので、冷え症の人はスープに入れる、炒めるなど加熱して食べたほうがよい。
● 春菊 キク科
がんや動脈硬化、老化を予防
抗酸化作用の強いβカロテン、ビタミンCを多く含み、ガン予防、動脈硬化予防、老化予防などに効く。
骨粗しょう症を予防するカルシウム、貧血の改善に役立つ鉄なども、野菜の中では比較的多く多く含まれている。
独特の香り成分「ビネン」には、胃腸の働きをよくする作用がある。
● ごぼう キク科
にきびや発疹などにおすすめ
不溶性食物繊維を豊富に含み、腸内の老廃物や有害物の排泄を促して腸内環境を整える。
なかでもリグニンには大腸ガンの予防効果がある。
漢方では、腰をはじめ下半身を強化し、精力を増強すると考えられている。
腎の機能を高め、排尿を促す。
ごぼうに含まれるイヌリンに利尿作用がある。
解毒作用や発汗作用にもすぐれているので、にきびや発疹など皮膚の病気などにも効果的。
● れんこん スイレン科
止血や消化不良に聞く
でんぷんが大部分を占めるが、食物繊維も豊富で便秘に効く。
免疫力を高めるビタミンC、貧血を改善する鉄なども多く含まれている。
切ったときに黒ずむのは、タンニンという成分の性で、止血作用、消炎作用があり、胃・十二指腸潰瘍の出血に奏効する。
倦怠感や精力減退にも効く。
● ピーマン ナス科
発毛を促進する。抜け毛予防に
βカロテン、ビタミンB1、ビタミンCを多く含み、免疫力アップによい野菜。
血液を浄化するクロロフイルや、老廃物の排泄を促す食物繊維も豊富。
毛細血管を強化して出血を防ぐビタミンPを含み、傷の予防や治療に有効。
脱毛や爪の発育不良改善におすすめ。
● ほうれん草 アザカ科
鉄分が多く貧血解消におすすめ
鉄分、マンガン、マグネシウム、カルシウムなどミネラルを多く含む。
貧血の解消に良い。
血液中の有毒物を浄化するクロロフイルも多く含んでいる。
胃腸を浄化したり、ホルモンの分泌を正常に保ったり、尿酸の排泄を促す作用がある。
ほうれん草に含まれるシュウ酸は結石の成分になるので、生で食べないほうがいいといわれていることもあるが、量に気をつければそれほど心配する必要はない。
1日100〜200g程度であればまったく問題ない。
● しそ シソ科
免疫力アップやかぜに効く
殺菌作用が非常に強く、昔から食中毒の予防や解毒に用いられる。
漢方ではうつ病、気管支喘息、かぜ、発熱、頭痛、せき、胃弱の薬として使われる。
免疫力を高めるので、免疫が関係するアレルギー性疾患の改善に効果がある。
気分が落ち込んでいるときにもおすすめ。
香り成分に食欲増進作用がある。
● アロエ アロエ科
強力な緩下作用が便秘改善に効く
昔から「医者いらず」といわれるほど薬効が高く、薬として利用されてきた。
便秘、消化不良、火傷などに効果がある。
強力な勧化作用があり、排便を促す。
アロエに含まれるアセマンナンには、粘膜を強くして潰瘍を治す働きや、免疫力促進作用がある。
● しょうが ショウガ科
免疫力を高め、万病に効く妙薬
からだを温めて発汗を促す、免疫力を高める、殺菌作用、解熱、鎮痛作用、気力を高めるなどさまざまな健康効果がある。
漢方では心身の多くの病気に効く薬と考えられている。
これらの薬効はしょうがに含まれるジンゲロン、ジンゲロール、ショウガオールなどの辛味成分によるもの。かぜ、うつ病、胃腸の不調などにも効く。
● にら ユリ科
からだを温め、疲労回復に効く
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にら特有の作用に「駆?血作用」がある。
血液の汚れを浄化して、血行をよくするため、肩こり、頭痛、めまい、耳鳴り、動悸、生理痛、生理不順などでを改善するといわれる。
ほかに、からだを温める、消化を促進する、殺菌作用、鎮静作用などもある。
にらレバ、にらの卵とじなどは、陽性食品の食品の卵、レバーをあわせるので、滋養強壮、疲労回復、虚弱体質や貧血の改善、低血圧などに効く。
● ねぎ ユリ科
かぜの予防に葉ねぎのみそ汁
滋養強壮、発汗作用、利尿作用、殺菌作用、解熱鎮痛作用などの効果がある。
滋養強壮作用、鎮静効果が高く、日本でも古くからかぜの特効薬として活用されてきた。
不眠症や食欲不振などにも効果がある。
冬場のビタミン補給にピッタリの野菜。
● 玉ねぎ ユリ科
血液をサラサラにして動脈硬化を予防
ほかのユリ科の食べ物(にら、ねぎ、にんにくなど)と同様、動脈硬化予防、滋養強壮、解毒作用などさまざまな健康効果がある。
特質すべきはグルコキニンの血糖効果作用。
鎮静作用もある。
玉ねぎの薄皮を煮出した煎じ汁は、高血圧、動脈硬化に効く。
● にんにく ユリ科
古代より滋養強壮の万能薬として活用
古代エジプト時代、ギリシア時代から「万能薬」と呼ばれ、活力源として活用されてきた。
エネルギーをつくるときに欠かせないビタミンB1と結びついて、体内で吸収されやすくする硫化アリルを含み、疲労回復や滋養強壮作用がある。
それ以外にもさまざまな健康効果がある。
とりすぎると胃粘膜を荒らすので注意する。
● らっきょう ユリ科
血液をきれいにする浄化作用が強い
にら、ねぎ、にんにく、玉ねぎなどネギ科アリウム属の野菜と同様、血液の流れをよくして浄化する作用がある。
エネルギーをつくるために欠かせないビタミンB1を、効率よく吸収させる硫化アリルを多く含む。
疲労回復、こりの解消、狭心症や心筋梗塞におすすめ。
● 山いも ヤマノイモ科
滋養強壮、老化予防はコレ!
山いもをはじめ、里芋、うなぎ、どじょうなどヌルヌルした食べ物は、滋養強壮によいといわれている。
漢方では胃腸、肺、腎の働きを強化し、消化促進、下痢、腰痛、呟、、糖尿病、頻尿に効くとされる。
足腰の冷え、むくみ、痛み、頻尿、老眼、白内障、インポテンツ、皮膚のかゆみ、骨粗しょう症など老化による症状や病気に処方する「八味地黄丸」の主成分。
● さやいんげん マメ科
インスリンを助ける成分が含まれる
ビタミンB群、カリウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛などを多くのビタミンやミネラルを含む。
動脈硬化予防、高血圧の改善、骨粗しょう症予防、更年期障害の改善などさまざまな健康効果が期待できる。
さやにはブドウ糖の利用に欠かせないインスリンと似たような成分が含まれている。
糖尿病の改善に効く。
● 大豆 マメ科
イソフラボンがガン、子宮がんを予防
血液中のコレステロールを低下させる、肝機能を助ける、排尿を促す、脳の働きをよくするなど、病気予防によい食べ物。
質の良い良いたんぱく質が多いことから「畑の肉」と呼ばれる。
女性ホルモンと似た作用がある大豆イソフラボンをふくみ、乳がんや子宮体がんなど女性特有のがんの予防の効果が期待できる。
更年期障害にも良いとされる。
大豆そのものは食物繊維が多く、消化しにくいので、豆腐や納豆など加工食品を活用するとよい。
● 納豆 大豆加工品
抗血栓薬に匹敵する動脈硬化予防作用
大豆を発酵させた陽性食品。
消化しやすいので子どもや高齢者、胃腸の機能が低下している人にもぴったり。
血栓を溶かすナットウキナーゼが含まれ、動脈硬化予防のためにも毎日食べたい食品。
ただ、すでに脳卒中や心筋梗塞を発症して抗血栓薬をのんでいる人は、薬の作用を阻害するビタミンKを多く含むので控える、もしくは食べないほうがよい。
主治医に確認してから食べるようにしよう。
● 小豆 マメ科
強力な利尿作用で水分の排泄を促す。
漢方では「赤小豆」と呼ばれ、生薬の一種として活用される。
脚気、心臓病、腎臓病、便秘などに処方される。
小豆に含まれるサポニンには、血液中のコレステロールや中性脂肪を低下させるほか、体内の水分量を調節してむくみを解消する作用がある。
小豆を煎じたものは排尿を促し、むくみ解消や二日酔い解消に奏効する。
● 黒豆 マメ科
からだを温める陽性食品の代表
漢方では体の成長や発育、性食に欠かせない腎を補う食べ物とされている。
漢方では黒い食べ物はからだに良いと考えられ、珍重される。
薬効の高さは皮の黒さから来ている。
むくみ解消、高血圧の改善、肥満予防、動脈硬化予防などにつながる。
● ごま・黒ごま ゴマ科
老化予防に効く魔法の食べ物
脂質が多く、約半分はリノール酸やオレインサンなど、動脈硬化によい植物油。
ほかに質の良いたんぱく質、疲労回復に効くビタミンB群、老化予防に働くビタミンE、滋養強壮にいい亜鉛、骨を強くするカルシウムも多く含む。
強力な抗酸化作用があるゴマリグナンモ注目されている。
がん予防、管機能アップ、白髪予防などにおすすめ。黒ごまはからだを温める作用が強い。
● 玄米 イネ科
精白米よりも胚芽つきの玄米を
精白米は胚芽やぬかなどビタミンやミネラルが豊富な部分を取り除いている。
これらを残した玄米はビタミンB1、ビタミンE、食物繊維が格段に多くなっている。
その栄養価の高さから、がん予防に玄米食がすすめられていることが多い。
精白米を玄米食と同じような栄養効果にするには、黒ごま塩をかける。
● そば タデ科
血管を強くして動脈硬化を防ぐ
色が黒いもののほうが、ビタミンB1、鉄、カルシウムなどビタミンやミネラルが多く含まれている。
質の良いたんぱく質、血管を強くするルチン(ビタミンP)を含み、動脈硬化予防に効果的。
からだを温める陽性食品の代表格。
■ 体に効く果物
● りんご
一日@っこのりんごで医者いらず
便秘の改善、血液中のコレステロール低下、腸内環境を整える、がんや体内の炎症、アレルギ疾患の予防改善など、さまざまなよい作用がある。
漢方でも「元気をつけ、唾液を出してかわきを止め、胃腸の働きをよくする」といわれる。
● レモン
疲労回復、免疫力アップに効く
レモンの酸味はクエン酸とビタミンC。
ビタミンCは抗酸化作用が強く、動脈硬化、ガン予防、免疫力アップ作用がある。
クエン酸は疲労物質である乳酸の分解を促し、疲労回復に効果がある。
ミネラルを包み込んで吸収しやすくするキレート作用がある。
二日酔い予防、美肌づくり、むくみ改善、血管病予防にもおすすめ。
健康長寿によいといわれる。
● いちじく
血圧を安定させ、整腸作用を発揮する
糖質ほか、ビタミンB1、ビタミンC、カルシウムなどを多く含む。
血圧を安定させるプソラレエンも含む。
中国では痔の改善に効く「薬」として有名。
いちじくには消化を促す酵素や、食物繊維のペクチンが多く含まれ、腸内環境を整え、便秘改善に効果的。
● パイナップル
たんを出しやすくし、動脈硬化も予防
西洋医学の去痰薬(キモタブ)はパイナップルから作られている。
漢方では淡をだしやすくするので、かぜや気管支炎のときにすすめられる。
また、血管壁に沈着するフイプリンを分解する酵素を含み、動脈硬化予防に効く。
60度以上加熱すると酵素の作用がなくなるので、缶詰のパイナップルには効果がない。
● ぶどう
疲労回復やむくみ解消に効果的
主成分はエネルギーのもととなるブドウ糖。
すぐにエネルギーに変わるので疲労回復に効く。
利尿作用があるのでむくみ解消にもよい。
排便作用を促す緩下作用があるので、便秘解消にもおすすめ。
● プルーン
便秘解消の強い味方
欧米ではミラクルフルーツと呼ばれる。
カリウム、ビタミンA、食物繊維、クロロゲン酸、アントシアニンなど豊富な栄養素が含まれている。
抗がん作用が高い果物として注目されている。
緩下作用が強いので便秘解消におすすめ。
ドライプルーンのほか、果汁や果肉を濃縮したエキスなどとして用いられている。
● なし
のどの痛みをやわらげる
漢方では咽頭炎や喉頭炎、気管支炎などでのどが痛いときの特効薬とされている。
熱を取り除いたり、むくみの改善、疲労改善、食欲改善などにも効果的。
肉料理の消化を促進する酵素が含まれているので、肉を食べたあとのデザートにおすすめ。
■ 体に効く海草類・きのこ類
● わかめ・昆布
生活習慣病予防、免疫力アップに効く
水溶性食物繊維であるアルギン酸を多く含んでいる。
腸内の余分なコレステロール、中性脂肪の排泄を促す。
有害物質を吸着して排泄を促すので、腸内環境を整え、肝機能を助ける。
がん細胞の増殖を抑制したり、免疫力を高めるフコイダンも注目される。
● ひじき
骨粗しょう症予防に効く
骨をつくるときに欠かせない、カルシウムとマグネシウムをバランスよく含んでいる。
鉄も比較的多く、貧血予防にもおすすめ。
食物繊維も多い。
● しいたけ、干ししいたけ
古来より不老長寿の食べ物として珍重
糖質の燃焼を助けるビタミンB1、血液中のコレステロールを低下させ、血圧を安定させるエリタデニン、がんを抑制するβグルガン、骨粗しょう症予防に必要なビタミンDなど病気予防に効く栄養素が含まれている。
食物繊維も豊富で生活習慣病予防の強い味方。
● まいたけ
免疫力を高め、がん予防に効く
白血球の働きを助け、免疫力を高めるグルカンが含まれ、抗がん作用があるといわれている。
食物繊維が豊富なので、胃腸を掃除し、血液浄化に役立つ。
■ 体に効く魚介類
● あさり
さまざまな栄養素を含む健康食品
低脂質・高たんぱくでダイエット食にもなる。
肝機能を高めるタウリン、造血作用があるビタミンB12や鉄、精力増強に役立つ亜鉛、骨粗しょう症に効くカルシウムなど、病気予防に良い栄養素が多く含まれている。
● えび・かに
低脂肪・高たんぱくで血管を強化
どちらも質の良い蛋白質やタウリンが含まれ、血管を強くして動脈硬化に役立つ。
肝機能を高めるタウリン、免疫力を高めるキチン・キトサンなども含まれている。
えびにはコレステロールや血糖値を下げるベタインも含まれる。
● 牡蠣(かき)
栄養豊富な海のミルク
エネルー源となるグリコーゲンを始め、ビタミンB群、鉄、カルシウム、ヨード、亜鉛、タウリンなど現代人に不足しがちな栄養素が含まれている。
造血作用、滋養強壮、不眠解消、骨の強化、肝機能強化などの効能がある。
● しじみ
肝機能を高めて解毒作用を強化する
肝機能を強化するタウリン、メチオニン、コハク酸、ビタミンB12を多く含んでいる。みそ汁にして飲むと、みその消化酵素がしじみの消化を助ける。
鉄分を多く含み、貧血の改善にも効果的。
■ 体に効くその他の食べ物
● 塩
健康を保つ上で大切な栄養素
人間の血液や体液の塩分濃度は一定になるように保たれている。
塩分が不足すると食欲不振、倦怠感、消化不良、嘔吐、めまい、疲れやすいといった症状をきたす。
ただし、精製された塩はとりすぎると高血圧を招く。
塩分をとるときにはミネラルを存分に含むあら塩で。
● みそ
日本の伝統的な調味料
ゆでた大豆に塩と麹菌を加え発酵させたもの。
塩を含むうえ発酵させているので、からだを温める作用が非常に強い。
防腐作用もある。
● 黒砂糖
ビタミンやミネラルを含むエネルギー源
一般によく使われる白砂糖はからだを冷やすうえに、食べ過ぎると糖尿病や肥満を招くもととなる。
サトウキビのしぼり汁を精製せずにつくる黒砂糖はビタミンB1、カリウム、鉄、亜鉛、カルシウムなどビタミンやミネラルが豊富に含まれるうえに、からだを温める陽性食品でもある。
病気予防の強い味方となる。
● はちみつ
強力な薬効で免疫力アップ
エネルギーのもととなる糖質だけではなく、その燃焼を助けるビタミンB1、強壮作用のある亜鉛などを含み、疲労回復を始め万病の薬となる。
腸内環境を整え、免疫力を高める効果もある。
● 酢
習慣病予防に効く調味料
食欲増進のほか、強い殺菌作用がある。
肥満予防、コレステロール低下、血圧の安定などさまざまな健康効果があることが認められている。
生活習慣病の強い味方。
陽性食品である黒酢がおすすめ。
1日15〜30m?とるのが理想。
● 唐辛子
ホットスパイスとも呼ばれる
カプサイシンという辛味成分がたくさん含まれている。
食欲増進、殺菌作用のほか、消化吸収の促進や血液の循環をよくする作用がある。
脂肪の燃焼を促すので、肥満解消に効いて生活習慣病予防につながる。
からだを温める作用がとても強い。
● シナモン
冷えから来る痛みの解消に効果的
漢方では「肉桂」と呼ばれ、生薬の一種として活用されている。
体を温める作用が非常に強く、利尿作用、解熱作用もある。
冷え症の改善に効く。
しょうがと併用すれば強力なからだ温め効果が期待できる。
● ヨーグルト(乳酸菌)
腸内細菌を整えて免疫力を高める
牛乳を乳酸菌で発酵させているので、からだを冷やす心配がない。
腸内の善玉菌の代表である乳酸菌が含まれているので、腸内環境を整えて免疫力を高める。
骨粗しょう症の予防にも役立つ。
● 梅干し
万病予防に効く伝統食品
梅干しに含まれるクエン酸やコハク酸は、食欲増進、消化促進に役立つ。
特にクエン酸は疲労物質である乳酸の燃焼を助けて疲労回復に役立つ。
強力な殺菌作用もある。
1日1個の梅干しを取ると万病の予防、改善に良い。
● くず
葛根湯の成分。強力にからだを温める
漢方ではくずの根を干したものを「葛根」と呼ぶ。
生薬の一種。万病に効くとされる葛根湯の原料。
強力なからだを温める作用で発汗を促す。鎮痛作用もある。
初期のかぜ、胃腸の不調や更年期障害に効く。
市販されているものはじゃがいも、さつまいも、コーンスターチなどのでんぷんが混ざっているものが多い。
くず100%のものがよい。
● 紅茶
からだを温め、利尿作用が強い
紅茶は茶葉を発酵させたもの。
発酵させない緑茶はからだを冷やす陰性食品なので、発酵させた紅茶がおすすめ。
緑茶や紅茶に含まれているかテキンは、血液中のコレステロール、中性脂肪を低下させて血液をきれいにする。
ほかに殺菌作用、利尿作用があり、ガン予防も期待される。
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