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「野菜感覚でニンニクを食べよう」といってもピンとこないだろう。前回ご紹介したように、ニンニク鍋で大量に食べられるこの有機ミネラルニンニクは、あまり臭わないのである。むしろ芳ばしい特有の香りが食欲をそそり、元気をつけてくれる。 ニンニクは生で食べるともっとも臭いますが、加熱することで臭いはやわらぎます。臭いが気になる人は、食べた後に味噌汁を飲むのがよく、またお茶かコーヒーなどを飲むのも臭いを抑えるのに効果的です。その他ハーブ類をひと口かじるのも消臭効果があります。 個人的にまずおすすめしたいのが、ニンニクの天ぷら。芯までやわらかくなるようにしっかり揚げて下さい。ホクホクしてクリとユリネの中間のような歯触りで、やわらかい香りとほのかな甘味が口中に広がります。誰でも2、3片は食べられますし、食塩をつけてまるまる1個分は平気で食べられます。 禅宗の門には「不許葷酒入山門」という立て札があって、ニラとかニンニク、ネギ、ラッキョなどといった臭いの強い野菜や酒を飲食したり持ち込むことを禁じました。西洋では吸血鬼ドラキュラが怖がったというほどの食べものです。 宗教の聖域からこれらが締め出されたのは、ニンニクなどには強壮、強精、滋養、健胃など強力なパワーがあり、性の禁欲を強いられている修行僧などには、抑え切れない慾情を喚起して、修業の妨げになるとしたわけです。ニンニクは性腺ホルモンを活性化し、まさに精力増強の秘薬として古くから用いられてきたとのこと。また、女性にとっても冷え性や更年期障害をはじめ、新陳代謝を活発にして美容にも効果があり、体の中から美しくしてくれるうれしい食べものです。 NHKのテレビ番組『ためしてガッテン』でごらんになった方も多いでしょう。ニンニクは、活性酸素の働きなどによって、体にさびを作り老化やガンを促進することを防ぐ抗酸化食品のトップにランクされる代表的な健康食品です。 ニンニクは、ガン予防に効果のあるスルフィド類、アホエンという成分を含んでいます。ニンニクは、切ったり、すったり、料理することによって臭いとともに薬効成分が生成されます。 �� 油で炒める場合は、100℃前後の低温で炒めると、油に成分が溶け込みやすく、美味しく食べられる。 �� 加熱時間は数秒から数分にして、あまり長い時間をかけない方がよい。切ったりすりつぶしたりして時間をおいても成分は生成され、常温で2日間くらいは持つ。 �� しょう油やアルコールに漬け込むのも成分の生成にはよい。しょう油漬けは漬け込んでから2ヶ月位からおいしく食べられます。またしょう油は栄養分の高い甘味のあるしょう油に変わります。 �� アルコール類の好きな方には健康管理によい薬効があります。 �� ニンニクの酢漬けは6ヶ月くらいじっくり漬け込みます。とてもまろやかな美味しさが味わえます。また、この酢を5〜10cc程度水割りにするとさわやかなドリンクとなり、飲み続けることでお肌が艶やかとなり、血行も良くなります。 �� 漬物に使用すると、ハクサイやアカカブなど野菜の持つ風味に、ニンニクの自然なまろやかさが旨味として加わり、砂糖が不要となります。 �� ニンニクの蜂蜜漬けは、風邪の予防には最適。子どもたちにも美味しく食べることができる元気づくりの食べものです。 ニンニクの持つパワーは古今東西知られるところですが、エジプトのピラミッド建設に当たった人たちが大量に食べたというし、万里の長城を築いた中国でも、ニンニクなしには食が成り立たないということです。 �� スタミナがつき、疲れにくくなる。 �� 浄血作用がある。 �� 殺菌作用により、風邪を引きにくくする。 �� 胃液の分泌を促進し、胃を丈夫にする。 �� ビタミンB1の吸収を促進する。 ニンニクはたいへん薬効の高い食べものでその効能は多彩です。血糖値が正常になって高血圧、低血圧、糖尿病に。貧血症や不整脈の人に。コレステロールや中性脂肪、更年期障害、リュウマチ、通風、生理痛に。肩こり、便秘、冷え性にも効く。血液に関するさまざまな症状が改善され正常化につながる役目をする。ニンニクに含まれるミネラルが作用し、相乗効果として体調を整える。 ☆ニンニクの天ぷら �� 大き目のニンニクの燐片を2〜3ケに切る(火の通りをよくするため)。ころもにくるんで揚げます。 ☆ニンニクの天ぷら �� 根のついたまま丸ごと、または、燐片をほぐし皮付のままに油で揚げます。食べる時に皮をむいて食べます。 ☆ニンニクのワカメスープ 鶏がらスープとニンニクとワカメだけで醤油味(薄味)で食べます。ニンニクは燐片をうすく切って、一人分として2〜3片入れてください。(ニンニクのミネラルとワカメが良く合います) ☆ニンニクの甘煮 しょう油、酒、蜂蜜などで20〜30分弱火でニンニクを煮込んで食べる。ご飯のおかず、酒のおつまみに最適です。瓶などに入れて保冷する。 ☆ニンニクスライス 燐片を2〜4ケに切り、弱火にしてオリーブ油で炒めます。炒め終わったら自然塩を振りかけて食べます。夏バテなど疲労回復に最適。 ☆ニンニク味噌 味噌は天然塩使用のものを選び、味噌100〜150gに、ニンニクの燐片2片を入れてスリバチで潰し、スリコギでよく混ぜます。うどんにそのままからめて食べるか、汁に溶かしてかけて食べます。 ☆その他 ・ カレーライスに3〜5片すりつぶして(一流のレストランの味になる)。 ・ 焼肉には厚めにスライスして。 ・ 餃子にはみじん切りにしてたっぷりと。 ・ スパゲティなどパスタ料理にはスライスして。 ・ 中華のタレには燐片を入れて煮込む。 ・ ラーメンにはすりおろして、ニンニクラーメンに。 ・ 肉鍋にはどんな肉にも合います。 ・ から揚げの隠し味に。 ニンニクには、驚くべき強力な殺菌作用があり、ニンニクを切ったりすりつぶしたりすると、含有する酵素アリイナーゼが、アリインと反応してアリシンにかわる。このアリシンを十数万倍に薄めても、結核菌、コレラ菌、O―157、サルモネラ菌、赤痢菌、ジフテリア菌、チフス菌、淋菌などを殺してしまうといいます。 また風邪のウイルスや胃潰瘍、胃ガンの原因といわれるピロリ菌もやっつけてしまうそうです。
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