まぼろしの枝豆
まさに枝豆の王様だ!!
噛めば噛むほど、
特有の香りと甘味が
口中いっぱいに広がる!
 
山形・鶴岡 佐藤清夫さんの
JAS有機栽培
鶴 岡

だだちゃ豆
    
 
 
●やめられない、止まらない、やみつきになる!
鶴岡のだだちゃ豆は、種子を厳選し、有機栽培にこだわり、出荷時の厳しい検査をパスしてお届けできる、本物のだだちゃ豆です。

 鶴岡を舞台とした藤沢周平氏の小説や、山形庄内を巡る紀行文の中に記され、今までも、知る人ぞ知る食通の枝豆として、根強い支持を得ていたわけですが、以前「キリン一番搾り(ビール)」のTVコマーシャルにだだちゃ豆が登場後、「おいしい枝豆」として、TVや雑誌等で取り上げられ、その知名度も今や全国に拡がりました。
 
モノは試し、と買ってみたお客様が、あまりの美味しさに、必ず翌年はリピーターになっていただける、毎年繰り返されるこの事実が、何よりもだだちゃ豆の美味しさを物語っています。
 
「だだちゃ豆」は、山形県の庄内の中でも、鶴岡周辺の限られた地域で古くから農家の手によって大切に守り育てられてきた「在来種」の枝豆です。
 
そのだだちゃ豆の旬(収穫期)は、8月の旧盆ごろから9月上旬まで。
夏の太陽の恵みをいっぱいに受けて育ち、ようやく夏の終わりに登場する、待望の主役といった役どころでしょうか。
いずれにしても、収穫期が短く、豆が土地を選ぶことから(種をまけば、どこでもおいしい枝豆ができるわけではなく、とても気難しい枝豆なのです)、生産量も限られ、「まぼろしの枝豆」とも言われています。

 外観はというと、さやの茶毛とくびれ、二粒が主体の枝豆で、見た目はお世辞にも、あまり良くはありませんが、茹で立ての枝豆には独特の香り、そして、口に含んで噛めば噛むほどに感じる甘味があり、地元でも非常に人気の高い枝豆です。
 
ちょうど、だだちゃ豆が出回り始める旧盆の頃は、庄内にもお盆をふるさとで過ごす人々が帰省します。
この懐かしいお客様にだだちゃ豆を食べてもらおうと買い求める庄内人で、行列ができるほどです。
 
 
佐藤さんは、30数年前から「だだちゃ豆」を栽培してきました。豆の味には自信があったのですが莢に茶毛があり実もあまり大きくならないこの「だだちゃ豆」は、見た目もあまり良くないことから当初市場でほとんど評価されなかったと云ってます。
それでも、美味しいものを全国の消費者の皆さんから一度は食べてほしいと云う願いで地道に栽培を続けてきました。近年ではその甲斐があり「だだちゃ豆」の知名度も全国的になりました。このことは、生産者と消費者の交流などを通した相互理解があった為と佐藤さんは云います。
 
 
●「だだちゃ豆」の名前の由来って?!
ところで、この「だだちゃ豆」というユニークな名前の由来はというと、さまざまな説があるのですが、「だだちゃ」は庄内弁でいう「お父さん」のこと。
昔、枝豆の大好きな鶴岡の酒井の殿様(庄内藩主)が、毎日届けられる枝豆がおいしくて、「これはどこのだだちゃの豆か?」と聞いたことから、いつの間にか「だだちゃ豆」と呼ばれるようになったのが始まりとか…。
 
他に、福島県伊達郡の茶豆が庄内に伝わったとの言い伝えから、「伊達茶豆(だてちゃまめ)」が語源との説があります。
 
 
だだちゃ豆の栄養 (山形新聞より)
だだちゃ豆には、妊娠初期に特に必要となるビタミンB群の「葉酸」が大量に含まれていることが分かっています。
葉酸は、ゆでた枝豆でも2割しか減らず、枝豆は葉酸の供給源として有望なんです。
このほか大腸がんをはじめとする各種の癌、うつ病、アルツハイマー病などを予防する効果が期待されています。
だだちゃ豆に含まれているアミノ酸は肝機能を回復させる働きと、夏ばてを改善する効果があります。
だだちゃ豆にはメチオニンも多く含まれています。
メチオニンは肝臓機能の強化の働きがありアルコールの分解を促進します。
それでビールとだだちゃ豆はとっても良い組み合わせです。
 
●だだちゃ豆のおいしいゆで方(おいしい食べ方)
だだちゃ豆は、新鮮なままゆでていただくのが最高の食べ方です。
ゆで方ひとつでだだちゃ豆の味が引き立ちます。
 
@ 洗い桶に水を少なめに入れ、お米を洗う要領で豆をゴシゴシと強くこすり、サヤの茶色い産毛を落とします。
これが色鮮やかにゆで上げるコツ!。
A なべに枝豆の量の約3倍の水を入れ沸騰させます。
塩一つまみを入れ、豆を入れ、強火で約3〜4分ゆでます。
B さやが少し割れ加減になったら火を止め、素早くザルにあけ、同時に水道水で洗い流して冷まします
これも色鮮やかにゆで上げるコツ!。
C 流水で荒熱が取れたら、素早くザルに上げて塩をふり、うちわであおいでさらに冷まします。
 
 
● だだちゃ豆お味噌汁
枝豆の甘みと味噌の塩辛さが合います。
 
@ 洗い桶に水を少なめに入れ、お米を洗う要領で豆をゴシゴシと強くこすり、サヤの茶色い産毛を落とします。
A 沸騰したお湯(だし汁)に@で洗った豆を皮ごといれます。
B 豆が少し柔らかくなったら、お好みの量のお味噌をいれて完成です。
 
 
● 焼きだだちゃ豆
お酒に合うのは茹でた枝豆だけではありません。
香ばしくおいしい焼き枝豆です。
 
@ 洗い桶に水を少なめに入れ、お米を洗う要領で豆をゴシゴシと強くこすり、サヤの茶色い産毛を落とします。
A 塩を絡め(お好みで胡椒を絡めて)、アルミホイルの上におきグリルで焼きます。
B 両面焼いて皮に焦げめがつき、サヤの口が開いたら完成です。
※ お好みで七味マヨネーズを付けて食べてもおいしいです。
 
 

石川県認定
有機農産物小分け業者石川県認定番号 No.1001