山ちゃんの食べもの考

 

 

その205
 



食は生命なり
「生命なきは食にあらず」とも云われますが、
人は多くの生命を頂く事で生かされている。
植物の生命も動物の生命も微生物の生命も、
土の生命も水の生命も空気の生命も、
すべての生命がつながって生かされている。
そんな「共生」の世界で生かされている。
「人は何を食べるのかによって決まる」とも云う。
肉体的な健康、長寿のみならず、
知性、思想、性格までをも決すると。
その食べ物の作り方、その食べ物の商いほう、
その食べ物の選び方、買い方、食べ方は、
その人の生き方、その考え方そのものであると。

                                   
(山ちゃん)
『食は生命なり』 【61】  『食は生命なり』と「新谷弘実」 その28
新谷弘実著
『病気にならない生き方』 2 実践編 より その9
 
 
第3章 病気にならない食生活 の4
 
●なぜ食塩は「体によいはずがない」のか?
 
残念なことに、日本の野菜は、年々栄養価が減少する傾向にあります。
例えばほうれん草100g当たりのビタミンCの量は、1950年には150mgもありましたが、50年後の2000年にはわずか35mgしかありません。
同様に鉄分の場合は、13mgから2mgへと激減しています。
 
アメリカの野菜は日本のものよりはるかに栄養素は豊富ですが、輸入過程におけるポストハーベスト(収穫後に農薬で処理すること)の問題を考えると、輸入野菜を食べるようお勧めすることもできません。
 
これでは、毎日野菜を食べていたとしても、量が少ないと、ビタミンやミネラル、そしてエンザイムやファイトケミカルも不足してしまいます。
ですから現代人は、正しい食事の知識を持って日々の栄養補給にいかしていくことが必要なのです。
 
私が提唱するエンザイム・セラピーでは、野菜を充分にとることはもちろんですが、それでも不足しがちなビタミンやエンザイムは、季節の良質な果物を食べることで補うことを指導しています。
また、不足がちなミネラル分は、よい塩とよい水で補うよう勧めています。
 
いま、「塩」と聞いて「自分は高血圧だから塩はダメだ」と思った人もいると思います。
現在の常識では、塩は健康の大敵とされてしまっています。
塩は人間にとって必要不可欠なミネラルではあるけれど、取りすぎは高血圧を招く危険な食品でもあるというわけです。
 
しかし、塩が高血圧を誘発するというのは「精製塩」、いわゆる「食塩」をとった場合であって、自然海塩を高温で焼いた還元作用のある塩では、精製塩をとった場合のような血圧の上昇が起きないことが私の臨床データでは明らかになっています。
 
海水から水分だけを蒸発させた自然海塩には、塩化ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、要素といった海のミネラルが非常にバランスよく含まれています。
しかし、「食塩」というなで売られている精製塩は、海水からほぼ塩化ナトリウム(NaCI)だけを取り出したものなので、その99%は純粋な化学物質である塩化ナトリウムです。
 
現在は廃止されましたが、つい10年ほど前まで、日本の塩は「日本の専売公社(現在の日本たばこ産業)によって独占されていました。
塩が専売制になったのは1905年、そのころの塩は、まだ自然海塩に近く、塩化ナトリウムの含有量が80%を超えるものはわずか20%しかありませんでした。
 
それがさまざま技術革新により、より塩化ナトリウムの純度の高い塩が作られるようになっていったのです。
その結果、1947年には塩化ナトリウムの含有量が90%を超える塩が全体の50%を超えるようになりました。
 
そして、日本人が深刻な高血圧に悩まされるようになったのは、じつはこのころからです。
そのため一部では、現在に日本の「高血圧体質は」専売公社が作ったとさえいわれています。
 
精製塩が体に悪い最大の理由は、塩化ナトリウム以外の微量なミネラル分をすべて切り捨ててしまったことにあります。
どうせこんな少しばかりの成分は大して役に立っていないだろう、そんな人間の傲慢さがそこには感じられます。
 
自然は完璧です。ナチュラルな状態で存在している成分は、全て必要だからこそ存在しているのです。
 
漬物を漬けたことのある方はご存知だと思いますが、一般的には漬物には「粗塩」が使われます。
それは、食塩ではおいしい漬物ができないからです。
なぜ、食塩ではダメなのかというと、食塩には塩のべたつきを防ぐために塩基性炭酸マグネシウムが添加されているため、乳酸菌がうまく働くことができないからです。
 
私たちの体に有益な乳酸菌が生きられない塩が、体に良いはずがありません。
ですから、現在台所に食塩がある人はすぐに捨て、これからは自然のミネラルが豊富に入った自然海塩を使うようにしてください。
 
サラサラとした塩が好きな人は、韓国の焼き塩や沖縄の塩など、「還元力の高い焼き塩」をお使いになることをお勧めします。
全ての焼き塩がよいわけではありませんが、自然海塩を高い温度できちんと作った焼き塩は体にとてもいいものです。
 
また、自然海塩は長く空気にさらされていると成分が酸化して、塩酸や硫酸といった有害物質を生じることもあるので、できるだけ鮮度のよいものを選び、酸化しにくい密閉容器に入れ、なるべく早く使い切るようにしましょう。
 
塩と同じように、水もナチュラルなよい水を飲むことは、ミネラル分の摂取につながります。
よい水、きれいな水というのは、不純物を含まない「H2O」だと思っている人もいるのですが、それは間違いです。
自然界に純粋な「H2O」は存在しません。
 
日本は水が豊かな国で、あちこちに名水と呼ばれる水が湧いていますが、そうした自然から湧き出る水には必ずミネラルが含まれています。
ですからナチュラルな水を飲むことで、私たちは自然とミネラル分を補給することができるのです。
 
このようにいうと、水道水にはミネラル分が入っていないと勘違いする人がいるのですが、水道水も原料とする水は自然の水を使っているので、地域によって差はあるものの、きちんとミネラル分は含まれています。
 
ただ水道水は、塩素やトリハロメタンなど、水を浄水する過程で使われた薬物が残存しているのが問題なのです。
浄水器を使い、水道水に含まれている消毒薬をきれいに取り除けば、水道水も立派なミネラルウォーターとなります。
 
 
●水分をジュース類で補給するのは愚の骨頂
 
人間の体は約70%が水分です。
その水分にはさまざまな栄養素や情報など、生命体が生きるために必要なものがすべて溶く込んでいます。
栄養分を運ぶのも、老廃物を排泄するのも、すべて水を媒体としています。
 
私たちの体は、このように水にさまざまなものを溶かすことで、全身の循環を行っているので、よい水を摂るとそれだけ、毒の排泄もスムーズになり、血行もよくなり、ボディ・エンザイムや腸内細菌の活性化を促すことにもなります。
 
ですから摂取する水分は、できるだけよいものを選ぶことが大切です。
病気になった患者さんに食歴を聞くと、水分はお茶やジュース、清涼飲料水で摂っているという人がたくさんいるのですが、これは体のことを思うなら、絶対に止めていただきたい習慣の一つです。
水分はきちんと「水」でとることが必要です。
 
なぜならお茶やジュース、ソーダ類はすでにいろいろなものが溶け込んでいる水だからです。
そうした水分は、体に入っても、その溶け込んでいる不純物を取り除かなければなりません。
その際に、お茶であればタンニン、コーヒーであればカフェインというように、ものによっては解毒しなければならない場合もあるので、エンザイムの消耗にもつながります。
 
また、清涼飲料水やジュース類は水代わりに摂るには、あまりにも糖分が高すぎます。
500ミリリットルのペットボトル1本のジュースや炭酸飲料水に含まれる糖分の量は約30〜50グラムもあります。
しかも水分に解けた解けた糖はすばやく吸収されるので血糖値を上昇させやすく、糖尿病・肥満や低血糖症のリスクを高めます。
 
たまにおやつ代わりに飲むのならまだしも、のどが渇いたときに水代わりにジュースや炭酸飲料を飲むことは絶対にやめましょう。
 
「水」を飲む場合も、先ほどもいいましたが、水道水をそのまま飲むと塩素など体にとって毒となるものを含んでいるので、やはり大量のエンザイムを消耗することになります。
 
塩素は水の中で大量のフリーラジカルを発生させるため、水道水そのものが強い「酸化力」を持ってしまっていることも問題です。
 
私は各地の水の酸化還元電位(酸化力の強さ)を調べたことがありますが、やはりまずいといわれる都市の水道水は、どれも高い酸化力を示し、逆に、名水といわれるような水は、ほとんどが数値が低く「還元力」の強い水であることがわかりました。
 
酸化力がものを「錆びさせる」力であれば、還元力は、「錆を取り除き、酸化を防止する力」ということができます。
つまり、「還元力」の強い水というのは、抗酸化作用のあるよい水だということです。
 
最近は、塩素や毒素となるものを取り除くだけでなく、電気分解によって還元力を持たせる浄水器もありますので、家庭でも簡単に還元力の高い水を恒常的に使うことができます。
 
ペットボトルで売られているミネラルウォーターもよいものがたくさんありますが、そうした水を飲む場合は、鮮度に気をつけてください。
実は、水も鮮度が大切なのです。
還元力の高い水も時間の経過とともにその力を失っていくからです。
 
日々の飲食に関わる水のすべてを、市販のミネラルウォーターでまかなうというのはコストや手間を考えると大変な負担です。
そんなことをしなくても、信頼できるメーカーの浄水器を通せば、水道水を安心して使うことができるのですから、浄水器を上手に活用していただきたいと思います。
 
毎日飲む水の量や飲むタイミングは、前著で詳しく述べたので、ここでは繰り返しません。詳しく知りたい方は、そちらをご参照ください。
 
 
●『食品添加物が安全』は本当か?
 
最近、添加物だらけの日本の食品製造業界の裏側を暴いた『食品の裏側』(安部司著、東洋経済新聞社)という本がベストセラーになりました。
著者は食品販売会社のもとセールスマンでした。
 
それによれば、一般的な日本人が1日に摂取する添加物の量は「平均10g」だそうです。
10グラムというとたいしたことがないように感じるかもしれませんが、1年で考えると4kg近くにもなります。
 
もちろんこれは平均値ですから、食品の選び方によってかなりの個人差があると思いますが、半分としても相当な量です。
 
「食品添加物」という名称は文字どおり食品の製造過程で添加されるものという意味で、何か固有の「添加物」というものがあるわけではありません。
食品衛生法によれば、「添加物とは、食品の製造の過程においてまたは食品の加工もしくは保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用するものをいう」ということになります。
 
食品添加物は、次の4つに大別されます(2006年9月現在)。
 
@指定添加物――食品衛生法第10条に基づき、厚生労働大臣が定めたもので、361品目。
A既存添加物――長年食品に使われてきた実績のあるものとして厚生労働省が使用を認めたもので、450品目。
B天然香料――動植物から得られる着香を目的とした添加物で、一般に使用量が微量であり、長年の経験から健康被害がないとして使用が認められているもので、612品目。
C一般飲食物添加物―― 一般に飲食に供されているもので添加物として使用されるもので、72品目
この中で@とAはそのほとんどすべてが「化学薬品」です。
 
私は前著で「薬はすべて毒」だと述べましたが、化学薬品である添加物も基本的には「毒」と考えます。
とくに「保存料」として使われている添加物には、殺菌性が強く、体内で大切な腸内細菌を殺したり、繁殖を妨害してしまう危険があります。
 
もちろん私の考え方に反発する人もいるでしょう。
添加物は厚生労働省がきちんと安全性を確かめ、認可したものだからです。
 
でも、認可するに当たりどのような検査がされているかご存知でしょうか。
現在行われている検査は動物実験です。
人道上「人体実験」が行えないのは仕方のないことですが、人間とは大きさも構造も違う動物に対し、対象の添加物を単体で与え、反応を見るという現在のやり方には疑問が残ります。
 
その一つは、検査期間が短すぎることです。
規定の安全性試験では、添加物を繰り返し動物に与え、生ずる毒性を検査するのですが、その期間は28日、90日、長くての1年間の3種類のデータしか取られていません。
何年も何十年も摂取し続けた場合のことはわかっていないのです。
 
もう一つの懸念は、すべての検査が単品で行われているということです。
アメリカでは、医師は同時に4種類以上の薬を処方しないことにしています。
なぜなら、薬品の複合使用は思いもよらぬ毒性を発揮することがあるからです。
 
添加物にも当然、同様の危険が考えられます。
添加物が使われる場合、実際には単品で使われることはありません。
必ず何らかの添加物と一緒に使われています。
中には何十種類もの添加物が製品もあるのです。
 
また、複合使用の危険性は添加物同士の問題にとどまりません。
農薬や化学肥料をたっぷり使って栽培された野菜に添加物が使われた場合、人工飼料で育った動物の肉に添加物が使われた場合なども危険が考えられます。
 
また、厚生労働省は認可した添加物の安全性を強くアピールしていますが、その反面、使用量を厳しく制限しているものも少なくありません。
使用量を規制するのは、摂取量が多いと危険だからです。
 
それに、一度認可されたものの中から、毎年のように使用が禁止されているものがあるという事実も見過ごすことはできません。
これは、安全だと思って認可したけれど、後から実は安全でないことがわかったので使用許可が取り消されたということです。
 
厚生労働省が認可したからといって、安全を100%信ずることはできないのです。
 
事実、海外では有毒性が認められ使用が禁止されているのに、日本ではまだ認可が取り消されていないからという理由で使われている添加物もあるのです。
 
とはいえ、これも農薬や化学肥料と同じですぐになくすことは簡単ではありません。
現状では、一人ひとりが個人の責任において、自らが食べるものを選ぶしかないのです。
『食品の裏側』の著者は、著書のサブタイトルに「みんな大好き食品添加物」と謳い、一般の消費者が、添加物入りの安価で見た目が良く、腐りにくい食品を求めている現状を皮肉っていましたが、私そう思います。
 
多くの人が添加物入りの食品を嫌えば、企業も添加物を使わなくなるはずです。
消費者であるわれわれが添加物を選ばないことが、添加物入りの食品をなくしていく唯一の方法なのです。
 
 
●日本人が知らないトランス脂肪酸の恐怖
 
2005年2月、アメリカの大手ハンバーガーチェーン「マクドナルド」は、フライドポテトなど揚げ物に使用する油を、従来のものから健康に配慮したものに切り替えると発表していながら、期日までに実施せず、またそのことを消費者に公表しなかったことで訴訟を起こされ、和解金を850万ドル(約9億円)を支払うことで和解しました。
 
問題の「従来の油」というのは、「トランス脂肪酸」といわれるもので、欧米では高血圧や糖尿病、心臓疾患、ガンなどさまざまな健康被害が取りざたされているものです。
 
現在欧米では、食品の成分表示において、トランス脂肪酸の含有量表示が義務づけられているうえ、ある一定量以上のトランス脂肪酸を含む食品は販売が禁止されています。
 
しかし日本では、トランス脂肪酸の害についてほとんど認知されておらず、表示義務もありません。
トランス脂肪酸というのは、自然界では反芻動物(牛・羊・ヤギなど)の体内に少し見られるだけで、ほとんど存在しません。
問題視されているのは、人工的に作られたトランス脂肪酸です。
 
魚油や植物の種に含まれる不飽和脂肪酸のほとんどは、「シス脂肪酸」として存在しています。
シス脂肪酸は、人体に悪影響はないのですが、酸化しやすいという欠点があります(酸化すれば、当然体にはよくないものとなります)。
 
自然界に存在しているオイルのほとんどがシス脂肪酸なのに、なぜこれほどまでにトランス脂肪酸の害が取りざたされるのでしょうか。
 
それは、一般的に売られている植物性のオイルのほとんどが、その製造過程においてトランス脂肪酸になってしまっているからです。
 
現在市販されているオイルの多くは、原材料にヘキサンという化学溶剤を入れ、煮溶かすことで油を抽出するというやり方で作られています。
この製造過程で不安定なシス脂肪酸は、安定した(酸化、つまり腐敗しにくい)トランス脂肪酸に姿を変えます。
 
ヘキサンというのは、灯油やガソリンに多く含まれるメタン系炭化水素の総称です。
このヘキサンに含まれる「水素」成分が不安定なシス脂肪酸に結合することによって、トランス脂肪酸となるのです。
 
トランス脂肪酸が酸化しないのは。それ自体がすでに過酸化脂質と同じ構造になっていまっているからです。
過酸化脂質が体内に入れば、大量の活性酸素が生み出され、膨大な量のエンザイムがその解毒に消費されます。
 
アメリカでトランス脂肪酸の有毒性が問題視されるようになったのは、1990年代の前半。
しかし、1994年に消費者擁護科学センターなどが、その使用の有無を食品ラベルに表示するように訴えたときには、まだ有毒性、有害性の決定的な証拠が提出できていないことを理由に要望は退けられています。
 
そこには、パン、製菓、揚げもの、マーガリンやショートニングなどの食品製造、外食産業で広くトランス脂肪酸のオイルが常用されており、その性急な切り替えを躊躇したという背景がありました。
 
しかし、1999年に多くの研究結果が出そろうと、アメリカのFDA(食品医薬局)もそれを認めざるを得ず、2003年に数年の猶予をもたせるという形で含有量の表示を義務づけたのです(2006年1月から実施)。
こうした動きは、ほぼ時を同じくしてヨーロッパでも起きています。
 
取り残されているのは、発展途上国と日本だけです。
薬害エイズの場合もそうでしたが、日本の厚生労働省も当然こうした海外の動きは知っているはずです。
知っているにもかかわらず、国民から声が上がらないかぎり、自ら改善しようとはしないのです。
 
日本では、今でも多くの加工食品、外食産業でトランス脂肪酸が当たり前のように使われています。
市販されているマーガリンやショートニングは完全なトランス脂肪酸ですし、植物オイルのほとんどもそうです。
それだけではありません。
パンやお菓子類、サラダのドレッシングにもトランス脂肪酸が使われているのです。
 
トランス脂肪酸は悪玉コレステロールを増やすと同時に、人間の体に必要な善玉コレステロールを低下させることがわかっています。
最近では、トランス脂肪酸は、脳の血管にも悪影響を与え、アルツハイマー病やパーキンソン病などを誘発するという報告もされています。
 
では、どうすればいいのでしょう。
もっとも大切なのは、日本人が自ら声を上げ、改善を国に訴えることです。
そして同時に、トランス脂肪酸の入っていない製品を選んで使用することです。
 
現在トランス脂肪酸のリスクがもっとも軽減されるオイルとされているのは、ヘキサンなどの水素添加剤を使用しない方法で抽出された「キャノーラ油(菜種油)」「大豆油」「オリーブオイル」です。
 
欧米ではトランス脂肪酸を含まない新製法のマーガリンが販売されていますが、日本にはそうしたものはまだないようなので、マーガリンやショートニングを使っている製品は使用を避けるべきです。
 
バターはマーガリンほど有害ではありませんが、やはりトランス脂肪酸を含んでいるので、使用は極力避けることをお勧めします。
 
また、ビタミンEの摂取がトランス脂肪酸の害を防ぐこともわかっています。
ビタミンEはサプリメントでとってもいいのですが、メーカーによっては薬剤を使ってビタミンの抽出を行っているところもあるので、信頼できないメーカーのものは避けてください。
 
サプリメントに限らずとも、緑黄色野菜やゴマ、アーモンドやピーナッツなどナッツ類、豆類にはナチュラルな状態のビタミンEが豊富に含まれているので、油ものを食べるときには、そうしたものを一緒に摂るようにすれば、トランス脂肪酸の害を大きく軽減させることができます。
 
 

 

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池田 優

 

 

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