山ちゃんの食べもの考

 

 

その208
 



食は生命なり
「生命なきは食にあらず」とも云われますが、
人は多くの生命を頂く事で生かされている。
植物の生命も動物の生命も微生物の生命も、
土の生命も水の生命も空気の生命も、
すべての生命がつながって生かされている。
そんな「共生」の世界で生かされている。
「人は何を食べるのかによって決まる」とも云う。
肉体的な健康、長寿のみならず、
知性、思想、性格までをも決すると。
その食べ物の作り方、その食べ物の商いほう、
その食べ物の選び方、買い方、食べ方は、
その人の生き方、その考え方そのものであると。

                                   
(山ちゃん)
『食は生命なり』 【64】  『食は生命なり』と「新谷弘実」 その31
新谷弘実著
『病気にならない生き方』 2 実践編 より その12
 
 
第4章 この実践法が寿命を延ばす の1
 
●食事を改善しただけでは健康にはなれない
 
健康の基本は「正しい食事」をすることです。
私のエンザイム・セラピーでも、ベースとなっているのは、やはり「正しい食事」です。
 
最近は健康食ブームで、巷にはオーガニックフード、ナチュラルフード、スローフードなど「健康になるための」と謳った食事の本がたくさんあります。
 
それらのなかには、乳製品の怖さをきちんと把握できていないもの、動物食の量が多めのものなど、私からすると不十分に感じるものもありますが、おおむね有機農法の野菜を中心としたよいものですから、それらを実践することは、あなたの健康に役立つでしょう。
 
しかし、私のエンザイム・セラピーでは、正しい食事だけではなく、「7つの健康法」すべてを平行して実践することが大切だと考えています。
はっきりいうならば、食事は健康の基本ですが、食事を改善しただけでは、健康にはなれないということです。
 
私たちの体は、すべてがつながっており、影響を与え合っています。
食事でどれだけたくさんのエンザイムをとっても、悪い生活習慣を改めずにいたのでは、ボディ・エンザイムは一向に増えては行きません。
 
また、ボディ・エンザイムが増えても、エンザイムが活性化する体内環境が整っていなければ、エンザイムはその能力を十分に発揮することはできません。
 
私のエンザイム・セラピーの目的は、体の中の「5つの流れ」をよくし、エンザイムと遺伝子と微生物のトライアングル・コミュニケーションをスムーズに行わせることです。
でも、そのコミュニケーションにもエンザイムが使われるのですから、健康になるためにはミラクル・エンザイムの体内保有量を増やすことがどうしても必要なものなのです。
 
ミラクル・エンザイムの体内保有量を増やすためには、食事でエンザイムを積極的に取り入れるとともに、日々の生活でエンザイムの消費を防ぎ、エンザイムを活性化させることが必要です。
 
これは、エンザイムを、お金にたとえるとわかりやすいと思います。
お金持ちになるためには、稼ぐことが基本です。
でも、いくらお金を稼いでも、稼いだ端から浪費していたのではお金は溜りません。
とはいえ、生活をしている以上、お金をまったく使わずにいることもできません。
そこで重要になってくるのが、「上手なお金の使い方」です。
 
浪費を控え、上手にお金を使えば、最小限の出費で最大限のものを手にすることができます。
さらに、お金を貯金したり、優良な投資先に投資しておけば、お金を使うことでお金を増やすこともできるのです。
 
つまり、お金持ちには、その基本となるお金を稼ぐことができなければなりませんが、お金を稼ぐ能力だけでもお金持ちにはなれないということです。
稼ぐ力、節約する力、そして賢く投資して増やす力の3つを併せ持った人が「お金持ち」になれるのです。
 
健康な人というのは、お金持ちならぬ「エンザイムもちの人です。
そして、エンザイムもちになる方法も、お金持ちになる方法も、考え方としてはまったく同じです。
 
エンザイムもちになる基本は、よい食品を食べて体内のミラクル・エンザイムの量を増やすことです。
「正しい食生活」が健康の基本となるのはこのためです。
 
しかし、タバコやお酒、電磁波や薬にストレス、そんなエンザイムを大量に消費する悪い生活習慣を続けていたのでは、いくらエンザイムをとっても、一向にボディ・エンザイムは増えてはくれません。
 
そしてエンザイムも、お金と同じように生きている以上使わないわけにはいきません。
ならば、エンザイムも活性化させて効率的に使うこと、どうしても使うなら少しでもエンザイムを増やすために使うこと、つまり、エンザイムをエンザイムのために投資することがもっとも賢いエンザイムの使い方だということになります。
 
たとえば、食事をするということは、消化吸収の過程で、消化酵素を始め、多くのエンザイムを使うということです。
でもそこで、エンザイムの豊富なものを食べれば、ただエンザイムを消費するだけではなく、エンザイムの吸収・生成につながります。
 
また、エンザイムをそれほど多く含まないものでも、それが腸内環境を整えるのに役立つものであれば、腸内細菌がエンザイムを生成しやすくなるので、やはりエンザイムを増やすことにつながります。
 
私たちの生命活動にはすべてエンザイムが使われているのですから、その行動を「エンザイムを積極的に取り入れること」「エンザイムの浪費を防ぐこと」「エンザイムを活性化させること」を基準に選択していけば、それがすなわち「エンザイムをエンザイムに投資すること」になるのです。
 
「7つの健康法」は、この3つの基準を満たす具体的な「実践法」です。
ぜひ、あなたも今日から実践して、「エンザイムもち」になってください。
 
 
●エンザイムの浪費はこうすれば防げる
 
エンザイム積極的に取り入れる方法は、すでに前章の「正しい食事」のところで述べましたので、ここでは「エンザイムの浪費を防ぐ方法」と「エンザイムを活性化させる方法」について述べていきたいと思います。
 
生物は、生きているあいだ中、何らかの形でエンザイムを消費しています。
私たちは、何もしなくても、ただ寝ているだけでもエンザイムを消費し続けているのです。
 
「エンザイム持ち=健康」であるならば、「病気=エンザイム貧乏」ということができます。
そして、貧乏の原因が収入を上回る支出であるように、人のエンザイム貧乏になってしまう最大の要因も「摂取量を上回るエンザイムの浪費」にあります。
 
エンザイムの場合は、必ずしもエンザイムを摂取しなくても、食品に含まれるタンパク質からエンザイムを生成することもできますし、腸内細菌に作ってもらうこともできるので、摂取量=エンザイムの保有量になるわけではありませんが、エンザイムの摂取量の多寡がボディ・エンザイムの量に大きく関係していることは確かです。
 
ここで私たちの身の回りにあるエンザイムの浪費につながることをもう一度復習しておきましょう。
 
エンザイムを最も浪費するのは、体内に悪いものが入ってきたときに行われる「解毒」です。
 
アルコール、タバコに含まれる何十種類もの化学物質、紅茶やコーヒーのカフェイン、緑茶のタンニン、さまざまな化学薬品(食品添加物を含む)、病気の原因となるウィルスや病原菌、環境ホルモン、フリーラジカル(活性酸素)、電磁波、ストレス等々。
これらはすべて、体の中に入ると、解毒するために大量のエンザイムが使われます。
 
エンザイムには、1か所である種のエンザイムが大量に消費されると、他の部分でエンザイムが不足するという現象が起きますが、こうしたときにエンザイムの使われ方には「優先順位」が決まっています。
 
では、優先順位は何によって決まるのかというと、生命維持に対する危険性の高さによって決まります。
つまり、そこにエンザイムが使わなければ命が危ない、というものから優先されていくということです(これも嗜好品や贅沢品より生活費が優先されるという「お金の性質」に似ていますね)。
 
体がもっとも優先して守ろうとするのは「心臓」の機能です。
心臓が止まり、全身に新鮮な血液が送れなくなると他の臓器もすべて死んでしまうからです。
心臓はガンにならない唯一の臓器なのですが、これは温度が高いということとともに、エンザイムが最優先で使われるから、ということも影響しているのだと思います。
 
心臓の次に優先されるのが、じつは「解毒」なのです。
エンザイムの摂取にかかわる消化・吸収よりも、体内に入った毒素を解毒することのほうが、体にとっては急務だからです。
 
つまり、解毒の大量のエンザイムを消耗する生活を続けていると、エンザイムをはじめとする体に必要なものを吸収するためのエンザイムがどうしても不足しがちになり、ただ「消耗」するだけではなく、同時に摂取量まで落とすこととなり、体には二重に悪いということになるのです。
 
現代人は、ただでさえエンザイムを消耗しがちな環境に生きています。
毎日仕事でパソコンを使っている人が多いと思いますが、パソコンなどの電子機器を使うということは、それだけ電磁波を受けるということです。
パソコンだけではありません。
携帯電話も電子レンジもテレビも電気毛布もみな、電磁波を出しています。
 
体に害を与える病原菌やウイルスは、目には見えなくとも、私たちの身の回りのいたるところにいます。
都市部に住んでいる人であれば、毎日吸っている空気にも環境ホルモンや排気ガスなどから出た化学物質が含まれていることでしょう。
 
こうしたものをすべて避けることは、現代社会で生活する以上不可能です。
だからこそ私は、自分の意志で排除できる「毒素・毒物」は、極力体に入れないように努力していただきたいと思っているのです。
 
人が自らの意志で取り入れている毒の代表が、「タバコ」と「アルコール」です。
とくにタバコは、自分の体だけではなく、周囲の人々にも害を与えるので絶対にやめていただきたいと思います。
 
この2つは、毒素を解毒しなければならないだけでなく、血管を収縮させ体内の循環を悪くするので、エンザイムの活性かも阻害します。
 
もう一つ、食生活の乱れから、体内で作り出してしまう「毒」もあります。
動物食の摂りすぎ、食物繊維や水分などの不足などが原因で、便が腸内で腐敗することによって生まれる有毒物です。
 
便秘時やガスが多いとき、そしてガスや便のにおいが臭いときは、腸内で腐敗が起きている証拠ですから、食生活を改めるとともに、腸内の有毒物を便とともに早く体外に排泄することが必要です。
この方法については、後ほど詳しく説明しますが、胃腸薬や便秘薬(下剤)等は1、2週間以上続けて飲まないでください。
 
体の具合が悪いとき、多くの人は薬を飲みます。
しかし、薬は体を治してくれるいいものだと思っているなら、それは間違いです。
薬というのは、すべて基本的に「毒」でもあるのです。
 
たしかに薬には薬効というものがありますが、それは「毒をもって毒を制す」という力なのです。
 
私も医師ですから、患者さんに薬を処方することは、時にあります。
しかしそれは、患者さんの様態を診て薬による害よりも、薬を飲んだときのメリットのほうがはるかに大きいと判断した場合だけです。
 
ちょっとした胃腸の痛み、消化不良、下痢や便秘、かぜぐらいなら、薬を飲まないで体や胃腸を休めエンザイムやビタミンなどのサプリメントを取ったほうが、体は何倍も早く回復します。
 
解毒に使われるエンザイムが少なければ少ないほど、体の免疫力は高まるということを、ぜひ覚えておいていただきたいと思います。
 
 
●低体温の人はガンになりやすい
 
「7つの健康法」を実践すると、ボディ・エンザイムを増やすだけでなく、活性化することができます。
エンザイムが活性化すると、それだけエンザイムの消費量を少なく抑えることができるので、結果的にミラクル・エンザイムが増えるのと同じ効果が得られます。
 
では、どうすればエンザイムを活性化させることができるのでしょう。
まず、「補酵素(コエンザム)」の摂取が上げられます。
ビタミンやミネラルが体に必要不可欠だとされ、それらが不足すると体にさまざまなトラブルが生じることは良く知られています。
 
では、なぜトラブルが起きるのかというと、そこで働くエンザイムが、一緒に働いてくれるはずの補酵素が不足しているために、きちんと働けなくなるからなのです。
 
補酵素の存在についでエンザイムの活性に多大な影響を与えているのが「体温」です。
エンザイムが活性化する温度は、37℃から40℃ぐらいまでの間。
病気になると熱が出るのは、エンザイムを活性化させて免疫力を強化を図るからです。
 
ですから熱があるからといって、すぐに解熱剤を飲むのは、せっかく高めた免疫力を低下させることになるのでよくありません。
熱が出たときには無理をせず、体を休めて、できるだけ病気との戦いにエンザイムを使える環境を整えてあげることが大切なのです。
 
もう一つ、体温のことで最近気になっているのは、若い女性を中心に、平熱が35℃台という「低体温匠」の人が増えていることです。
これは、実は皆さんが考えている以上に危険なことなのです。
 
なぜなら、体温が0.5℃下がると、エンザイムの不活性により、免疫力が35%も低下するからです。
つまり、平熱が低いということは恒常的に免疫力が低下した状態にあるということなのです。
 
事実、最近の研究では、低体温の人のほうが、遺伝子の誤作動が多く、ガンになりやすいという報告もされています。
しかも、ガンの細胞の活動は、体温が35℃台のときにもっとも活発になることがわかっています。
つまり、低体温の人はガンになりやすいということです。
 
低体温を改善するもっとも効果的な方法は、「正しい食事」と「上手な休息・睡眠」と「適度な運動」です。
 
食事で気をつけていただきたいのは、冷たい食品を食べ過ぎないことです。
 
とくに夏場は冷たいもののほうが口当たりがいいので、ついつい冷たいものが多くなりがちですが、できるだけ体を冷やさないように、暖かい料理や飲み物を摂るように心がけましょう。
ネギやしょうがなど体を温める野菜をとることも効果的です。
 
また、冬場の冷えやすい時期は、ぬるめのお風呂に長時間はいり体を芯から温めたり、寝るときに湯たんぽを使うなどして体を冷やさない工夫が必要です。
 
電気毛布を使う人もいますが、電気毛布は電磁波が出るうえ、体の水分を蒸発させてしまうので、使用は避けたほうがいいでしょう。
 
お勧めなのは、遠赤外線を使ったものです。
家庭用の遠赤外線低温サウナなどもあるので、低体温症の方は試してみてはいかがでしょうか。
 
体温の低い人は血行も悪くなっているので、適度な運動やマッサージを行い、血のめぐりをよくすることも効果的です。
逆に、お酒やタバコは血管を収縮させ血行を悪くするのでやめることを強くお勧めします。
 
エンザイムを活性かさせるもう一つのポイントは、「幸福感」を感じることです。
心と体は一体です。
生きる喜びを感じられない人は、いくら健康にいい生活を送っていても、効果あまり現れません。
 
逆に、生きがいと喜びを持って日々生きている人は、多少不摂生な生活を送っていてもエンザイムが活性化するので、あまりシリアスな病気にはなりません。
 
ストレス、不満、愚痴、哀しみ、嫉妬、怒り、こうしたマイナス感情は心が生み出す「毒」なのです。
この毒もある程度であればエンザイムが解毒してくれますが、一定のラインを超えると、体の毒素と同じように深刻な「病気」を招きます。
 
医学的には「心の存在」は証明されていませんが、私たちはみな、自分が心をもっていることを知っています。
気分が落ち込んだときは、何を食べてもおいしく感じられませんが、逆に幸せなときにはいつもと変わらぬごはんがとてもおいしく感じられます。
 
心に気持ちのいいことは、体にも気持ちがよく、体に気持ちのいいことは、心にも気持ちがいいことなのです。
 
そうした自分たちの経験している感覚を思い出していただければ、心と体が互いに影響しあっていることは、たとえ医学で証明されなくても、理解していただけると思います。
 
 
●便・尿・汗は「毒素」を排出する大切なしくみ
 
私たちの体は、大きく分けて「便」「尿」「汗」という3つの方法で体内の不要なものを排泄しています。
 
「便」は大腸で作られ、その主成分は食べものの残渣物(残りかす)と腸内細菌の死骸、そして新陳代謝によってはがれ落ちた腸壁の細胞です。
 
「尿」は、腎臓で血液を漉すことによって作られる、いわば血液中に含まれていた老廃物の水溶液です。
その98%が水分、残りの2%のほとんどが尿素ですが、そのほかにも微量の塩素、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、リン酸、クレアチニン、尿酸、アンモニア、ホルモンなどを含んでいます。
 
「汗」は、汗腺から出る塩分を含んだ体液で、その成分は尿とほとんど同じですが、水分量が99.9%を占めていますから尿とは濃度が違います。
 
また、「便」と「尿」は主に体内の老廃物を排泄するのが目的ですが、汗は体温調節が主目的であるところも少し違います。
 
では汗は排泄物が少ないのかというと、そうではありません。
汗は体にたまった有害ミネラル(重金属)を排泄するのに役立っています。
 
こうした排泄物の成分を調べてみると、排泄の目的が、単に栄養を吸収した食べ物の残りかすを捨てるだけではないことがわかります。
新陳代謝によって生まれた老廃物と、体に入ってしまった、もしくは体の中でできてしまった「毒素」を体から排出することも「排泄」の大切な働きなのです。
 
とくにさまざまな有害物質に満ちた現代社会に生きる私たちにとって、毒素をいち早く解毒、排出することは健康を保つ上でとても重要です。
 
オゾン層の破壊によって生じた強すぎる紫外線、さまざまな電気機器から発生する電磁波、たばこの煙、自動車の排気ガスやゴミの焼却場の排煙に含まれるダイオキシン、安全であるべき室内でも建材からホルムアルデヒドが出ています。
 
そのほかにも何気なく使っている防菌・防カビ罪や洗剤に含まれる界面活性剤。
食品にさえ有害物質が含まれています。
 
市販されているほとんどの加工食品に使われている食品添加物、野菜には残留農薬、汚染された海で取れた魚介類には水銀やカドミウムといった有害ミネラルを含むものもあります。
 
こうした毒素は、栄養素とともに腸から体内に吸収されます。
体内に吸収された毒素は、肝臓に送られここで解毒されてから血液を通って腸、または腎臓へと進み排泄されるというしくみになっています。
 
私たちの体にはこうした毒素を解毒し排泄するシステムがあるのですが、あまりにも毒素の量が多くなると、どうしても分解できないものが体内に残ってしまいます。
 
とくに「有害ミネラル」といわれる重金属類はエンザイムと結合しやすい特徴があるため、分解しにくいうえ、エンザイムの働きを阻害した毒素の解毒作業にまで悪影響を与えます。
 
先にもふれましたが、解毒には大量のボディ・エンザイムが優先的に使われます。
そのため解毒作業が阻害されると、その影響は全身に及びます。
 
まず消化器官ではエンザイムの不足により、消化・吸収が阻害され、分解しきれない脂肪やタンパク質が未消化のまま血液に流れ込むので、「血液ドロドロ」にしていまいます。
 
ドロドロになった血液は、栄養分を運ぶ能力も老廃物を受け入れる能力も低下するため、体力の低下、血行不良による夜冷え、肩こり、腰痛、肌にくすみなどさまざまなトラブルを引き起こします。
 
また、血液がドロドロになるということは、その血液から老廃物や不要な水分を回収するリンパの流れも悪くします。
 
さらに、血行不良は筋肉にコリを生じさせるので、筋肉の収縮によって流れるリンパは、さらにその流れを悪くします。
 
こうして本来ならリンパや血管を通って体外へ排出されるはずの毒素や余分な水分が体内で留まってしまうのです。
 
エンザイムの不足によって流れが滞るのは、「血液・リンパの流れ」だけではありません。
血管・リンパからの老廃物を体外へ出す「尿の流れ」も、血管に養分を送り込み、その残渣物を排泄する「腸の流れ」も悪化させていまいます。
 
腸の流れの悪化は、さらに多くのトラブルを招きます。
食物がきちんと消化・吸収されないと、腸の中には大量の残渣物が停滞することとなり、その停滞便が腐敗を起こして新たな毒素を生み出していまうからです。
 
こうした腸内環境の悪化は肝臓の活動を弱めるので、毒素の解毒はもちろん、日々の代謝機能も低下し、体内環境をさらに悪化させてしまうのです。
 
こうした悪循環を断ち切るためには、体内に毒素を入れない努力をするとともに、たまっている毒素を排出するための人為的努力「デトックス」が必要なのです。
 
 
 

 

ごらんいただいたことを大変ありがたく感謝します。

 

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池田 優

 

 

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