山ちゃんの食べもの考

 

 

その287
 



食は生命なり
「生命なきは食にあらず」とも云われますが、
人は多くの生命を頂く事で生かされている。
植物の生命も動物の生命も微生物の生命も、
土の生命も水の生命も空気の生命も、
すべての生命がつながって生かされている。
そんな「共生」の世界で生かされている。
「人は何を食べるのかによって決まる」とも云う。
肉体的な健康、長寿のみならず、
知性、思想、性格までをも決すると。
その食べ物の作り方、その食べ物の商いほう、
その食べ物の選び方、買い方、食べ方は、
その人の生き方、その考え方そのものであると。

                                   
(山ちゃん)
 
『食は生命なり』 【144】
 
「食べ方」一つで
人生が変わる!
「病気にならない
食べ方 食べ物」
石原結實 著  海龍社 刊
その1
はじめに
◆病気になるのは人間とペットだけ
巷には、種々雑多な健康情報が氾濫している。
「この食べ物は健康によい」「高血圧に効く」「この食品は健康に悪い」「コレステロールが多く含まれるので食べないほうがよい」・・・・等々を「医師から言われた」「栄養士から指導を受けた」「テレビの健康番組で放送していた」・・・・等々。
 
中には、同じ食物でも「健康によい」という情報と「健康に悪い」という情報もあったりする。
だからこうした情報のただなかにいる人たちの中には、何をどう信じてよいか、迷っておられる方もたくさんいらっしゃると思われる。
 
しかし野生の動物は、どの食物が体に良いか悪いかを、誰に教えてもらうのではなく、本能が命ずるままの食物を食べて、みな元気にしている。
 
考えてみれば、病気になるのは、人間とペットだけである。
野生の動物は、基本的に病気にかからない。
まれに病気したり、怪我をしたりしても、「食べない」で「熱を出して」自分で治す。
 
よって「病気にならない食べ方」は、何も大げさに考えることではなく、野生の動物を見習えば、それで事足りるのである。
 
病気をいっぱい抱えた人間とペットに共通することは、本当の食欲がある,なしに関わらず、1日3回食事が出てくる点である。
 
野生の動物は、食事にありつくためには、それを捜し求めて、1日中歩き回るのが普通だ。
あの百獣の王ライオンでされ、種々、工夫をこらして狩りの準備をし、いざ餌になる植物性動物を追いかけ回しても、実際に相手を倒して食事にありつけるのは5回に1回というのだから、ほとんど毎日空腹で過ごしていることになる。
まして、いわんや他の動物においておや!
 
 
◆「食べ過ぎない」ことが健康への一番の近道
● メタボリックシンドローム診断基準
@ 胸囲(ウエスト) 男性85p以上、女性90p以上
A 上(収縮期)の血圧130oHg以上、下(拡張期)の血圧85og以上
B 中性脂肪が150r/dl以上 (正常値=50〜159r/dl)
C
HDL(善玉コレステロール)が40r/dl未満 (正常値=40〜70r/dl)
D 空腹時血糖が110r/dl以上 (正常値=60〜109r/dl)
 
 
人類も300万年の歴史のうち299万9900年以上は、氷河期、ひでり、火事、洪水、戦争・・・・・・等々の天変地異のために食物がなく、飢餓で過ごしてきた。
 
よって、われわれ人間も含めて、動物はすべて気が=空腹のとき、どう生きていくか、についてからだの生理が出来上がっているといっても過言ではない。
 
動物が活動するためには、糖分が必要だ。
人間60兆個の細胞のエネルギー源は、ほぼ100%糖分に依存している。
よって、低血糖発作は存在するが、低タンパク発作は存在しないのである。
 
空腹で、血糖が下がったときに血糖を上昇させようとするホルモンは、アドレナリン、ノルアドレナリン、コーチゾール、グルカゴン、サイロキシン・・・・・・等々、10以上も存在する。
逆に、食べすぎで血糖が上昇したときに、それを下げるホルモンはインスリンただ一つである。
この一つの事実を見るだけでも、われわれの体は、空腹に慣れており、いかようにも対応できるが、満腹のときには、対処するすべを知らず、高血糖=糖尿病、高脂血症(動脈硬化、脂肪肝)。蒿尿酸血漿(通風)、高塩分血漿(高血圧)、抗体中・・・・・・など、蒿のつく病気、つまり、生活習慣病、メタボリックシンドロームに悩まされるということになる。
このように、明らかに食べすぎで起こっている病気に対しても、一般の医学や栄養学では「1日3食食べるように・・・・・・」と指導しているのだから、滑稽な話である。
 
このような事実を鑑みると、「病気にならない食べ方」で一番大切なことは、「食べ過ぎない」ということになる。
 
 
◆歯にあった食事をすれば病気にならない
次に大切なことは、人間の本来の食性にあった食物を食べるということである。至極当然のことであるが・・・・・・。
 
世界で一番大きな陸上動物である象は6500キロもの体重があるが、草しか食べない。
6メートル以上の長身のキリンも、肉と乳を提供してくれる牛も、あれだけの速さで疾走する馬も、草しか食べない。
みな平べったい歯をもつ草食動物であるからだ。
 
一方、ライオンや虎やチーターは、肉しか食べないが、肉食過剰で起こりやすいとされる通風や大腸ガンや胆石・・・・・・にはかからない。
なぜなた、とがった歯をもつ肉食動物だからだ。
肉食動物は、とがった歯に見合った胃腸や肝臓の大きさ、胃液、胆汁などの消化液の量や質をもち合わせており、肉を100%消化解毒できるからである。
 
翻(ひるがえ)って人間の歯。
4本の犬歯以外は、ほとんどが草食用の歯であることがわかる。
よって、肉、卵、牛乳、バターなどの「高栄養食品」が本当に栄養になっているかどうかどうか、はなはだ疑問となる。
「栄養」とは、生命を養い、健康を栄え(増進)させるという意味なのだから、摂りすぎると、動脈硬化、高血圧、通風、脂肪肝、種々のガンの罹患率を上げる肉、卵、牛乳などの食物を「栄養」食品と呼ぶのはおかしいということになる。
 
したがって、人間は、人間の歯の形にあった食事をすると、健康になれるし、病気にならない、という結論になる。
これについてはあとで詳しく述べるつもりだ。
 
 
 
第1章 『食べすぎ』が病気を引き起こす。
 
●なぜ食べすぎると病気になるのか?
◆「食べすぎ」は血液を汚し、病気を招く
人間も動物も、病気をすると食欲がなくなるのは、病気の原因は「食べすぎ」であるということを示唆している。
食べすぎると、血液中の糖分や脂肪が増加し、糖尿病や高脂血症(動脈硬化、脂肪肝)になりやすくなることについては、西洋医学でも指摘されているし、誰にでもわかることだ。
 
終戦(1945年)直後からしばらくの間は日本には数百人しかいなかったという糖尿病患者が、いまや予備軍も含めて1620万人もいるし、高脂血症の患者は3200万人も存在するのだから、われわれ日本人がいかに食べすぎているかを雄弁に物語っている。
 
しかし、(食べすぎ」は、こうした「高」のつく病気以外にも、種々の弊害を生む。
まず胃や腸、肝臓やすい臓という消化器が行なう消化・吸収・排泄という消化活動に、重労働を課すことになるのだから、こうした臓器に種々の病気が発生するのは、至極当然である。
便秘、下痢、食欲不振、嘔気、腹痛をはじめ、胃炎・胃潰瘍・胃ガン、肺炎・肝硬変・肝臓ガン、すい炎・すい臓ガン、大腸炎・大腸ガン、胆石・・・・・・等々、すべての消化器病やそれが発する症状は、胃腸(肝臓・すい臓も含む)のもつ、消化・吸収・排泄能力を超える飲食物を摂りすぎた結果といっても過言ではない。
胃腸を酷使せず、胃腸に余裕があれば、自分自身を治す自然治癒録画存在するからである。
 
また、食べすぎると、十分に消化できないため、尿酸、ビルビン酸、乳酸、アミン、アンモニア、スカトール、インドール・・・・・・をはじめ、種々の不消化物・老廃物・中間代謝物が腸内に生じ、血液に吸収されてそれが血液を汚すことになる。
 
漢方医学では、「万病一元、血の汚れから生ず」といわれるくらいなので、血液を汚すということは、由々しい問題なのである。
 
その血液は、食べ物から吸収されたタンパク質、脂肪、糖分、種々のビタミン、ミネラル(鉄・カルシウム・亜鉛・・・・・・)、水分、肺から吸収された酸素、内分泌臓器で産生される種々のホルモンなどのほかに、骨髄で産生される赤血球、白血球、血小板などの有形成分から成り立っている。
 
人体60兆個の細胞は、この血液によって栄養を供給してもらって、それぞれの臓器、細胞特有の働きを遂行、その結果生じた老廃物を血液に排泄し、腎臓や肺などの解毒臓器に運んでもらってそこから排出する。
 
よって、血液が60兆個の細胞の生殺与奪を握っているといっても良く、だから血液の循環が悪いところ、簡単にいえば「冷えたところ」に病気が発生してくる。
胃炎や胃潰瘍の人はみぞおちのところが、肝臓病の人は右上腹部が、子宮や卵巣の病気の人は下腹部、つまり、そうした臓器の存在するところが冷たい。
それはとりもなおさず、その部分の血行が悪くなっているのである。
 
そうした、冷たくなった病気の臓器の血行を良くするために、まず人間が考えたことは、手の平を当てて、患部を温め、血行を良くしてあげることだった。
よって、治療のことを「お手当て」というのである。
お手当てをして、患部の血行をよくしてあげれば、種々の栄養素、水、酸素をはじめ、白血球や免疫物質もたくさん供給され、病気が治るのである。
 
食べすぎると、食物の消化のために、血液が四六時中、胃腸に集中しており、筋肉や骨、脳、子宮、卵巣、肝臓、内分泌器官・・・・・・等々の臓器へ供給される血液が少なくなるので、そうした臓器で、種々の病気が発生しやすくなる。
 
 
◆「食べすぎ」は免疫力を低下させる
さらに、食べすぎると「免疫力」も低下する。
最近よく、「免疫」という言葉を耳にするようになった。
免疫とは文字通り、疫=病気を免れるために体に備わった防御機構であり、その主役は白血球が演じている。
 
白血球にも、種々の種類があるが、その中でも、中心的な働きをしているのが、マクロファージ(単球)や顆粒球(好中球、好酸球、好塩基球)など、バイ菌や体内の老廃物を貪食・処理する白血球である。
 
30億年前に地球上に最初に誕生したアメーバ様の単細胞の生命体が、このマクロファージである、とされている。
ほかのNK細胞やT細胞、B細胞などのリンパ球も、好中球などの顆粒球も、マクロファージから進化したものである。
 
よって白血球は、体の中の血液という海水(血液と海水のミネラル=塩分の組成はほぼ同じ)の中を、いまでも自由に泳ぎ回っているということになる。
白血球は血液1muに、4000〜8000個存在する。血液は体重の13分の1、つまり4〜5?(4000〜5000t)であるから、白血球は体内に数百個くらい存在していることになる。
 
われわれが腹いっぱい食べると、食べたものが、胃腸で消化・吸収され、血液の中にはタンパク質、脂肪、糖、種々のビタミン、ミネラル・・・・・・等々の栄養もいっぱいになる。
すると血液を泳いでいる白血球もそうした栄養分もたらふく食べて満腹になる。
 
その結果、外から体内に病原菌やアレルゲン(アレルギーの原因物質)が侵入してきても、体内でガン細胞ができても、食べようとしない。
ちょうど、草食動物を倒してその肉を腹いっぱい食べてゴロンと横になったライオンの目の前を草食動物が通っても、見向きもしないように・・・・・・。
 
つまり、満腹時には病原菌やアレルゲン、ガン細胞・・・・・・等々の異物を食べようとしない白血球の力=免疫力は落ちている。ということになる
 
「逆もまた真なり」で、われわれが空腹になると血液中の栄養素も不足し、白血球も空腹になるので、病原菌やアレルゲン、ガン細胞などの異物を盛んに貪食する。
つまり免疫力が上がるわけだ。
 
よって、われわれが風邪、気管支塩、肺炎、胆のう炎などの感染症にかかったときや、脳卒中や心筋梗塞の発作直後や、ガンがある程度進行したときをはじめ、あらゆる病気において、食欲がなくなるのは、白血球の働きを高めて、病気を治そうとする自然治癒力の発現に他ならない。
 
だから、免疫力を高めて、種々の病気を予防するためには、「1日1回は、空腹の時間をつくる」必要がある。
「おなかがすいた」と感じるときや、時間がなく、食事ができないときは「ああ、これで免疫力が上がり、種々の病気の予防になっている」と、心の中でつぶやき、大いに喜ぶべきである。
 
 
●こんなに違う! 西洋医学と東洋医学の考え方
◆分析的で対症療法に終始する西洋医学
西洋医学の病気の原因の追及は、分析的である。
人が死亡したときに、病気の本当の原因は何であったかを解剖して確認したり、内科や外科などの臨床医が、生存中の患者の病変の部分から採取してきた組織片を顕微鏡で見て、ガンであるとか、単なる炎症であるとかを診断する医師は病理医といい、われわれ臨床医にとって、裁判官のような存在だ。
内科や外科や耳鼻科や婦人科・・・・・・等々、あらゆる臨床医で行われる最終診断は、病理医によることが多い。
 
その病理学では、病気の原因を次の6つに分けている。
@炎症・・・・・・肺炎、胆のう炎など「炎」とつく病気
A腫瘍・・・・・・ガンや肉腫
B循環障害・・・・・高血圧、心臓病、脳卒中、むくみ、血栓、痔、静脈瘤・・・・・・等々、血液・体液の循環に問題のある病気
C免疫の異常・・・・・・喘息やアトピーなどのアレルギー疾患、クローン病や潰瘍性大腸炎などの自己免疫疾患
D代謝の異常・・・・・・糖尿病、通風、脂肪肝等々、十分に代謝されない物質が体内に残って起こる病気
E先天性の病気
 
しかし、「炎症」を起こす原因も、ウイルスや細菌や真菌(カビ)などの病原菌、打撲や火傷などの物理的原因、硫酸や酢酸などの化学物質・・・・・・等々にわけられる。
また、「肺炎」を起こす病原菌も、肺炎球菌、緑膿菌、溶血性連鎖球菌・・・・・・等々、細菌の種類で小さく分けられて、肺炎の種類も再分化されていく。
 
ガンにしても、胃ガン、肺ガン、大腸ガン・・・・・・等々と、臓器別に診断名がつけられるのは当然としても、X線上、同じ陰影に見える肺ガンも、その一部の組織を採取(生検=バイオプシー)して、病理医に診断してもらうと、扁平上皮ガン、腺ガン、小細胞ガン・・・・・・等々と分けられ、治療に用いる抗がん剤も違ってくる。
 
かくのごとく、顕微鏡的に細かく再分化して分析し、新しい発見をしていくことを医学の発達と考える西洋医学は、日々新発見の連続である。
しかし、それが必ずしも、より効果的な治療法に結びつくというものではない。
 
 
◆「医学の進歩」=「治療の進歩」ではない
「医学の進歩」のなかには、診断学の発達がある。
ほんの30年前には、CTやMRIなどの検査はおろか、胃や大腸のカメラやエコー(超音波検査)すら存在しなかった。
血液検査もガンの存否を腫瘍マーカーなどで推測することはできなかったし、2、3ヶ月の血糖の平均を表し、糖尿病の検査の重要な武器になるHbAICの検査法もなかった。
 
よって、今日、いわれている医学の進歩の中身は、顕微鏡や電子顕微鏡を使って行われる細胞や遺伝子レベルでの異常の発見や、カメラやX線を使って内部臓器をより正確に把握できるようになった点や、血液検査による異常の発見の精度の上昇・・・・・・等々であり、それが必ずしも「治療」の進歩や発展に結びついているものではない、ということである。
 
たしかに、交通事故でグチャグチャになった骨や筋肉、破損して大出血している内臓を手術によりもとの状態に戻したり、心臓の筋肉を養っている冠動脈の血栓がつまり、心筋梗塞で絶命寸前の患者の血管にカテールを入れて、血栓を追い出して救命する等々の救急救命医学は、まさに「神さま、仏さま、お医者さま」と称賛してよいほどの素晴らしさがある。
 
しかし、高血圧、糖尿病、ガン・・・・・・などの慢性疾患や、喘息やアトピーなどのアレルギー疾患、クローン病、潰瘍性大腸炎・・・・・・を初めとする”自己免疫疾患”と称される西洋医学も”原因不明”としている種々の疾患に対しては、症状を抑えたり、切ったり、焼却したり、ステロイドホルモン剤や免疫抑制剤で、病気を治そうとしている免疫現象を抑える・・・・・・という対症療法に終始している。
 
 
◆「食が血となり、血が肉となる」という考えの東洋医学
その点、東洋医学は、血液の成分などまったくわかっていなかった2000年も前から。「万病一元、血の流れから生ず」と病気の本質を喝破していたのだから、ある面、西洋医学より「科学的」とさえいえる。
 
東洋医学には、「食が血となり、血が肉となる」という思想がある。
食べたものが胃腸で消化されて、血液に吸収され、血液が肉=器官を養っているという意味だ。
これは、現代西洋医学的観点からも正しい。
 
胃腸で消化されたたんぱく質、糖、脂肪、種々のビタミン、ミネラルなどの栄養素は、肺から血液に吸収された酸素とともに、血流に乗って、全身の60兆個の細胞に送り届けられる。
その細胞は脳なら脳の、胃なら胃の、筋肉なら筋肉の、それぞれの特有の働きを遂行し、その結果できた老廃物は、再び血液の中に捨てられ、腎臓や肺などの排泄器官を通して、体外へ捨てられる。
水に溶ける老廃物は腎臓から尿として、また水に溶けない老廃物は肺から二酸化炭素(CO2)などともに呼気とともに排泄される。
 
血液中の栄養素の過不足(糖の多すぎ・少なすぎ、脂肪の多すぎ・少なすぎ・・・・・・」が生じたり、腸や肺から吸収された有害物(化学調味料や食品添加物、残留農薬、大気汚染物質・・・・・・等々)が多くなる状態が、「血液の汚れ」と考えてよい。
そうした栄養素のバランスが悪く、また、有害物が多く混じった血液を「汚れた血液」と解釈してよい。
 
その汚れた血液が、60兆個の細胞に接すると、弱い細胞から働きの低下を起こし、病気になっていく。
これを東洋医学では「万病一元、血の流れから生ず」といったのである。
 
毒ガスに入れられた人が死ぬのは、毒ガスが肺から血液に吸収され、血液に乗って全身60兆個の細胞に到達して、その細胞を傷害するからであるが、「血液の汚れ」が病気を起こすのもまったく同じである。
 
 
●「万病一元、血の汚れから生ず」
1、血液を汚す7つの要因
@ 食い違いーー肉食に偏りすぎな現代人
乳牛を早く成長させ、乳汁を早く、多く出させるために、羊の骨や肉の粉を飼料に混ぜて食べさせられた牛の脳がスポンジ状になる狂牛病(BSE)が、社会問題化している。
原因はプリオンなどといわれているが、そういうミクロ的なことはどうでもいいことで、問題は平べったい歯しかもたない草食動物の牛に、肉食をさせたという「食い違い」が、狂牛病の真の原因であろう。
 
先にも少し述べたが、人間の歯は32本あり、そのうち20本が、穀物を食べる臼歯、8本が野菜・果物などをガブリと食べる門歯、4本が肉、卵、魚などの肉食をする犬歯である。
 
人間と遺伝子的に最も近縁で、遺伝子が98%までが同じゴリラは、身長170p、体重は20sあるが、食べ物は、竹の皮、芋、果物などであることを考えても、われわれ文明人の食生活は少し肉食のほうへ偏重しているきらいがある。
 
300年万前にアフリカ大陸でゴリラから派生して誕生した人類の一部が5万年前にジブラルタル海峡を渡ってウラル地方にたどりついた。
そこから東進してできたのがわれわれ、アジア人だ。
ウラル地方から北上し、穀物や野菜や果物もとれず、農耕もままならない寒冷の地ヨーロッパで、狩猟や牧畜をして仕方なく肉食を始めたヨーロッパ人が、主食の肉や卵、牛乳・乳製品などを中心にして作り上げたのが、現代栄養学である。
よって、タンパク質は「一番大切なもの」吐いう意味でproteinといわれるのである。(proは、primary=一番の、のpr-と同語源)。
 
肉、卵、牛乳・・・・・・に代表される動物性タンパク質は、腸の中で分解代謝されて、アミン、アンモニア、スカトール、インドール・・・・・・等々の猛毒物質に変わる。
これらは、腸から血液に吸収されて、全身に回る前に、肝臓で解毒されるので、普通は体に直接的に甚大な被害をもたらすことはない。
しかし、肝硬変や肝ガンの末期になり、肝臓の解毒能力が低下して、アミン、アンモニア・・・・・・等々の有害物質が解毒されず、血液に吸収されて脳まで達すると、肝性脳症といわれる症状を呈する。
脳神経細胞が傷害されて、羽ばたき振戦(手・腕をバタバタさせる)や肝性昏睡が引き起こされるのである。
 
こうした事実を鑑みると、日頃肉、卵、牛乳・・・・・・の動物性タンパク質を過剰に摂ると、アミンやアンモニア・・・・・・等々の解毒に追いまくられ、肝臓を弱らせる要因になるということがわかる。
 
 
◆動物性脂肪は血栓を作る
さらに動物性たんぱく質を摂ると必ず付随してくるのが、動物性の脂肪である。
バター、ラードなどの動物性脂肪は、常温で固体なので、われわれの体の中に摂り入れると、固まる性質を持つ。
よって血栓ができやすくなる。
 
牛、馬、豚などは、われわれ人間より体温が高く、その体内で溶けていた脂は、より体内の低い人間の体内・血液内に入ってくると固まるのは当然である。
 
また、動物性脂肪を多く摂ると、それを消化する前に、胆汁がたくさん分泌される。
胆汁は、腸の中の細菌により代謝されて、デヒドロコール酸、リトコール酸などに変化する。
これが,大腸ガンの発ガン物質となる。
 
しかし、摂取過多になり、血液中のコレステロールが多くなると、これを原料として、卵巣では女性ホルモンが、睾丸では男性ホルモンの産生が多くなる。
女性ホルモン過多は、卵巣ガン、乳ガン、子宮体ガンの原因になるし、男性ホルモン方は前立腺ガンの原因となる
 
 
A食べすぎーー老廃物や有害物が発生して血液を汚す
糖分の摂りすぎは、高血糖=糖尿病や好中性脂肪血症(脂肪肝、動脈硬化)を、脂肪の摂りすぎは、高脂血症(高コレステロール血症)や動脈硬化や、大腸ガン、乳ガン、卵巣・子宮ガン、前膣腺ガン、膵臓がん・・・・・・等々を惹起しやすくなることは、これまでの説明でおわかりいただけたと思う。
 
しかし、そうした科学的にははっきり分析できるものではなく、食べすぎることによって種々の老廃物や有害物が発生して血液を汚す。
食べすぎると、それを消化・分解するために必要な消化液(胃液、すい液、胆汁、腸液・・・・・・)の量が相対的に不足するので、食物が不完全にしか消化されず、種々の中間代謝物=有害物質が生ずることになる。
 
たき火をするとき、枯れ木を重ねすぎると、木と木の間に存在する酸素が少ないので、十分に燃えないのと同じであろう。
 
 
B運動不足――体温低下をもたらし血液を汚す
体重の約45%が筋肉で、筋肉から体温の40%以上が産出されているので、運動不足、筋肉の労働不足は、体温の低下をもたらす。
その結果、血液中の糖、中性脂肪、コレステロール・・・・・・等々の燃焼が十分に行われずに血中に余剰物(高血糖、高脂血症)として残り、ベタベタ、ドロドロの血液をつくることになる。
 
また、また尿酸、乳酸、ビルビン酸・・・・・・等々の老廃物や、呼吸やまたは食物を通して、体内、血液内に入ってきたダイオキシン、大気汚染物質、鉛、水銀、残留農薬、食品添加物・・・・・・等々の有害物の燃焼・排泄が十分でなくなる、血液が汚れる。
 
 
Cストレスーー血液の汚れ、免疫力の低下を引き起こす。
ストレスとは、カナダのセリエ博士が提唱した概念である。
心身に負担がかかると、それを跳ね返そうとして、腎臓の上部ぬある副腎からアドレナリンやコーチゾールが分泌される。
しかし、ストレスが長く続くと、こうしたホルモンにより血中コレステロール、血小板、赤血球、尿酸などが増加し、血液がベタベタと流れが悪くなって、血液が汚れ、血圧の上昇や免疫の低下が起こり、種々の病気を発生しくる・・・・・・という、ストレス学説を唱えて、ノーベル医学賞を受賞したセリエ博士は、晩年ガンを患った。
セリエ博士は、西洋医学的治療を拒否され、種々の治療法を試されて行き着いた「治療法」が、「感謝の気持を持つ」ということであった。
あらゆる人々、物事に対する感謝の念を持ったところ、ガンが治った、という。
 
最近台頭してきた、精神ガン学においても、感謝の気持を持つ、ものごとの良い面を見る、信仰心をもつ、人のために尽くす・・・・・・等々の前向き気持を持てば、白血球NK細胞の活性が増し、ガンを予防したり、時には治すこともあることが、科学的に証明されている。
 
 
D冷えーー体温が1℃低下すると、免疫力は30%減退する
普通の西洋医学の先生に「からだが冷えます」と訴えても、「体質でしょう」くらいですまされ、まともに対応してもらえないことが多い。
しかし漢方の原典ともいうべき、2300年も前に書かれた「傷寒論」は、文字通り「寒さに傷つけられた病気を論ずる」という意味で、漢方は突き詰めれば「冷え」をとって、病気を治そうという学問に他ならない。
 
体温が1℃低下すると、免疫力は30%以上減退するし、逆に平熱より1℃上昇すると免疫力は5〜6倍にもなる。
よって、病気をして発熱するのは、免疫力を上げて病気を治そうとする反応である。
 
江戸時代、風邪にも胃腸病にも、皮膚病にも、葛根湯を処方するという「葛根湯医者」がいた、と落語の笑い話に出てくる。
しかし、葛根湯医者は病気の本質を見抜いていたのかもしれない。
 
葛根湯を、熱いお湯やお茶で服用して20分もすると、ジワリと発汗してくる。
ウォーキング、種々のスポーツ、入浴、サウナ・・・・・・等々で、発汗が始まるときは、体温が1℃上昇したことを意味する。
免疫力が5〜6倍にも上昇しているわけだ。
よって、葛根湯で体が温まり、免疫力が上がれば、万病を治す原動力になるといっても良い。
「風邪は万病の元」といわれるが、風邪は英語でcommon cold。 cold=「冷え」なのだから、「ひえは万病の元」と換言しても良い。
 
冷えると、体内や血液内の栄養素や老廃物の燃焼・排泄が十分に行われずに血液中に残り、高血糖、高脂血症、高尿酸血症・・・・・・等々となり、血液を汚すことになる。
 
 
E環境汚染物質ーー胃腸や肺から血液内に侵入
先にも述べたが、ダイオキシン、排気ガス、工場のばい煙・・・・・・等々の大気汚染物質、紫煙、水道水の中のトリハロンメタンなどの有毒物質、食物中の残留農薬、食品添加物、食品の着色剤、すべての化学薬品・・・・・・等々が、胃腸や肺をとおして、血液内に入ってくると、血液を汚す。
 
 
F水分の摂りすぎーー水分過剰は「水毒」を引き起こす
現在、日本人の死因の2位(心筋梗塞=約17万人)と3位(脳梗塞=約13万人)が血栓症であるため、それを防ぎ、血液をサラサラにするという大義名分のもとに巷では、1日2?以上の水分を摂るように・・・・・・などという指導がされている
 
しかし、空気の次に大切な水分も、雨が降りすぎると水害が起こるし、われわれの体外の外気中に水分(湿気)が多いと、「不快指数が上がる」のであるから、体内に水分が多いときは、体調が悪くなるのは当たり前である。
例え水分でも「過ぎたるは及ばざるが如し」なのである。
 
3分間、息を止められると死に至るほど大切な空気(酸素)も、吸いすぎると過呼吸(過換気)症候群に陥り、痙攣を起こして失神することを考えても、たとえ生命、健康に大切なものでも多すぎると健康を害することがわかる。
 
西洋医学の指導では、「水分は飲めば必ず出る」との前提で、水分の摂取をすすめているようだが、水分が十分に排泄されず、体内に残って種々な害をもたらすことを、漢方医学では「水毒」として、おおいに体を害すると考えてきた。
 
 
◆「冷」「水」「痛」の三角関係
「冷房」にはいると「頭痛」がする人がいる(冷→通)、雨(水)が降ると神経痛や腰痛がひどくなる人がいる(水→痛)、雨(水)に濡れると体が冷える(水→冷)ように、「冷」「水」「痛」はお互いに関連しあっている。
 
雪山で遭難すると、外傷を負わなくても死ぬことがあるし、業務用の冷蔵庫に入って外から鍵がかかり、出てこられなくて死んだというニュースも以前は良くあった。
つまり、人間は冷されると死ぬのである。
よって、午前3〜5時の1日のうちで一番体温・気温が低くなるときに死亡率が一番上がるし、この時間帯に喘息や異型狭心症の発作、不眠症の覚醒も起こりやすい。
 
病気は、健康と死の間に存在する。
このことは、「冷え」が病気や死の原因となることが多いことを示唆している。
 
よって、人間は冷された場合、体を冷す一つの原因である「水分」を体外に捨てて、体温を温めようとする。
 
寝冷え―→下痢(水様便)
冷えて風邪を引く―→くしゃみ、鼻水
 
の如くである。
よって偏頭痛もちの人がひどい嘔吐(胃液という水分の排泄)をするのも、体を温めて偏頭痛をとろうとする反応であるし、大病をすると寝汗をかくのも、体内の余分な水分を捨てて体を温め、免疫力を上げて病気と闘おうとする反応にほかならない。
老人の夜間頻尿は、夜間、体温や気温が下がり、病気したり、死んだりするのを防ぐための反応である。
こう見てくると、次のようにまとめることができる。
 
@ アレルギー疾患・・・・・・鼻炎(くしゃみ・鼻水)、結膜炎(涙)、喘息(水様痰)、アトピー(湿疹)
A ヘルペス(帯状疱疹)・・・・・・水疱による水分の排泄
B 緑内障(眼圧増大)・・・・・・水晶体を洗っている眼房水の増加
C 頻脈・不整脈・・・・・・体内の余分な水分を、体温を上げて消費しようとする反応。脈が10増えると、体温は1℃上昇する
D 肥満、とくに下半身デブの水太り・・・・・・重力により水分が下半身に存在
E むくみ・・・・・・水分の貯蔵そのもの
Fメニエル症候群・・・・・・内耳の中で、平衡感覚を司っているリンパ液という水分の過剰
 
このように、今挙げた病気は水分過剰の現象及び、それを排泄しようとする反応であることがわかる。
こうしたものを「水毒」というわけだ。
心不全で尿の出が悪くなって、下肢のむくみ、肝臓のむくみ(うっ血肝)、肺のむくみ(肺水腫)・・・・・・など、体内に水分がたまった場合、ひどくなると、死の危険すらある。
このときは、西洋医学でも尿の出を良くする、つまり、水分を排泄する薬(利尿剤)を使って治療するのだから、水分の毒についてはわかっているはずなのであるが・・・・・・。
 
また、水分が体内に多いと、体を冷して、脂肪や糖分、尿酸などの老廃物の燃焼・排泄が悪くなり、高脂血症、高血糖、高尿酸血症・・・・・・として、血液を汚すことになる。
 
 
◆宇宙の原則は「出す」ほうが先
息を吸い続けるとすぐ苦しくなるが、吐いてから吸うと楽にスムーズに吸える。
ことほど作様に宇宙の原則は「出す」ほうが先になる。
呼吸(呼(は)いて吸う)、give and take、出入口、出納長、思いやり・・・・・・等々の言葉にもそれが表れている。
 
水分もウォーキングやスポーツ、入浴、サウナ・・・・・・等々で体を温め、発汗・利尿を促してからとると、健康を増進できるのである。
よって、あまり運動や入浴もせず汗や尿の出の悪い人は、体を冷す水、清涼飲料水、緑茶、麦茶、コーヒー・・・・・・などは控え、体を温め、利尿作用も併せ持つ紅茶、生姜紅茶、ハーブティー、昆布茶・・・・・・等々を愛飲すべきである。
 
@〜Fに挙げた要因のいくつかが複合的に絡み合い、血液を汚し、種々の病気の原因になっているといって良い。
血液は40〜50秒で全身を一周しており、汚れた血液が60兆個の細胞に40〜50秒に1回接すると、細胞は種々の痛手を受ける。
それが病気である。
よって、体は血液の流れを何とかして処理しようとする反応を起こしてくる。
 
 
2、血液の汚れをとる6つの反応
@嘔吐・下痢・・・毒を薄めて体外の出そうとする反応
ヒ素や青酸カリ、食中毒菌・・・・・・等々の猛毒が体に入ってくると、胃液、腸液、すい液、胆汁・・・・・・などの消化液をたくさん分泌して毒を薄め、嘔吐や下痢をして、体外へ出そうとする。
 
話は旧聞に属するが、1948(昭和23)年の帝銀事件で、毒を飲まされた行員のうち、その直後、猛烈に嘔吐した人は助かったという。
その人たちは、みな玄米主義者たちだった由。
 
1996年に大流行した病原性大腸菌O157による食中毒事件で、100人くらいの死者が出たが、「嘔気止め」と「下痢止め」の薬が一番よく効いた人たちが、重篤化する例が多かったという。
嘔吐や下痢は、病原菌やその毒素を体外へ排泄するための反応なのだから、その反応を無理に止めないで自然にまかせ、それにより脱水症状が起こった場合、点滴してあげればよかったと「西洋医学」でも反省している。
 
2006年の秋から2007年初春にかけて猛威をふるい、1000万人近くの患者が出たノロウイルスによる胃腸炎。
ノロウイルスは、1986年米国オハイオ州のNorowalkの小学校で起きた食中毒事件の折に発見されたウイルスで、毎年少しずつ遺伝子型を変えていくので、一度感染して抗体ができても、また感染する可能性もある、という厄介なもの。
吐しゃ物や排泄物を一般の洗剤やアルコールで拭き取っても、ウイルスは死滅せず、しかも空中に浮遊して、20日ぐらい生存する。
 
85℃以上の熱では死滅するので、感染する可能性のある食材の場合、加熱処理すると安心ではある。
もちろんノロウイルスに効く薬などは開発されていない。
 
このウイルスに感染した私の患者さん(60歳・女性)が、激しい嘔吐と下痢に見舞われたが、日頃唱えている私の理論、「嘔吐や下痢は有害物や病原菌を捨てるための反応である」ことを思い出し、嘔吐と下痢を自然に任せて、吐くだけ吐き、下すだけ下して、梅醤番茶を飲用し、腹巻をして臥床していたら、わずか1日で治ったとおっしゃっていた。
 
◆対処法
(1)嘔吐、下痢とともに、胃液や腸液、すい液などで有害物や病原菌を薄めて排泄させる反応なので自然に任せ、無理に止めないこと
 
(2)殺菌・解毒作用を有し、しかも胃腸を温めて胃腸の粘膜の血行をよくして、その修復を早めてくれるうえに、嘔吐と下痢で消失した水分と塩分(ナトリウム、カリウム、塩素、マグネシウム・・・・・・)を補うことのできる生姜、ニンニク、梅干し、味噌・・・・・・・を配した次のような「民間療法薬」を飲用する(1つでも2つでも実行する)。
 
T 「梅醤番茶」を1日2〜3回飲用する
[梅醤番茶]
《材 料》 梅干し、醤油、おろし生姜汁
《作り方》
@梅干し1個を湯飲み茶碗に入れて、箸でつつき、種を取り去って果肉をよくつぶす。
A醤油を小さじ1〜大さじ一杯を加え、よく混ぜ合わせて、すりおろし生姜汁を5〜10滴加える。
B熱い番茶を注いで、よくかき混ぜて飲む。
★嘔吐・下痢のほかにも、腹痛、消化不良、胃腸虚弱、風邪、冷え性、生理痛・・・・・・にも著効を呈する。
U レンコン10gをコップ1杯の水で煎じ半分まで煮詰め、1日3回温服する。
V ニンニクか生姜をすりおろして、熱い味噌汁に入れて飲む。


 (3)生姜湿布を腹部に1日2〜3回行う。
[生姜湿布]
《材 料》 ひね生姜、水、木綿の袋、厚めのタオル
《作り方》
 @生姜約150gをすりおろす。生姜は新しいものではなく、ひね生姜が良い。
 Aすりおろした生姜を木綿の袋に入れて、上部を紐で縛る。木綿のハンカチなどにくるんで輪ゴムで止めても良い。
 B水2?とAを鍋にかけて火にかけ、沸騰寸前で一度止める。
 CBが冷めないように、とろ火で温め続ける。
 D70℃くらいのCのなかにタオルを浸して(湯が熱いので注意)、軽く絞り、このタオルを患部に当てる。
 Eそのままだと直ぐに冷えてしまうので、このタオルの上にビニールをかぶせておき、その上に乾いたタオルをのせる。
F10分くらいしたら、またタオルをCにつけて絞り、再び患部に当てる。
Gこれを2〜3回繰り返す。
★痛みや症状がひどいときは1日2〜3回施す。軽いときは1日1回でよい。
★生姜を入れた湯は温め直して2〜3回使える。
 
 

 

ごらんいただいたことを大変ありがたく感謝します。

 

生命の農と食を考える
L A F 健農健食研究所 ラフ
L ife A griculture F oods

FAX :076-223-2005
mail :m.ikeda@ninus.ocn.ne.jp

池田 優

 

 

◎ ご意見、ご教示はこちらまで    掲示板も御座います。是非ご利用下さい。→ 掲示板

最新号へ戻る