山ちゃんの食べもの考

 

 

その296
 



食は生命なり
「生命なきは食にあらず」とも云われますが、
人は多くの生命を頂く事で生かされている。
植物の生命も動物の生命も微生物の生命も、
土の生命も水の生命も空気の生命も、
すべての生命がつながって生かされている。
そんな「共生」の世界で生かされている。
「人は何を食べるのかによって決まる」とも云う。
肉体的な健康、長寿のみならず、
知性、思想、性格までをも決すると。
その食べ物の作り方、その食べ物の商いほう、
その食べ物の選び方、買い方、食べ方は、
その人の生き方、その考え方そのものであると。

                                   
(山ちゃん)
『食は生命なり』 【152】
朝食抜きで、高血圧、糖尿病、
肝炎、腎炎、アトピー、リュウマチが
ぞくぞく治っている!
「奇跡が起こる
半日断食」
甲田光雄 著  マキノ出版 刊
より その2
 
第1章 半日断食のやり方
 
●朝食を抜くだけの断食
 
断食とは本来、少なくとも3日以上の断食を行なう「本断食」のことをいいます。
 
その場合、断食に入る前に、あらかじめ何日間かの減食期間を設けて徐々に食事の量を減らしていき、その後に本断食に入ります。
その期間が最低でも3日間以上で、この間は水分以外には何もとりません。
そして本断食を終えた後は少しずつ食事の量を増やす増食期間を設けてから終了となります。
 
非常に体を厳しい状況におきますし、日数もかかるため、医師などの指導者がいる施設でないと安全には行なえません。
一般の人が一人で行なうには不向きです。
 
そこで、それに代わるものとして、「半日断食」や「1日断食」があります。
中でも半日断食は、断食の中でいちばん簡単、かつ安全で、日常生活を送りながら行なうことができます。
誰もが自分ひとりで実行でき、しかも効果がある断食方が半日断食なのです。
 
半日断食には、昼食を抜くとか、夕食を抜くなどの方法もありますが、私が勧めているのは午前中の断食、つまり朝食を抜く方法です。
 
 
●朝は出すことが最優先
 
なぜ、昼食や夕食を抜く方法ではなく、朝食を抜く方法でないといけないのだろうか、と疑問に思う人もいるでしょう。
 
実は、我々の体にとって、朝食を抜き、午前中に何も食べないということはとても大切で、かつ重要なことなのです。
 
一日の時間帯のうち、夜が睡眠の時間帯なら、朝は排せつの時間です。
そのことは、たいていの人が理屈抜きにそう思っているでしょう。
そのとおり、そこまではいいのです。間違っていません。
ところが、一方で、朝は朝食をしっかりとる時間帯であると、多くの人が信じていて、そこに誤解が生じ、健康を損なう盲点になっているのです。
 
老廃物を排せつすることも、栄養をとることも、どちらも重要ですが、これには順序があります。
この順序を間違えてはいけません。
まず、出すことが先で、入れるのはその後ですが、残念ながら、現代人の多くがそのことに気づいていないのです。
 
前日の老廃物が残っているのに朝食を食べると、体はいったいどうなるというのでしょう。
腸はいったいどうなっているというのでしょう。
食べるから出ると信じているなら、大間違いです。
食べるといちおう便は出ますが、腸の中は決してきれいにはなりません。
入り過ぎたから、仕方なく便の一部を押し出しているのに過ぎないのです。
 
「でも、私は朝起きたらまず排便をして、その後朝食をとる」と、主張する人もいるでしょう。
「出してから食べている。排泄が先だからいいのでは」と考えるかもしれませんが、それでも老廃物は十分に排せつされておりません。
実は、朝食を抜き、午前中は何も口にせず、そのぶん空腹時間を長くすることで、十分な排せつが促されるのです。
 
生理学的には、朝食を食べることで自律神経(意志とは無関係に内臓などの働きをコントロールしている神経)が作用して、腸の蠕動運動(内容物を先に送る働き)が活発になり、排便が促される、と一般的に説明されています。
それは事実ですが、排泄のしくみの一面でしかありません。
とことん空腹にしてこそ、腸の排せつ作用がほんとうに働き、老廃物を排せつすることができるのです。
 
朝食を食べずに空腹の状態になれば、腸を活発に働かすモチリンというホルモンが分泌されることがわかっています。
1971年にカナダのブラウン博士が、腸内容物の排せつを促進する消化管ホルモンのモチリンを発見しました。
午前中を空腹で過ごせば、それだけ排せつ能力が活発になり、老廃物の排せつが促されます。
 
たとえば、病気がちな人が、排便がないのに朝食を食べたとします。
すると、なお便は出にくくなります。
この場合、便が出るまで何も食べないでいると、やがて腸が動いてきて、便意を催します。
これも、空腹によってモチリンが分泌されたからです。
 
朝は排泄の時間帯であるにもかかわらず、朝食をとるから、便秘になりやすいし、排泄が不十分になって宿便がたまり、血液は濁ってしまい、体調を崩したり病気になったりするのです。
 
午前中はまず断食をして、前日の老廃物を体外へ完全に排泄するように取りはからいます。
それから、昼と夜とに栄養物をとり入れるのが、天地の法則にかなった物事の順序というものです。
 
 
●宿便は万病の元
 
宿便は、ありとあらゆる病気の原因になります。
 
一般に宿便は、腸に1年も2年もこびりついているコールタールのようなものだと思われていますが、実際には内視鏡で調べてみても、そんなものは確認されることは珍しく、たいていは見当たりません。
そのため現代医学では、宿便についてまったく無関心か、あるいはその存在を否定しています。
 
それもそのはずで、便は1年も2年も腸壁にこびりついていることはできません。
腸管には約百種類の腸内細菌がおよそ百兆個も棲んでおり、酵素(化学変化を引き起こす物質)をどんどん出して便を分解してしまうからです。
しかも、腸管の粘膜は3日に一度くらいの割合で生まれ変わるので、腸壁に便がいつまでもこびりつくことはありません。
 
ところが、断食をすると実際、ほとんどの人が大量の宿便をどっさりと排泄します。
では、いったい、宿便とは、なんなのでしょうか。
 
答えましょう。
宿便とは、胃腸の処理能力を超えて食べ過ぎ続けた結果、腸管内に渋滞する排泄内容物なのです。
例えば1分簡に自動車100台が流れる高速道路では、70台なららくらくと流れますが、150台が入ったら50台は渋滞してしまいます。これと同じ状態が腸で起きているのが宿便です。
 
ただし、胃腸の処理能力以内で食べていても、水を飲まない、食物繊維をとらない、運動をまったくしない、心配事があるなど、腸の蠕動運動を妨げる要因があれば、宿便はたまります。
ですから、我々現代人は常に宿便をためるおそれがあるわけです。
 
人間の腸を調べてみると、誰でも多かれ少なかれ癒着(分離しているべき組織が繊維性の連合・融合している)が見つかります。
癒着の主な原因も、胃腸の処理能力を超えた食べ過ぎにあります。
 
処理能力を超えて食べ続けていると、それを収納する胃腸が伸びてたれ下がり、横に広がったりします。
そうなると安定が悪いからアッチこっちに腸がへばりついてしまいます。
すると、へばりついたところに癒着が起こります。
癒着したところは、変形して細くなったり、捻じれたりします。
そこの食物残渣(食べたものの残りかす)が引っかかり、とおりが悪くなって宿便として渋滞するのです。
癒着がすすむと、その部分は横に膨れて風船玉のようになり、腸マヒが起こり、腸が動かなくなります。
これによっても腸の蠕動運動がじゅうぶんにできなくなり、宿便がさらに渋滞する悪循環に陥ってしまうのです。
 
ところが、渋滞した宿便も、実は腸内細菌が出す酵素によって何週間かで発酵(分解)されて消えてなくなります。なくなるから、よいというのではありません。
 
始末が悪いことに、異常発酵(腐敗)して、それが体内に吸収されてしまいます。
当然、その過程でできた毒素なども吸収します。
そうした腸内腐敗物や毒素が吸収されると、頭痛、肩こり、めまい、倦怠感など、さまざまな症状が起こります。
 
このように、宿便は体に毒素をため込み、多種多様な症状を引き起こす原因になりますが、残念ながら、そのことをわかっていないのが現代人の盲点です。
 
宿便はついには、脳や心臓の血管が詰まる脳梗塞や心筋梗塞、ガン、膠原病(関節痛、筋肉痛、皮膚の硬化などを伴う難病)、アトピー性皮膚炎など、実にいろいろな病気を引き起こします。
特に高脂肪、高たんぱく、低繊維の動物性食品がもたらす宿便の弊害は顕著に現れます。
 
●宿便を自分で調べる方法
自分に宿便があるかどうかを知るのに、次のような簡単な方法があります。
 
入浴時に、湯船に中で、両足をそろえて伸ばし、足の裏を浴槽の壁につけて突っ張って、胴体と脚が垂直(直角)になるようにしてください。
この状態で、おなかの力を抜き、両手の指先で、ゆっくりと軽く力を入れながら、おなかを押していきます。
この要領で、おなか全体を押してみてください。
 
宿便のない人は、おなかのどこを押しても、全然痛みも反応もないはずですが、どこかしらに痛みや反応を感じる人の場合は、その部分に宿便がたまっているとみて間違いないでしょう。
 
 
●食べ過ぎるからおなかがすく
 
たいていの人が、おなかがすくのは空腹の証拠、だから、おなかがすいたら食べなければいけない、と思い込んでいるのではないでしょうか。
また、おなかがすくことを健康の証ととらえます。
実はそれが盲点となって、食べ過ぎたり、さらに健康に被害をもたらす結果となっているのです。
 
たとえば、前の番に遅い時間に食事をした、あるいは、ふだん朝食抜きの人がたまたま夜食をとったとしましょう。
夜食をすると翌朝、ふだんよりも空腹感に襲われます。
また、夜食を食べたために、昼にはふだんよりも早くおなかがすいてきます。
 
人間の体というものは不思議なもので、食べるから、すぐにおなかがすくのです。
これは、胃が荒れているためです。
本来空腹を感じるはずではないのに空腹感があることを、偽腹(ぎふく、または、にせばら)といいます。
胃が荒れていると、偽腹という現象が起こり、空腹感が生じるのです。
ちなみに、夜更かしをしていて、夜中におなかがすくのも偽腹です。
 
こういうときに食べるから、なお胃を荒し、さらに空腹感を招来することになります。
必要なのは食事を抜くことで、ここに半日断食の必要性があります。
これから半日断食を始めたら、自分の空腹感を観察してみましょう。
半日断食をして胃が治ってきたら、たとえ朝食抜きでも、もちろん夜食をとらなくても空腹感はなくなります。
 
現代人の多くは多忙やストレスを理由に、夜遅い時間に飲食をしたり、間食も好き気まま、それによって慢性的に胃が荒れ、宿便をどっさりため込んでいます。
そして、慢性的に空腹感があるのに、それを不思議とも思わないし、その原因に気づいてもいません。
 
食べ過ぎるからおなかがすく、一見パドラックス(矛盾)のように思えるかもしれませんが、この仕組みを知ることこそ、重要です。
 
 
●半日断食のやり方
 
半日断食の基本は、朝食を抜くことです。
といって、ただ朝食さえ食べなければ良いというわけではありません。
健康法、病気予防法としての半日断食には、最低限守っていただきたい決まりごとがあります。
順を追って説明しましょう
 
■ 半日断食の基本






 


朝食を食べずに、
午前中は水分のみを取る


 
生水と柿の葉茶で最低でも500ml以上飲む。
朝食抜きがつらい場合は、青汁(生野菜ジュース)を180ml飲む。
市販の缶やパックのものでも利用できるし、果汁入りのものでもよいが、できるだけ旬の野菜を使って手作りしたいものである。

 





昼食と夕食の量は
ふだんより軽めにし、
間食や夜食をしない
 
朝食を抜いたぶん、昼と夜に食べてしまっては、半日断食の意味はなくなる。
ふだん間食が多い人は、間食・夜食がきっぱりとやめることができてから半日断食に取り組む。
 





 

水分は生水とか柿の葉茶で
1日1.5~2?を目安にとる


 
半日断食をすると、食事から取る水分が少なくなるため、生水や柿の葉茶で水分を多く取る。
また朝は、睡眠中に体から水分が失われているので、最低でも500m以上を。
ただし、食事中と食後3時間は飲まない。
 






 

慣れてきたら肉や乳製品を避け
油、刺激物を避ける


 
最初のうちは昼食と夕食の内容は以前のままでよいが、慣れてきたら内容の見直しをする。
理想的な半日断食のメニューは玄米菜食。
玄米を主食とし、肉、卵、乳製品、脂は極力控え、海藻類、キノコ類、野菜を積極的にとるようにする。
動物性食品をとる場合は小魚がよい。
 
*アルコールは、1日にビールなら大1本、日本酒なら1合、
ウイスキーならW一杯(60ml)以内にする。
 
●18時間以上食べないことが基本
厳密には、夕食から昼食まで、最低18時間以上の間隔をあけます。
たとえば、前日の夕食が午後6時に終わったら翌日の昼食は昼12時、前日の夕食が午後7時に終わったら翌日の昼食は午後1時、前日の夕食が午後8時に終わったら翌日の昼食は午後2時ということになります。
とはいえ、2時間以内の誤差は許容範囲です。
 
「前の晩の8時から翌日の昼まで何も食べられないの」と不安に思う人がいるかもしれませんが、大丈夫です。
人間の体はよくできたもので、最初のうちは慣れるまで我慢をしいられるでしょうが、継続しているとすぐに慣れてきます。
 
 
●間食・夜食をしてはいけない
 
半日断食の大前提ともいうべき重要な決まりごとがもう一つあります。
それは間食・夜食をしないことです。
せっかく1日2食にしても、間食や夜食をしていては半日断食の意味がありません。
 
間食や夜食にパンやケーキ、ハンバーガー、ポテトチップス、フライドポテト、お好み焼き、たこ焼き、スナック菓子などを食べると、その分胃腸は休むことができなくなります。
 
中でも夜食は絶対にやめてください。
夜食にラーメンや焼きそばを食べるなら、それは1日3食になり、もはや半日断食とはいえません。
 
これから半日断食を始めようとするにあたって、食事の回数を減らすことよりも、間食が禁止されることのほうを、つらく感じる人が案外多いのではないでしょうか。
 
間食や夜食の習慣がある人は、半日断食を始める前に、まず、それらの習慣をやめることが先です。
間食や夜食をやめることができてから、半日断食に取り組みましょう。
 
間食については、最初のうち、お菓子を少し食べるくらいならかまいません。
ただし、食後のデザートとして、ビスケット2~3枚とか、ほんの少しです。
 
 
●朝食は抜き、生水か柿の葉茶をしっかり飲む
 
朝食は抜きますが、そのぶん、水分をしっかりとります。
水分の摂取は便や宿便の排泄を促します。
 
水、もしくは、胃腸にやさしい柿茶(柿の葉茶)で水分をとります。
柿の葉茶は健康食品店などで市販されています。
 
水は必ず生水でとります。
柿の葉茶を勧めるのは、酸性で、しかもビタミンCが豊富に含まれており、かつ胃腸にやさしいからです。
それにくらべ、緑茶はカテキンなど体に有効な成分が含まれていますが、アルカリ性なので飲みすぎると胃腸を荒らします。
ですから緑茶は控え、柿の葉茶を飲みます。
 
夜間の睡眠中は水分が失われるため、午前中はしっかり水分を補給することが重要です。
生水と柿の葉茶を合わせて、最低でも500ml以上は飲むようにしましょう。
1日の量としては1.5~2?くらいが理想です。
 
●食事中と食後3時間は水分をとらない
ただし、食事中と食後3時間は水分をとらないようにしてください。
おなかに食べ物があるときは、胃液をうすめますし、水分の排出が抑えられ、むくみの原因になるからです。
この制限、人によっては口さみしく感じるかもしれませんが、大事なことです。
半日断食の効果を上げるためにも守りましょう。
 
●朝食抜きがつらいなら青汁を飲む
朝食抜きがどうしてもつらい、空腹感が強いという人は、青汁(生野菜ジュース)を1合(約180ml)飲むといいでしょう。
現在、いろいろな種類の市販の野菜ジュースが売られています。
なかには果物をブレンドしたものもありますが、こういった市販のものでもかまいません。
ただし、だんだん慣らしていって飲む量を減らし、最後は生水と柿の葉茶だけにします。
しかし、朝食をまったく食べず水だけではどうしても物足りないという人は、生野菜ジュースの中へ、いま健康食品として多くの人が使い、好評を得ているハイゲンキ(玄米酵素)とか、ルブレフラワー(玄米の粉末)などを少し入れて食べるといいでしょう。
これで体調がとてもよくなったという人もたくさんおられます。
 
●最初から朝食抜きが無理なら、
朝食の量を減らすことから始める
 
いきなり朝食を抜くのは無理という人は、最初は朝食を抜かず、その代わり、食べる量を徐々に減らしていくという方法にするとよいでしょう。
慣れてきたら、朝食に(生野菜ジュース)1合を飲むようにして、さらに慣れてきたら、これもやめるという風にし、段階的に進めていって、最終的に朝食抜きにもっていくとよいと思います。
 
 
●昼と夜は食べる量を少なめに
 
半日断食を行なう上でいちばんの注意事項は、1回の食事を食べ過ぎないことです。朝食を抜いたからといっても、その反動で昼と夜の食事を食べ過ぎてはいけません。
一般に、朝食を抜くと太るといいます。
相撲の力士がこの典型ですが、朝食をとらない代わりに、昼と夜とにまとめ食いをするからです。
 
●昼食は以前の量の8割に
特に昼食は、長い時間何も食べない後ですから、食べ過ぎに注意しなければなりません。
午前中断食するのですから、断食直後の昼はなるべく少ないほうが良いのです。
以前の食事の量の8割程度に抑えるようにしましょう。
 
●食べ過ぎ防止には食前にミカン1個かリンゴ半分
どうしても食べ過ぎてしまうのであれば、昼食の直前にミカン1個あるいはリンゴ半分を食べるとよいでしょう。
果物は糖分、水分を含んでいて、空腹感がかなり満たされるので、食事を食べ過ぎないですみます。
 
●昼食後眠くなるのは食べ過ぎの証拠
といっても半日断食を始めた当初は、食事の量が妥当かどうか、判断がつかないこともあるでしょう。もし、昼食後に眠くなるようだったら、食べ過ぎですから、次の日からは量はもっと少なくしなければなりません。
 
●夕食は以前と同じ量でもかまわない
夕食は基本的には以前と同じ量を食べてもかまいません。
とはいえ、食べ過ぎは禁物ですから、腹8分目を心がけましょう。
昼食同様、食後に眠くなるようなら、食べ過ぎです。翌日からはもう少し量を減らすようにしてください。
 
●襲い時間に食べると熟睡できない
夕食をとる時間は、就寝時間から逆算して、就寝3時間以上前にとるようにします。
ある程度おなかをすかして眠るほうが安眠できるからです。
満腹で眠ると、寝汗をかいたり、夢を見たりして、熟睡できません。
そして、朝の目覚めが悪くなります。
朝早くすっきりした気分で目が覚めるようになるには、遅い時間や就寝前に食べないことです。
 
●宿便の排泄を促すためにスイマグを併用
食便の排泄を促すために、半日断食に併用するとよいのがスイマグです。
半日断食を実行すると、1日の食事の全体量が減るため、胃腸の働きがもともと弱い人では、最初のうち、便秘がちになることがあります。
それを防ぐためにも、スイマグは有効です。
ちなみに、半日断食を続け胃腸が回復してきたら、順調に排便ができるようになるので、心配要りません。
 
スイマグとは、水酸化マグネシウムのことで、緩やかな下剤作用をもつほか、宿便から出る一酸化炭素や、体内で酸素が変化してできる活性酸素などの有害物質を解消してくれる働きがあります。
また、体に必要なマグネシウムの補給にもなります。
 
10mlのスイマグを1合(180ml)の水に溶いて、毎朝飲むようにするとよいでしょう。
スイマグは西式健康法の西会本部に問い合わせると入手できます。
また、一般の薬局で「ミルマグ」という製品が市販されています。
スイマグとは若干濃度が異なり、スイマグのほうが鯉のですが、ミルマグのほうが手に入れやすいならこちらを使ってもかまいません。
 
余談ですが、適当な量のスイマグを水を溶き、顔にパックして寝ると美肌効果が期待できます。
月に2回ほど、1年も続けると、見違えるほど肌がきれいになります。
 
 
●玄米、大豆製品、生野菜中心の食事メニュー
 
食事内容については、はじめのうちは従来どおりの普通の食事でかまいません。
これが半日断食の予備ステージともいえる段階です。
 
次に、朝食抜きの半日断食に慣れてきたら、食事の内容も変えていきましょう。
すなわち、卵、肉、脂は極力控え、ご飯を玄米や発芽玄米にして、小魚、大豆製品、生野菜を積極的にとります。
 
半日断食をすると、全体の食事量はぐっと減ります。
だからといって、栄養が足りないのではと心配する必要はありません。
 
序章でも触れましたが、「量より質」を選べば10品目くらいで栄養は十分です。
具体的には、白米より玄米、白砂糖より黒砂糖、精白パンよりも全粒粉の黒パンが、質の良い食品です。
魚も、ブリやマグロの大きな魚より、頭からしっぽまでまるごと食べられるチリメンジャコやイワシなどの小魚類が、質が良い食品です。
野菜も野菜の大根やにんじんの葉を捨てるのではなく、それらも食べることで、よい質の食品となります。
 
■ 半日断食のメニュー 第1ステージ



 
◆朝食を抜く。
◆生水と柿の葉茶を飲む。最低でも500m以上。
◆青汁(生野菜ジュース)を飲む。市販の野菜ジュース、果汁入り野菜ジュースでもかまわない。180ml程度。
◆食事の量を従来の8割にする。食事の内容は問わない。

 
◆食事の量は以前と同じでよい。
 ただし食べ過ぎないように腹8分目を心がける。
*以上のほか、間食・夜食をしない。
*生水と柿の葉茶を1日合計1.5~2?飲む。
ただし食事中と食後3時間は飲まない。
*アルコールは1日ビールなら第1本、日本酒なら1合、
ウイスキーならW1ッパイ(60m?)以内にとどめる。
 
■ 半日断食のメニュー 第2ステージ

 
◆朝食を抜く。
◆生水と柿の葉茶を飲む。最低でも500m以上。

 
◆食事の量を従来の8割にする。
主食はできれば玄米に。


 
◆食事の両は、腹8分目にする。
主食はできれば玄米に。
◆おかずは、野菜、豆類、イモ類、海藻類、小魚類中心にする。
*以上のほか、間食・夜食をしない。
*生水と柿の葉茶を1日合計1.5~2?飲む。
ただし食事中と食後3時間は飲まない。
*アルコールは1日ビールなら第1本、日本酒なら1合、
ウイスキーならW1ッパイ(60m?)以内にとどめる。
 
■ 半日断食のメニュー 第3ステージ


 
◆朝食を抜く。
◆生水と柿の葉茶を飲む。最低でも500m以上。
◆青汁を1杯(約180m?)飲んでもかまわない。

 
◆玄米ご飯茶わん1杯、
豆腐半丁、ゴマとコンブ少々。

 
◆青汁(生野菜ジュース)、玄米ご飯茶わん1杯、豆腐半丁、
野菜、海藻、豆類、小魚類から1品、リンゴ小1個。
*以上のほか、間食・夜食をしない。
*生水と柿の葉茶を1日合計1.5~2?飲む。
ただし食事中と食後3時間は飲まない。
 
●青汁の作り方
5種類以上の野菜(なるべく農薬や化学肥料を使っていないもの)をミキサーにかけて作る。
キャベツ、ハクサイ、パセリ、ニンジン、ホウレンソウ、コマツナ、だいこんなど、年中入手しやすいものに、季節の野菜を加えるとよい。
セロリ、キュウリなどは不向き。
 
理想的な青汁のコツは、キャベツやホウレンソウなどの葉野菜とニンジンやダイコンなどの根菜類を同量にすること。
味付けにリンゴを加えると飲みやすい。
 
●肉はなるべく避ける
宿便ということで、よくないのが肉類です。
動物性食品に含まれる脂肪は、腸内を腐敗させ、宿便をため込む最大の原因になります。
 肉は窒素を含んでいて、腸内で窒素が硝酸に変化し、これが腸を酸性にします。
また、卵には硫黄が含まれていますが、腸の中で硫化水素に変化し、やはり腸を酸性にするからです。
ちなみに、野菜や果物には、そういうおそれはありません。
 
 
●1日断食
 
半日断食以外にも、家庭で手軽にでき、しかも安全で効果的な方法に1日断食があります。
 
1日断食とは、1週間のうちで1日だけ、まったく食事をとらない断食方法です。
毎日を忙しく過ごしているサラリーマンの人でも、土曜日か日曜日の休日を利用して行なえば、仕事に支障きたすことなく実行できます。
 
職業や勤務先によっては、朝食を抜く半日断食は無理という人もいるでしょう。
また、自分のライフスタイルに合わないという人もいるはずです。
そういう人たちには、1日断食をおすすめします。
 
●1週間のうち1日だけ、丸まる断食する
1日断食は、1週間のうち、これと決めた日を丸まる断食します。
土曜日や日曜日でなくてもかまいません。
1週間のうち、できる日を選んで行えばいいのです。
 
これは、朝起きてから就寝するまで、液体のもの(水分)以外はいっさい何もとらないという方法です。
前日の夕食から断食当日、そして翌朝までの間、何も食べないことのなります。
 
何も食べさえしなければそれで良いのですが、半日断食と同じように、水分補給は忘れずに行なってください。
生水と柿の葉茶をあわせて1日2リットルを摂取しましょう。
食事からの水分摂取は失われた分、脱水症状を避けるため、この量は最低でも守るように心がけてください。
 
わずか1日ですが、まる一日間食べないなど、大半の人は経験がないでしょう。
初めてチャレンジすると、時間の流れがゆっくりと感じられ、頭の浮かぶのは食べ物のことばかり、空腹感に悩まされることになるでしょう。
しかし、これも慣れです。
何回か実行するうちに空腹感は軽くなってきます。
 
●すまし汁で空腹感を満たす
とはいえ、まる1日、口に入れるのは生水と柿の葉茶だけというのでは、初心者にはあまりにも厳しいといえます。
そこで初心者向けに、ここでも助け舟を用意してあります。
それが、1日に2回、昼と夜にすまし汁をとるという方法です。
 
すまし汁とは、コンブとシイタケでだしをとった汁にしょうゆと黒砂糖を加えたものです。
これを3合(540m?)ずつ昼と夜にとれば、空腹感はかなり軽減されるし、とても快適に過ごせるでしょう。
 
すまし汁は、1日を過ごすための最低限の栄養が含まれています。
カロリーは2回分をたしても210キロカロリーです。
加えて、3gの塩分、黒砂糖に含まれる微量のミネラルが補給できます。
 
成人の1日の通常の食事量は約2000キロカロリー、塩分が約10gといわれていますが、それよりもはるかに少ない量です。
けれど、この少ない塩分を補給することによって、空腹感は減少し、体はかなり楽になります。
 
1日断食を実行することで体がむくんだという話をたびたび聞きますが、このすまし汁さえ飲んでいればそうしたむくみも起こりません。
断食によって塩分を完全に断つと、腎臓が塩分の放出量を極端に絞り込みます。
そんな体の状態のまま、翌日に普通の食事を取ると、体内の水分と塩分のバランスがとれずに全身がむくんでしまうことがあるのです。
 
すまし汁を飲むことによって、そうしたバランスの失調を抑制できるのです。
まず、体のむくみが出ることは考えられません、
このすまし汁は、実際に多くの断食道場で、断食をするときに使用されています。
 
また、1日断食の最中に気分が悪くなったり、頭痛や腹痛が起こったりする場合があります。
 
■ 済まし汁の作り方
 【用意するもの】(1回分)
水540m?  コンブ10g  干しシイタケ10g  しょうゆ10m?  黒砂糖30g
①用意した水540m?の中にコンブ10g、干しシイタケ10gを入れて沸騰させる。
②だしが十分に出たら、コンブとシイタケを取り出す。
③しょうゆ10m?と黒砂糖30gを入れる。
*これで出来上がり。熱いうちに飲む。
昼と夜に3号(540m?)ずつとれば、空腹感が軽減され、1日断食の間も快適に過ごせる。
 
●時間を有効に利用する
1日断食を行なうと、食事にとられる時間が少なくなるため、慣れない最初のころは、1日が非常に長く感じられるでしょう。
 
そんな時は、食事のことばかり考えてしまいがちですが、これでは精神的ストレスばかりが高まり、断食後の食事もつい食べ過ぎになってしまいます。
 
わたしたち現代人は毎日時間に追われて慌ただしく過ごしています。
1日断食を行なうと食事時間をさかないですむぶん、まとまった時間ができる、と肯定的に考えましょう。
日頃あまりできなかった家族との団らん、読書、音楽や映画鑑賞などの趣味の時間として、食欲のことから頭を切り離して有意義にお過ごし下さい。
 
また、散歩に出かけたり、シャワーを浴びたりするのもよいでしょう。
ぬるめのお風呂に2~3時間つかるという人もいますが、立ちくらみする場合もありますから、気をつけるようにしてください。
 
ふだんあまりできないことができる、また、気づかなかったことに気づく、豊かな時間を得ることができるのも、1日断食のよい点といえるのです。
 
●復食に注意
1日断食を行なう際のもっとも大きなポイントは、終えた翌日の食事です。
断食を終えた後の食事のことを「復食」と呼びます。
 
1日断食では、翌日の朝食が復食です。
このとき、断食の反動から、ガツガツとおなかいっぱいになるまで食事をとってしまう人がいます。
しかし、それでは1日断食の苦労が水の泡となって、まったく意味がありません。
また、急にたくさん食べると胃腸に負担をかけることになります。
 
そこで、復食は、梅干し1個を入れた茶わん1杯のおかゆにします。
おかゆは胃腸にやさしいし、これなら量も最適です。
 
1日断食を終えた次の日の朝、梅干し1個入れたおかゆを食べてみてください。
誰もが、そのおいしさに心を打たれるはずです。
1つの梅干しがこれほど多様で複雑な甘みをもっているのかと感じ、米が持っている本来的なうま味にも気づくはずです。
そして、このなにげない1杯のおかゆに感謝の念が自然にわいてくるでしょう。
 
一日断食の場合、副食は断食を終えた翌日の朝食だけです。
昼食からは普段どおりの食事に戻してもかまいません。
しかし、なれないうちは、断食の余韻が残っていて、とかく、食べ過ぎになってしまいます。
食べ過ぎないように、くれぐれも注意しましょう。
 
また、考えようによっては、昼食からふつうの食事ができるわけですから、それを思うと、復食が1杯のおかゆであっても我慢できるのではないでしょうか。
 
●大量の宿便が排出される
さて、どうにかはじめての1日断食を終え、復食を取ったところで、ほっとされることと思います。
同時に前日に何も食べていないにもかかわらず、驚くほど大量の便が出るでしょう。
これが宿便です。
長期間、腸壁に滞留していた便が1日で排出されるのです。
1回の宿便排泄の効果ということでは1日断食は半日断食よりも上回ります。
 
1日断食は半日断食とは違って、初めて体験すると、相当ひもじい思いをします。
しかし、何ごとも慣れです。
何回かくり返しているうちに、つらさも感じなくなり、むしろ爽快な気分が味わえるようになります。
 
週に一度の1日断食を1年続ければ、年に52~53回もの断食を実行することになります。
ここまで断食を継続できたなら、本断食にも匹敵するほどの効果が望めます。
すなわち、半年後、1年後には見違えるほど体が引き締まり、健康になった自分に気づくことでしょう。
 
 
●内臓の疲れが取れる
 
なぜ、1日断食を継続して行なうと本断食に匹敵する効果が期待で切るのでしょうか。
それは、日頃の食事で疲弊した内臓を休息させることができるからでしょう。
この点、何も食べない時間が長いだけ、半日断食よりも効果が顕著です。
 
私の病院の患者さんを見ていますと、1日断食を1回行なっただけで、胃腸の吸収が非常によくなり、腸の動きも活性化される例がよくあります。
1日断食は、内臓にとってもいい骨休みになるのです。
 
人によっては、半日断食は平気であっても、1日断食をするとふらふらして、耐えられないという場合もあります。
半日断食と1日断食を比べると、1日断食はもともと胃腸が丈夫な人に向いている断食です。
 
●半日断食と1日断食を併用すれば鬼に金棒
1日断食に慣れていけば、毎日少食の食事でも大丈夫な体がつくられます。
たとえば、1日2000キロカロリーとっていた人が、1年もすると1200キロカロリーで十分にやっていけるようになります。
半日断食も平気でできるようになります。
しかも以前にくらべ、体も心も快適な状態が訪れるのです。
 
また、最初から1日断食は体力的に無理という人の場合、半日断食を1年、2年と続けていって、体が慣れて、体質が変わってきてから、1日断食に挑戦すると良いでしょう。
どちらの方法からはじめるにせよ、1日断食と半日断食を併用すると鬼に金棒です。
 
 
●半日断食をしてはいけない人は?
 
半日断食は非常に安全な断食法ですから、たとえ特定の病気があっても、ほとんどの人が問題なく実行することができます。
 
ただし、ガンや心筋梗塞、脳梗塞、肝硬変、慢性腎炎、腎不全などで重篤な場合は、専門医の指導のもとに行なうようにします。
これらの病気にも半日断食は効果はありますが、ひとりで行なわないほうが無難です。
それぞれの病気についての半日断食効果や、トータルな治療法については第2章で取り上げていますので、そちらを参照してください。
 
そういった病気がない人でも、1食抜いただけで胃がもたれる場合、脱力感が強い場合、また、体重が目に見えて減る場合も、避けたほうが無難です。
胃下垂の人はこういう症状が現れることがあります。
 
こういう人の場合、玄米クリーム(玄米を粉にして炊いたもの)を中心とした玄米菜食を実行して、胃下垂が改善してから、半日断食を始めるようにします。
また、特定の病気がない人でも、半日断食を行なって不整脈や動悸が出たときは中止しましょう。
 
●1日断食をしてはいけない人は?
半日断食をしてはいけない人は、やはり1日断食をしてはいけません。
また、1日断食を実行すると体がふらふらして耐えられない人の場合、半日断食からはじめ、1年間とか2年間続けて慣れてきたあと、1日断食を併用するとよいでしょう。
 
 
●本断食
 
本断食とは、3日以上にわたって行なう長期の断食療法のことです。
これは家庭では行なえないし、絶対に実行してはなりません。
断食指導をしている施設に泊まり込み、専門家の指導のもとに行うべきものです。
 
半日断食や1日断食に比較し、本断食には即効性があり、しかも、断食による効果が顕著に現れます。
もちろん、半日断食や1日断食を継続して行なえば本断食同様の効果が期待できますし、体質も確実に改善されてきます。
しかし、病気治癒の面から見ると、本断食の速効性や効果にはかないません。
 
前述したように、本断食は3日以上に期間を水だけで過ごす断食ですが、内容的には、1日断食を発展させ、長期間続けていくものといえましょう。
 
また、究極の本断食は水しか飲まないという厳しい方法ですが、本断食にはすまし汁や果物・野菜のジュースなどを使用して行なう方法もあります。
これらの方法は断食の施設で実際に行われていますし、私も取り入れています。
断食をするその人の体調や体質に応じて、どういう方法がもっとも適切かを判断し、指導をするのです。
 
本断食をどれくらいの期間にわたって実行するかは、断食に入る前の数日間、本人の体調を厳密に検査してから、大体の見当をつけます。
そして、本断食に入ってからも、本人の体調を毎日検査し、何日間の断食を体が必要としているかを慎重に見極めていきます。
 
また、本断食では、断食後の復食がカギとなります。
徐々に体を通常の生活に戻していくために、しっかりしたアフター・ケアが必要なのです。
このように、厳重な管理のもとに本断食は行なわれなければいけません。
 
 
●現代医学では見放された難病が劇的に改善する
 
本断食の最大の目的は、半日断食や1日断食と同じように、食べ過ぎによる体内の余分な栄養を取り除き、人間が本来持っている能力を最大限に引き出すことです。
そして、次に重要なのが、宿便を取り除くことです。
 
本断食による治療で、現代医学で難病と切り捨てられ、行き場を失った数多くの患者さんを、私はこれまで救ってきました。
難病とまでいかなくても、気管支喘息やアトピー性皮膚塩、糖尿病などは、本断食で驚くほどよくなります。
 
1度の本断食によって、すぐ効果が出る場合もあれば、1回だけではすぐに治癒しない症状もあります。
しかし、ふだんから健康や食事に気をつけ、何回かの本断食をくり返すことによって、難しい病気もかなりの確率で治っていきます。
 
これは、体の中で眠っていた自然治癒力の高まりが、それらの病気に直接働きかけていくのではないでしょうか。
自己融解(後述)や宿便の排泄が促進されることによって、体内の余分な物質が取り除かれていきます。
その結果、さびついていた内臓が活発になり、人間本来の能力が発揮されるようになるのです。
 
●本断食は脱毛症にも効果
驚くことに、本断食は脱毛症克服への効果も確認されています。
脱毛症は、腸内にたまった宿便から起こるという説もあります。
宿便によって腎臓が弱ってむくむと、頭皮も同時にむくんできます、
これが脱毛の原因になると考えられています。
 
これに対し、本断食で宿便を出して内臓を正常にすることで、腎臓からきているむくみが取れ、その影響で頭皮のむくみも取れ、脱毛も改善されるのです。
断食によるこうしたすばらしい効果を、厳密な管理のもと、集中的かつ効果的に行なう療法が本断食です。
 
繰り返し強調しておきますが、本断食は、断食初心者が個人で行なえるものではなく、必ず、指導者がいる施設で行なわれなければなりません。
 

 

ごらんいただいたことを大変ありがたく感謝します。

 

生命の農と食を考える
L A F 健農健食研究所 ラフ
L ife A griculture F oods

FAX :076-223-2005
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池田 優

 

 

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