山ちゃんの食べもの考

 

 

その299
 



食は生命なり
「生命なきは食にあらず」とも云われますが、
人は多くの生命を頂く事で生かされている。
植物の生命も動物の生命も微生物の生命も、
土の生命も水の生命も空気の生命も、
すべての生命がつながって生かされている。
そんな「共生」の世界で生かされている。
「人は何を食べるのかによって決まる」とも云う。
肉体的な健康、長寿のみならず、
知性、思想、性格までをも決すると。
その食べ物の作り方、その食べ物の商いほう、
その食べ物の選び方、買い方、食べ方は、
その人の生き方、その考え方そのものであると。

                                   
(山ちゃん)
『食は生命なり』 【155】
朝食抜きで、高血圧、糖尿病、
肝炎、腎炎、アトピー、リュウマチが
ぞくぞく治っている!
「奇跡が起こる
半日断食」
甲田光雄 著  マキノ出版 刊
より その5
 
 
第2章 半日断食のすごい効果の3
 
 
●慢性胃炎
 
慢性腎炎も、現代医学では治療は難しいとされていますが、半日断食を行なうとじゅうぶん効果が得られます。
半日断食で腎臓の機能がよくなる裏付けとして、次のようなデータがあります。
 
朝食を食べて5号(約900ml)の水を飲むと、約4号(720ml)の尿が出ました。
これで、1合分(約180ml)の水がむくみとなったわけです。
ところが、同じ人間が朝食を食べずに5号の水を飲んだら、6号(約1080ml)の尿が出たのです。
つまり、体内の1合分の水が余計に尿となり、体外へ出て、むくみがとれたのです。
 
腎機能は、早朝起床時から正午にかけて活発になり、夜間には低くなるというように、一日のうちでも変動があります。
ですから、朝食を抜いて水分をたくさんとる半日断食は、午前中に尿の排泄を促すという店で理にかなっているのです。
胃腸に血液を回さないで、腎臓に血液を回して、腎臓の排泄機能を活発にするわけです。
 
半日断食は、腎臓そのものを強くし、腎臓の働きを活発にします。
慢性腎炎が進行すると、腎臓の糸球体の細胞が死滅しているため、進行は食い止められても、改善することはない、というのが現代医学の常識です。
しかし、半日断食を行なうと、残っている細胞を活発化するため、奇跡的に回復してくるのです。
 
さらに、玄米生菜食にすると、飛躍的に効果が得られます。
半日断食で、人工透析を必要とするほどの重度の人が改善した例もあります。
 
玄米生菜食をすることで、食塩やタンパク質のとりすぎも防げます。
腎臓病に食塩のとり過ぎがいけない理由は、過剰な食塩が糸球体や尿細管を傷害するからです。
その結果、腎機能が低下すると、余分な塩分が腎臓からの尿細管から再吸収されて細胞間液にたまり、この塩分が浸透圧で水を吸収してむくみとなるからです。
 
また、肉食を続けていると、細胞の新陳代謝で産生されるクレアチニンや尿素窒素などの老廃物が増えます。
それらを排泄するのに腎臓に大変な負担がかかるのですが、玄米菜食や玄米生菜食は負担をかけません。
 
ただし、相当進行した慢性腎炎の場合には、半日断食を行なうには注意が必要です。
たとえば、血液検査で、尿素窒素が80とか90mg/dl(正常値は8~20mg/dl)にふえていて、クレアチニンも10mg/dl(正常値は0.7~1.5㎎/dl)異常のふえているような状態では、半日断食は不適正と判断してください。
 
なぜなら、断食中に急性の尿毒症(尿の老廃物が体内にたまる病気)になったり、貧血を伴ったりするおそれがあるからです。
もし進行した慢性腎炎の人が半日断食を行なう場合は、指導者のもとで実行しなければなりません。
 
 
●関節リュウマチ
 
関節リュウマチは一般的に治りにくい病気という認識があります。
実際、現代医学ではいまだ原因が特定できていないし、進行性の病気です。
ところが、半日断食を行なって改善した人は、これまでそれはたくさんいます。
 
大阪大学第三内科、浜松医科大学・公衆衛生、愛知医科大学病理学教室、サンスター臨床研究質の強力のもと、長年、関節リュウマチに苦しんできた患者さん15名を対象に、リュウマチ健康合宿を実施したことがあります。
 
この合宿では、半日断食による小職に加え、本断食も行ないました。
その結果はというと、全員に症状好転というすばらしい結果が得られたのです。
この成果によって、「やはり断食はリュウマチに効く」との確信を得ることができました。
 
また、断食によって宿便が排泄された場合は、特に目立って痛みが軽くなることを、患者さんたち自身も自覚されました。
このことから、関節リュウマチは宿便の渋滞と密接な関係がある、との見方を再確認できたのです。
 
断食療法で関節リュウマチがよくなるということは、ドイツのアオエルバッハ病院のバッハ博士が、第3回国際リュウマチ治療学会で発表しておられます。
断食によって免疫抗体が上昇するほか、好中球の殺菌活性が上昇し、キラー細胞も増加すると報告しておられます。
しかし、断食療法による宿便排泄のことに付いては、何も触れていません。
 
宿便を排泄したら、なぜ関節流町の症状が軽くなるのでしょうか。
その仕組みは明らかにされていません。
ただ、腸内細菌との関係が腸内細菌との関係が動物実験によって示唆されています。
 
慢性リュウマチの患者さん15名に少食・絶食療法を行なってもらい、腸内細菌とリュウマチの症状の変化について調べた実験があります。
当初、15名の患者産のうち、6名に腸内細菌に異常が見られました。
そして、その療法を行なった結果、その6名のうち5名で腸内細菌の状態が改善し、関節の腫れや痛みなどといった症状も軽快したのです。
 
効果のメカニズムは解明されていませんが、関節リュウマチの治療には断食による宿便排泄が必須条件であると、私は確信しております。
半日断食に、生菜食を併用し、さらに温冷浴を組み合わせると効果的です。
 
 
●多発性硬化症、全身性エルテマトーデス、
ベーチェット病
 
断食は、難病でも比較的簡単によくなってくるという症例が多いのです。
 
難病中の難病といわれるものに、多発性硬化症や全身エリトマトーデス、ベーチェット病などがあります。
 
多発性硬化症は、脳や脊髄に病巣ができ、多彩な神経症状を引き起こす病気です。
全身性エリトマーデスは、高熱、関節痛などの急性の症状や腎障害を起こす病気です。
ベーチェット病では、口腔粘膜の潰瘍、関節炎、消化器症状、血管・神経の障害などが繰り返し起こり、長期間持続します。
 
これらはいずれも、現代医学では原因不明とされています。
一因として免疫異常が影響すると見られていますが、詳しいことはわかっていません。
そのため、たよれる治療法はなく、これらの病気をかかえ、苦しい、つらい状況におかれている人は少なくありません。
 
ところが、これらの病気が断食で治癒した患者さんはたくさんおられます。
私は、断食こそ難病の特効薬だと思っています。
 
これらの病気には、半日断食を行ない、食事を生菜食にするだけで、症状が和らぐことがあります。
ただし、完全に治癒するには、本断食する必要があります。
自宅でできる方法としては、半日断食から始め、食事を生菜食にして、慣れてきたら一日断食を併用するとよいでしょう。
 
 
●慢性疲労症候群
 
慢性疲労症候群は、現代医学では、原因はほとんど解明されていないし、当然ですが、確実に効果が得られる治療法は確立していません。
慢性疲労症候群という病名がついたのは、医師が困り果てた結果と思って良いでしょう。
疲れやすい、熱が出る、足がいたい、のどがいたい、筋肉が弛緩するなどの症状が出るのが特徴です。
 
実は、この慢性疲労症候群は、腎臓の機能が低下して鈍重になったために起こる病気なのです。
医師が往生するこの病気も、断食をするとものの見事に改善します。
自由に動くのもままならなかったほどの重症の人が働くことができるまでに改善した例もあります。
 
この病気と診断された人は、半日断食を試してみる価値はじゅうぶんにあります。
 
腎臓が疲弊しきっている場合、最初は1日2色、玄米クリームを中心とした食事療法から始めます。
慣れてきたら、玄米菜食の半日断食に切り替え、さらには1日断食も併せて行なえば、確実に回復してきます。
 
 
●潰瘍性大腸炎
 
潰瘍性大腸炎は、はっきりした原因も治療法も確立しておらず、現代医学でも難病とされている病気です。
現代医学における潰瘍性大腸炎の治療とは、出血を止めるだけの応急処置に過ぎません。
その証拠に、出血がいったんは治ったと思っても再発をくり返す人が多くいます。
 
この病気を治癒させるには、体を根本から治していかなければなりません。
そのため断食は大きな効果を持つのです。
断食の中でも、本断食を実行すれば確実に改善します。
 
ただし、いきなり本断食をするのは危険です。
最初は、玄米クリームを主食とした食事療法からはじめます。
潰瘍性大腸炎の人は、胃腸の吸収が悪く、栄養分を正しく摂取できなくなっています。
玄米クリームとは、玄米を粉にして炊いたクリーム状のもので、消化時に胃腸を痛めることがない優れた食べ物です。
これを継続して行なうと、胃腸が改善してきて、出血をしなくなりますから、症状がおさまったら、玄米菜食中心の半日断食に切り替えることができます。
 
半日断食ができるようになったら、さらに1日断食へと進んでください。
そうすればトントン拍子によくなります。
 
 
●心身症
 
心身症も宿便が影響している場合が多いです。
心身症の人たちを診察してみると、頑固な宿便が滞っており、その影響でいろいろ苦しい症状が現れていることがわかるのです。
心身症は心と体が相関して発症してくるものですから、その対策は心の面からも、肉体の面からも抜かりなく治療しなければなりません。
 
過食や飽食によって、いったんできた腸の変形は、癒着して、いびつな形のまま固まってしまう腸マを引き起こします。
そのため、食物残渣(食べ物の残りかす)がその部分に引っかかり、停滞し、異常発酵をくり返します。
 
この異常発酵が有毒ガスや分解産物を作り、それが腸から吸収されて脳神経や肝臓などに刺激を加え続けるために、頭痛、不眠、心悸亢進、立ちくらみ、のぼせなどの症状が現れるのです。
このような症状(いわゆる不定愁訴)は自律神経失調症とか更年期症状などと診断されることが多いのですが、宿便を排泄しない限り治りません。
 
また、疲労感が常につきまとう、肩や背中がこる、腰や背中がだるい、食事をすると胃が重苦しくなりすぐ眠くなる、記憶力が減退している、気分がイライラして癇癪球が爆発する、物事を悲観的にとらえて取り越し苦労をする・・・・・・このような症状が慢性的に現れているのに、病院で検査をしてもどこにも異常は発見されません。
そのため、気の病のせいにされ、うつ病と診断されてお困りの人もいることでしょう。
 
こういった人や心身症、うつ病と診断された人は、まず、肝臓が悪いのではと疑ってみることです。
つまり、先の項で紹介している鈍重肝臓です。
 
半日断食を行なって、宿便が排泄されてくると、肝臓も回復してきて、心身症のさまざまな症状も軽くなってきます。
体の宿便が排泄されると、心の宿便もしだいに排泄されるといってよいでしょう。
心身症は確実に回復してきます。
 
 
●慢性胃炎・慢性腸炎・胃腸虚弱
 
慢性的な胃炎や腸炎、胃腸虚弱は、半日断食によって改善します。
 
半日断食は、胃腸の調子をよくして、健康体を取り戻そうとする魔法です。
半日断食を行なうと、胃腸の疲れが取れ、しかも、宿便が排泄されてきます。
そして、胃腸が正常に働くようになります。
 
現代は、過食、飽食によって、慢性的に胃腸が疲れて折る人が非常に多いといえます。
しかし、慢性的に食べ続けているため、胃腸が異常を知らせる症状を発しても、それに気づきません。
疲れやすくなったなど、自覚していますが、それが食べ過ぎによって胃腸が弱っているためだとは思わないのです。
 
過食、飽食の現代人の胃腸のために勧めたいのが半日断食です。
半日断食を行なうと、胃腸の調子がよくなり、それに伴ってさまざまな症状が解消することに驚くことでしょう。
 
また、生まれつき胃腸が弱く、いつも下痢をするような人の場合、いきなり半日断食を行なうと、めまい、ふらつき、不整脈などが出ることがあります。
こういう体質の人の場合は、まず玄米クリームを中心とした食事から始めます。
それを継続して、体質が変わってきたら、半日断食に切り替えます。
 
 
●胃潰瘍・十二指腸潰瘍
 
以前は、胃潰瘍、十二指腸潰瘍はストレスによって起こるとされていましたが、最近では、ヘリコバクター・ピロリという細菌が真の原因であると、見方が変わってきました。
といって、ストレスが関係ないわけではありません。
ストレスにさらされると胃の働きが低下し、細菌がはびこる下地が整うわけです。
日本人にはこの最近に感染している人が非常に多いことがわかっていますが、体内に侵入したら必ず居着くとは限らないようです。
 
つまり、胃腸が正常に働いていれば、こわくはありません。
現代人の生活を見ると、ストレスとともに、食べ過ぎ、そして飲み過ぎも、これら潰瘍を悪化させる要因になっていると思われます。
 
胃潰瘍・十二指腸潰瘍の治療は抗潰瘍薬が有効ですが、薬の服用を中止すると再発する例が少なくありません。
そのため、そのため、最近では除菌治療が行われるようになって来ました。
抗潰瘍薬を使い続けることにも、また、抗生物質を使って除菌することにも問題があります。
いちばんよいのは、体質を改善してもとから治すことです。
半日断食が有効ですが、その場合、玄米クリームと青汁を中心にした菜食にします。
 
 
●腰痛・肩こり・ひざの痛み
 
世の中には、ぎっくり腰、慢性の腰痛、座骨神経痛などの腰の痛み、肩こり、ひざの痛みなどに苦しんでいる人が多くいるだろうと、予想されます。
 
半日断食を実行して少食にすると、腰痛や肩こりが意外と簡単に治る場合があります。
実際長年悩んでいた腰痛が改善した例は枚挙にいとまがありません。
これは、食べ過ぎによって硬縮していた腱が、半日断食によって柔軟性を取り戻し、伸びるようになるからです。
 
過食は筋肉や腱を硬くしますが、これは宿便が関係しています。
筋肉や腱を若々しく保つには、半日断食を実行して少食にするのが最善の方法です。
 
私は、腰痛の場合もそうですが、ひざの痛みをもっている人には、何はともあれ、朝食を抜く半日断食を勧めています。
 
変形性膝関節症の場合、半日断食を行なうことで体が本来の機能を取り戻すことによって、すりへったひざの軟骨を元に戻そう、回復させようと自然治癒力が働きだします。
さらに、体重が減少すれば、ひざにかかる負担が少なくなり、ひざの痛みがやわらぐのはいうまでもありません。
 
 
●冷え性
 
冷え性に悩んでいる人は女性に特に多いようです。
冷えを感じるのは、その部分の血行が悪いからですが、それには宿便の影響があります。
そして、特に胃下垂で、胃腸の働きが非常に悪い人に顕著に見られる傾向があります。
 
冷え性は、半日断食と生菜食の併用で改善します。
ただし、胃下垂の人は、いきなり半日断食をおこなうと、めまいやむかつきなどが現れることがあります。
こういう人の場合、最初は玄米クリームを中心とした食事からはじめ、慣れてきたら半日断食に入るようにします。
宿便が排泄されると、とたんに見違えるように元気になり、冷えが解消されます。
 
また、特に青汁(生野菜ジュース)が有効です。
東洋医学では、冷え性に人は果物を控えなさい、生野菜のような冷えるものはとってはいけない、といいます。
ところが、青汁やニンジンジュースを飲むと、体質が変わり、冷え性は改善します。
冷温浴も効果的ですから、ぜひ実行するようお勧めします。
 
 
●妊娠中や産後のむくみ、妊娠性糖尿病
 
妊娠中はおなかが前にせり出し、体の重心は以前よりも前面に移動します。
この重心の移動が原因となり、腎臓は圧迫されてその働きが弱まってしまいます。
そのため、妊娠前よりも、腎臓にはじゅうぶんに気をつけなくてはいけません。
 
実際、妊娠中にむくみ、出産後も尿の出が悪く、むくみに悩まされ続ける人がたくさんいるようです。
朝食をとれば、体はむくみやすくなります。
つまりは、腎臓に負担をかけていることになるのです。
 
半日断食を実行すれば、腎臓に負担がかからないので、腎機能の低下が予防・改善できます。
半日断食は、腎臓の機能を回復させるのに絶対的な効果があるのです。
午前中、空腹時に水分をたくさん摂取すると、尿がたくさん排出されて、むくみがさらに解消されます。
ただし、食事中や食後3時間は水分をとらないようにしなければなりません。
また、食事は腎臓に負担をかけないため、塩辛いものは避けます。
 
これとは別に、妊娠をきっかけに糖尿病になることがあります。
妊娠性糖尿病を防ぐためにも、妊婦は朝食を抜いたほうがよいともいえます。
ただし、医師に相談しながら実行するよう、お勧めします。
 
 
●ガン
 
断食を行なうとガンが縮小することがありますが、その後、再び元に戻ってしまいます。
生菜食と併用すると、かなり効果がありますが、残念ながら、ガンが治るとはいえません。
ただし、QOL(生活の質)をよい状態に保つ効果はすぐれています。
 
秋田大学医学部の小泉昭夫教授(当時。現在は京都大学)は、食事の量を減らすことでガンの発生が抑制されるという研究をされてきました。
遺伝的にガンになるマウス、薬物などの発ガン物質を与えるマウス、放射線を当ててガンを引き起こすマウス、の3つのグループに対して、エサを制限するとガンが発生しにくくなることがわかっています。
 
なぜ、食事の量を減らすと、ガンの予防につながるのでしょうか。
現在のところ、はっきりしたことはわかっていませんが、免疫力が高まることも確かでしょう。
半日断食を実行すれば、さらに、体内毒素を排泄する効果があります。
 
私は、ガンの予防にぜひ、半日断食を勧めたいと思っています。
半日断食を基本に、食事は玄米菜食で、できれば生菜食をするのが望ましいといえます。
 
 
●痴呆・老化予防と長寿
 
百歳長寿者に聞き取り調査を行なった結果を見ますと、みなさん栄養バランスがよく、適度に健啖家のように見受けられます。
そのことから、「長生きする人は、いくつになっても食欲は旺盛で肉も食べる」という説がひとり歩きをしているようです。
 
結論から申し上げましょう。
 
90歳、100歳まで長生きする人たちは、もともと胃腸が丈夫な人であることは確かです。
こういう人は、多少食べ過ぎても、長生きはできます。
しかし、長寿の中身となると、どうでしょうか。
食べ過ぎの人は、長生きをしても、痴呆や寝たきりになる人が多いのです。
 
痴呆は、宿便が影響していると、私は考えています。
間接的ですが、それを裏づけるデータもあります。
老化にも、宿便が影響します。
 
90歳、100歳まで生き、ボケもせず、寝たきりにもならないためには、食事を少なくし、宿便をため込めこまないようにしなければなりません。
私は半日断食こそ、痴呆・老化予防、長寿への道であると思っています。
 
数年前から、遺伝子研究がすすみ、遺伝子治療によって、やがて、誰もが180歳や200歳まで生きられる世の中が来る可能性があると報道されました。
そんなことがほんとうに可能になるのでしょうか。
現在、唯一、長寿を実現する方法として現代医学で証明されているのが、食事を少なくすることです。
 
1998年8月『サンエンス』誌において、ウインスコンシン大学のワインドラック教授が老化と食事の量を減らすことの関係について発表されました。
動物は老化を促進する遺伝子を持っていますが、食事を制限した場合、この遺伝子の発現が抑制されると報告しておられます。
 
同氏は、食事の量を減らす効果について、現在まで25年間研究を続けてきました。
現在ではサルを使った実験も行なっています。
動物実験で得られた結果はそのまま人間にも当てはまるものだと、見解を述べています。
 

 

ごらんいただいたことを大変ありがたく感謝します。

 

生命の農と食を考える
L A F 健農健食研究所 ラフ
L ife A griculture F oods

FAX :076-223-2005
mail :m.ikeda@ninus.ocn.ne.jp

池田 優

 

 

◎ ご意見、ご教示はこちらまで    掲示板も御座います。是非ご利用下さい。→ 掲示板

最新号へ戻る