山ちゃんの食べもの考

 

 

その317
 



食は生命なり
「生命なきは食にあらず」とも云われますが、
人は多くの生命を頂く事で生かされている。
植物の生命も動物の生命も微生物の生命も、
土の生命も水の生命も空気の生命も、
すべての生命がつながって生かされている。
そんな「共生」の世界で生かされている。
「人は何を食べるのかによって決まる」とも云う。
肉体的な健康、長寿のみならず、
知性、思想、性格までをも決すると。
その食べ物の作り方、その食べ物の商いほう、
その食べ物の選び方、買い方、食べ方は、
その人の生き方、その考え方そのものであると。

                                   
(山ちゃん)
『食は生命なり』 【163】
朝食抜きで、高血圧、糖尿病、
肝炎、腎炎、アトピー、リュウマチが
ぞくぞく治っている!
「奇跡が起こる
半日断食」
甲田光雄 著  マキノ出版 刊
より その13
 
 
第5章 半日断食の健康法を
高める西式健康法
 
 
●西式健康法の偉力
私は、西式健康法を基本にして、断食や生菜食を学び、研究を重ねてきました。
西式健康法は、希代の天才と称えられた西勝造先生が1927年(昭和4年)に発表された健康法です。
 
西先生は、もともと体が弱く、医者には20歳まで生きられないだろうと宣言されていました。
医師に見放され、自分自身で病気と闘わなければならないことを自覚し、和漢の医学書や古来の漢学の古典、欧米の医学書など古今東西の文献7万3千冊を読破、362の各種健康法を自ら実践し、20年かけて西式健康法をつくり出しました。
 
西式健康法は、栄養、食事、運動、呼吸、入浴、美容、睡眠など幅広い分野について、膨大な理論と実践法からなり、体系化されています。
 
朝食抜きの生菜食、柿の葉茶の飲用、温冷浴、背腹運動、合掌合蹠運動、金魚運動など、いずれも自宅で行なえ、これらを実践することで病気を寄せつけず、真の健康体が実現でき、すこやかに老いることができると主張するものです。
戦後普及し、金魚運動を始め、これらの方法は現在まで根強い人気を得ています。
 
私は約50年にわたって、西式健康法を基本に自ら実践し、また、患者さんたちを指導してきて、病気予防、健康回復の威力のすごさを実感しています。
現代医学に見放された難病が治癒した例は数知れません。
 
半日断食の効果をさらに高め、さらに健康体を実現するために、これらの方法を実践されるよう、お勧めします。
 
 
 
●生菜食
生菜食とは、全て火を通さない生のものを食べる療法です。
 
半日断食にして、なおかつ、生菜食にすると、現代医学では治療法がない難病が劇的に改善することが珍しくありません。
膠原病、筋ジストロフィー、関節リュウマチ、C型肝炎など、難病といわれる病気の大半に効果があります。
 
ですから、半日断食を実行するなら、食事は生菜食にするのが望ましいのです。
難病の改善に最も効果があると断言できますが、効用のしくみは完全に証明されていません。
 
ただ、一番重要な働きは、食べ過ぎによって腸に滞留している宿便が完全に排せつされるからだと、私は考えています。
半日断食で生菜食、しかも少食という食事は、本断食を除くと、宿便を排せつするための最善の方法なのです。
 
現代人の大半が、常識として、食材に火を加えたら消化がよくなると思っているのではないでしょうか。
ところが実際は逆で、火を加えたものを食べると、体は迷惑します。
人間とその祖先は、何億年もの長い間、全て生のものを食べてきました。
それでもって生きていられるように体ができているのに、それをわざわざ火を加えて食べているのが現代人の食生活です。
 
火を加えると、蛋白質は変化するし、脂肪は酸化し、ビタミンや酵素は壊れます。
変性したり壊れたりしているものばかり食べているから、体はそれらの栄養素を利用するのに相当なエネルギーを強いられます。
だから、1日に2000キロカロリーも3000キロカロリーも必要になってくるのです。
生なら、その4分の1のカロリーですみます。
 
同じ玄米食でも、加熱して食べるのにくらべて生のものを食べるほうが、断然、効力がすぐれています。
それはまさに、生きているものの力で、その力をもらうことなのです。
 
いかに、私が勧めている生菜食のメニューを2パターン紹介しておきました。

● 玄米菜食のメニュー

【A】
朝  なし。 生水、柿の葉茶を飲む。 1日1.5~2?
昼  青汁(生野菜ジュース)1杯(250m?)  ニンジンおろし(120g)
ダイコンおろし〈100g〉  山衣も〈30g〉  生玄米粉(70g)
ハチミツ(30g)  豆腐(200g)  塩・しょう油(少々)
夕  昼食と同じ

【B】
朝  なし。 生水、柿の葉茶を飲む。 1日1.5~2?
昼  青汁(生野菜ジュース)1杯(180m?)  ニンジンジュース1杯(180m?)
ハチミツ(30g)
夕  青汁(生野菜ジュース)1杯(180m?)  ニンジンジュース1杯(180m?)
生玄米粉(100~120g)  ハチミツ(30g)
豆腐(200~300g)  塩・しょう油(少々)
 
これは玄米も生で食べる、玄米生菜食です。
このメニューの通り実行するのは容易ではありませんが、加熱して食べるより、生の状態で食べるように、できるだけ心がけましょう。
 
 
 
●青汁(生野菜ジュース)
生菜食の中の1つで、最も簡単に野菜を生でとる方法が青汁(生野菜ジュース)です。
野菜や根菜をすりつぶし、こしたものを、西式健康法では青汁と呼んでいます。
 
野菜には、血液をきれいにする、血管を丈夫にする、免疫力を上げる、活性酸素の害を防ぐなど、さまざまな作用があります。
それらの野菜の効用は、生で摂取してこそ、威力を発揮するのです。
 
西式健康法では本来、野菜をつぶしたそのままのものを食べます。
これを青ドロといいますが、食べにくいのが難点ですし、胃腸に刺激が強すぎます。
絞った青汁、つまりジュースにすると飲みやすくなります。
 
5種類以上の葉菜、根菜を使って作り、約1合(180m?)を1日に2回飲むのが基本です。
リンゴを入れるとおいしくなります。
できれば、手作りしたものが理想的ですが、市販の野菜ジュースや栄養補助食品を利用してもかまいません。
 
市販の野菜ジュースは、食品衛生法にしたがって、殺菌のため2分くらい加熱してあるので、完全な生ではありませんが、それでも生野菜を絞ったものと比べて9割方の効果は期待できます。
真空凍結乾燥した粉末状のものは、ほとんど生と変わりません。
細胞が壊れないので、栄養は完全ですが、味がよくないのが難点でしょう。
 
 
 
●玄米
西式健康法では、完全な栄養のとり方として、精製していない食品を摂取します。
白米より玄米、白砂糖より黒砂糖です。
 
日本人の主食は米ですが、いちばん栄養素が豊富なふすま、胚芽を捨て去って、白米にして食べるのは、もったいないことです。
言い換えれば、食品の質を落としています。
 
玄米はまずいし、軟らかく炊けないという人がいますが、圧力鍋を使うとおいしく炊けます。
また、最近では電気釜も切り替えスイッチ1つで玄米も炊くことができる機種も出回っています。
これなら、面倒もなく、簡単に炊くことができます。
 
白米ではなく、玄米を食べることが望ましいのですが、もう1つ、西式健康法の生食とあわせると最善の方法は、玄米を生で食べることになります。
なぜ、炊いた玄米より、生の玄米のほうがよいのでしょうか。
 
玄米を炊くと脂肪やタンパク質が変性したり、酵素などが壊れ、でんぷんがαでんぷんになるからです。
αでんぷんは、消化酵素で分解されてブドウ糖になります。
 
それに対し、生ならβでんぷんなので、消化酵素が働かず、消化されないまま大腸に行きます。
大腸では、腸内細菌に分解されて発酵します。
ブドウ糖にならずに、短鎖脂肪酸になって、吸収されてエネルギーになるのです。
このとき、大腸で酢酸、酪酸、プロピオン酸などがたくさん出て、腸壁が刺激されて、便通が大変よくなります。
 
腸内に酪酸がたくさんできると、大腸内にできたガン細胞に入って、ガン細胞を正常細胞に引き戻します。
だから、玄米を生で食べると、大腸ガンの予防に役立つわけです。
 
また玄米がいいのは、水に浸けると2日ぐらいで芽が出て発芽玄米になることです。
すると、αアミノ酪酸が白米の5倍ぐらいにふえます。
これがふえると、脳の血流が非常にふえるので、脳の機能がよくなります。
 
最近は、発芽玄米が市販され、大変人気になっています。
食品の質ということでは、玄米より、さらにいいのが発芽玄米です。
できれば、発芽玄米を生で食べる方法を取り入れたらよいでしょう。
胃腸や歯が丈夫な人なら生の発芽玄米をそのままかじってもよいですし、フードプロセッサーやコーヒーミルなどで粉にして食べます。
 
ちなみに、生の玄米は美容効果も抜群です。
生の玄米を粉にして、ご飯代わりに食べると、1週間もたたないうちに肌の色つやが違ってきます。
驚くほど肌がきれいになってきます。
炊いた玄米食との差は歴然たるものがあります。
 
 
 
●柿の葉茶
西式健康法で飲用を勧めているのは、生水よ柿茶(柿の葉茶)のみです。
 
最近、カテキンに抗酸化作用があると、お茶(緑茶)が注目されていますが、弱アルカリ性ですから、お茶をガブガブ飲んだら、たちまち胃が悪くなります。
胃は酸でもっているのですから、これをアルカリ性にしたら、ついに胃潰瘍になってしまいます。
アルカリイオン水も同じです。
 
それにくらべ、柿の葉茶は酸性ですから、胃腸を刺激しません、
ビタミンCの補給のためにも、柿に葉茶は最高です。
 
ビタミンCについては、合成のものも天然のものもビタミンCには変わりないので、こだわることに意味はないという専門家もいますが、それは違います。
体内での吸収率が全然違うのです。
実際に私が自宅の柿の葉でお茶を作って、合成のビタミンCと比較し、実験したことがあります。
10日たって、調べたところ、合成のほうがビタミンCの失われる率が高いことが判明しました。
 
この結果からも、合成よりも天然の柿の葉茶のビタミンCのほうがいいといえます。
合成のビタミンCは腎結石や胆石の原因になる恐れがさけられませんが、天然のビタミンCなら安心です。
 
ビタミンCの所要量は1日100mgで、日本人は平均で1日135mgとっています。
しかし、私はそれでもじゅうぶんではないと思っています。
ビタミンCは、鉄やカルシウムの吸収をよくし、脳の機能もよくなるから、健康を保つために絶対必要ですし、特に妊娠中はしっかりとらないといけません。
1日1~2gは摂取しなけレナりません。
 
栄養補助食品(サプリメント)で摂取する場合、ビタミンCは吸収が悪いので1日3~4回に分けて飲みます。
1日に5gも飲むと下痢をするので、2gが適正量です。
 
柿の葉の煮汁の場合、100gに600~800mgのビタミンCが含まれます。
柿の葉茶なら生水と合わせて1日に最低でも1.5~2?を飲むのが目安です。
 
◆柿の葉茶の作り方
①7~10月の晴れた日の12~14時に柿の葉を採取する。
甘柿、渋柿、どちらでも良い。
②採取した柿の葉を晴れた日に2日間、陰干しにする。
③葉は主脈を切って、包丁で3cmに刻む。
④釜に湯を沸かし、セイロに載せて温める。
⑤セイロをおろして、柿の葉を入れる。
⑥フタをして、1分半、蒸す。
⑦フタをしてうちわで30秒間仰ぎ、葉にたまった水滴を蒸発させる。
⑧もう1分半、蒸す。
⑨ザルに葉を上げ、日陰で干す。
ビタミンCの酸化を避けるため、金属容器は避ける。
⑩乾いたら、密閉できる容器に入れ、冷蔵庫で保管する。
 
◆柿の葉の煮汁の作り方
①~③柿の葉茶の作り方と同じ。
④大きな鍋に水を2?沸騰させ、100枚分の柿の葉を入れる。
⑤手早くかき回して、フタをして厳密に3分間蒸す。
⑥すぐに火から下ろして、鍋の外から水で冷す。
⑦冷えたら、ガーゼ3枚で柿の葉と煮汁をこす。
⑧製氷器などに入れ、冷凍庫で凍らせて保存する。
冷凍庫に入れ切れない分は冷蔵庫で冷しておき、3か月以内に飲む。
 
 
 
●温冷浴
温冷浴は、冷欲と温浴を交互に行なう入浴方法です。
温冷浴の効果はさまざまあります。
まず第一に、グローミュー(毛細血管のバイパス)がぐーと縮むので、体温を逃しません。
冷え性を治し、高血圧を改善します。
2番目に、入浴後に湯冷めをせず、発汗をしないことです。
そのため体内の塩分やビタミンCを減らしません。
 
3番目に肌がきれいになり、4番目に記憶力がよくなります。
5番目として疲労が取れ、6番目としてカゼをひかなくなります。
そして、7番目の効用が自律神経(意志とは関係なく、内臓などをコントロールしている神経)が整うことです。
 
温冷浴は、水浴から始めるのが決まりです。温浴からではありません。
最初のうちは1分間ずつ行ないます。
水浴→温浴を交互に繰り返し、最後も水浴で仕上げます。
トータルの回数は九回程度が良いでしょう。つまり、
「水浴(1分)→温浴(1分)→水浴(1分)→温浴(1分)→水浴(1分)→温浴(1分)→水浴(1分)→温浴(1分)→水浴(1分)」
というように行ないます。
 
水浴用の浴槽がない場合は、シャワーか水道のホースで代用すればよいでしょう。
その場合、足先からだんだん上のほうへと、冷水を当てていきます。
また、洗面器で足から水をかける方法でもよいでしょう。
1回につき、足先に1杯、ひざから下へ1杯、へそから下へ1杯、左肩、右肩へ交互に3杯ずつかけます。
 
虚弱な体質の人がいきなり御礼浴を行なうと、古江がとまらないことがあります。
そういう場合、水、湯、水とやった最後の湯(温浴)を2~3分に延ばし、最後の水を10秒に短くします。
こうすると、震えがきません。
また、血圧が高いなど、健康に不安がある場合、水の温度を30度くらいからはじめるとよいでしょう。
 
なお、次のような人は温冷浴をしてはいけません。
?重い高血圧や心臓病がある人・肝臓が重症の人・慢性腎不全の人
酔っているとき・熱がある人(とき)・薬を服用している人(とき)
 
また、次に該当する人が温冷浴を行なう場合、ひざから下へ行なう位で結構です。
?不整脈がある人・血圧が高めの人・貧血気味の人・体力が低下している人(時)
65歳以上の高齢の人
 
 
 
●背腹運動
背骨の歪みは神経の働きを低下し、さまざまな病気を引き起こす原因になります。
背骨のゆがみを自分で解消する運動が、背腹運動です。
準備運動と本運動の2つがあります。
 
◆準備運動
①両肩を大きく上下させる(10回)
②頭を右に傾ける(10回)
③頭を左に傾ける(10回)
④頭を前に傾ける(10回)
⑤頭を後に傾ける(10回)
⑥頭を右後ろに回す(10回)
⑦頭を左後ろに回す(10回)
⑧両腕を水平に伸ばし、頭を右と左に1回ずつ回す。
⑨⑧の腕を曲げたまま、親指を中にして手を強く握り、腕を直角に曲げて水平に下ろす。
⑩ひじを肩の位置よりも下げずに、⑨の腕を後方に引けるだけ引き、同時に頭を後方にそらして、あごを上に突き上げる。
 
以上の準備運動が終わったら、力を抜いて手を開き、ひざの上にのせて、次の本運動に移ります。
 
◆本運動
体を左右に振りながら、同時に、おなかを出し入れする運動です。
1回につき、10分間行ないます、最初はゆっくりでかまいませんが、徐々に速度を上げていきましょう。
 
①座って行ないます。
両ひざは握りこぶしが5つくらい入るくらいに広げ、両足の親指は左を上にして重ねるようにして座ります。
②力を抜いて、手を開き、手を静かに載せます。
小指と薬指をひざにつけ、手は半ば上向きにし、尾骨を中心に頭のてっぺんまでを一直線にします。
座ったまま背伸びする感じです。
③こうして、一本の棒のように上体を左右にゆすり、同時に、おなかを出したり(ふくらませたり)、入れたり(へこませたり)します。
 
つまり、背骨が真ん中にきたときにおなかを引っ込ませ、背骨が左右に傾いたときに力を入れておなかを押し出します。
このおなかの出し入れは、呼吸とは関係なく行ないます。
左右に倒す角度は、中心線から40度が標準で、肩が中心線へくる位にします。
腰から上体にかけて背骨が1本の棒のような状態にならないときは、腎臓を圧迫して、腎臓によくないことになることもあるので、注意しましょう。
 
背腹運動を行なうと、背骨のゆがみが全て矯正されます。
「背骨の狂いは万病の元」といわれます。
それぞれの脊椎骨からは左右に脊髄神経が分布していて、この脊髄神経が肝臓や胃腸などの各臓器をコントロールしています。
 
そのため、背骨にゆがみが生じると、そこから出ている脊髄神経が圧迫され、働きが衰えてきます。
その結果、その脊髄神経が支配している内蔵も機能がじゅうぶんに発揮できなくなり、抵抗力が衰えます。
これが病気が起こる大きな原因になっています。
 
 
 
●金魚運動
金魚運動も、背骨のゆがみを自分で改善する健康法です。
この運動によって、脊柱の狂いが治り、脊髄神経や自律神経の機能が調整され、便通もよくなり、腸の状態をよくします。
 
平床の上で枕をせず、あおむけの姿勢になります。
足先をそろえてできるだけ手前へそらし、ひざの後を伸ばすようにします。
両手を首の後ろに組み、この体勢で、あたかも金魚が泳ぐような格好で体を左右水平にふるわせます。
2分間くらいから始め、慣れてきたら5分間行ないましょう。
 
 
 
●毛管運動
平床上で硬枕(木枕のこと、なければ他のものでも代用可)を用い、仰向けに寝て、両手両足を垂直に上げます。
この体勢で、手足を微振動させます。
2分間行ないましょう。
 
この運動は、全身の血液循環やリンパ液の流れを整えます。
疲労回復にすぐれた効果があり、いろいろな病気の予防や回復に役立ちます。
 
 
 
●合掌合蹠運動
平床上にあお向けの姿勢になり、胸の上で両手の指先を互いにくっつけ、指を押しつけたり、ゆるめたりを、数回くり返します。
次いで、指先に力を入れたまま、両前腕を長軸として手を数回、回転させます。
終わったら、静かに両方の手のひらを合わせて合掌してください。
 
さらに、そのままの姿勢で両足のひざを曲げて足の裏を合わせ、足を10回くらい動かします。
動かす距離は、足の裏の長径の1倍半です。
終わって、手のひらと足の裏を合わせたまま、10分ほど静止します。
 
この運動によって、左右の骨盤のゆがみが改善し、特に腰や下肢の左右にある筋肉、血管、神経の働きが整います。
 
 
 
●平床寝台
固くて平らなベッドに寝ます。
背柱の前後の狂いを治す効果があります。
胸郭を広げるので肺によく、また、腎臓を不自然な圧迫から解放し、腎臓の働きをよくします。
 
 
 
●木枕
かまぼこ型の硬い木製の枕(硬枕ともいう)を首に当てて寝る方法もまた、自分で背骨のゆがみを改善することができます。
高さは、本人の薬指の高さが適当です。
 
最初のうちは首や頭が痛んで、長く使用していられませんが、1日に10分でも20分でもかまいません。
寝つくまでの間、当てているだけで十分です。
慣れてきたら、2時間半くらい当てるようにします。
 

 

ごらんいただいたことを大変ありがたく感謝します。

 

生命の農と食を考える
L A F 健農健食研究所 ラフ
L ife A griculture F oods

FAX :076-223-2005
mail :m.ikeda@ninus.ocn.ne.jp

池田 優

 

 

◎ ご意見、ご教示はこちらまで    掲示板も御座います。是非ご利用下さい。→ 掲示板

最新号へ戻る