山ちゃんの食べもの考

 

 

その321
 



食は生命なり
「生命なきは食にあらず」とも云われますが、
人は多くの生命を頂く事で生かされている。
植物の生命も動物の生命も微生物の生命も、
土の生命も水の生命も空気の生命も、
すべての生命がつながって生かされている。
そんな「共生」の世界で生かされている。
「人は何を食べるのかによって決まる」とも云う。
肉体的な健康、長寿のみならず、
知性、思想、性格までをも決すると。
その食べ物の作り方、その食べ物の商いほう、
その食べ物の選び方、買い方、食べ方は、
その人の生き方、その考え方そのものであると。

                                   
(山ちゃん)
『食は生命なり』 【164】
朝食抜きで、高血圧、糖尿病、
肝炎、腎炎、アトピー、リュウマチが
ぞくぞく治っている!
「奇跡が起こる
半日断食」
甲田光雄 著  マキノ出版 刊
より その14
 
 
第6章 半日断食なんでもQ&A
 
●Q 半日断食を避けたほうがいい人は?
A 基本的には、病気がある人でも、半日断食を行なうことができます。
脳卒中や心筋梗塞、糖尿病などから生活習慣病や、さまざまな難病といわれる治療が難しい病気にも、半日断食はきわだった効果があります。
 
ただし、末期ガンや重い肝臓病(肝硬変)、腎臓病(腎不全)、心臓病、不整脈がある人などが実行する場合は医師に相談して実施しましょう。
 
この場合、完全なる半日断食ではなく、朝食に玄米クリーム(玄米を粉にして炊いたもの)を食べる「半・半日断食」ともいうべき方法から始めるほうが無難です。
十二指腸潰瘍、胃潰瘍、心臓病、不整脈などがある人の場合も同じです。
 
 
●Q 一日断食を避けたほうがいい人は?
A 半日断食の場合と同じです。
 
 
●Q 本断食を避けたほうがいい人は?
A 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、ガン、重症の糖尿病、腎不全、副腎皮質ホルモン(ステロイド)を使用している人、体重が平均よりも2割以上少ない人などは、本断食をしてはいけません。
 
 
●Q 半日断食には年齢制限がありますか?
A 基本的には問題ありません。
私の病院では75歳以上の人たちにも指導していますし、お子さんの小児ぜんそくにやアトピー性皮膚炎治療のためにも断食を指導しています。
しかし、それは、体調を検査し、指導する立場の人間がいる場合です。
 
個人で断食を行なう場合には、75歳や幼児では、やはり注意が必要です。
基本的に断食(半日断食、1日断食)を行なってもよい人は、下は10歳以上、上は65歳以下です。
65歳以上高齢の人の場合、生活習慣病予防のためにも、半日断食と取り組むのはいいことです。
ただし、くれぐれも無理はしないで下さい。
 
子どもの半日断食に関しては、栄養不足になって発育には悪いのではないだろうか、と不安に思う人が多いようでうす。
 
確かに、アトピー性皮膚炎の治療のために乳幼児のときから玄米菜食の半日断食を行ったお子さんでは、身長、体重のふえ方が若干遅くなる傾向がありました。
しかし、高校生くらいになると著しく成長し、ほかのお子さんと変わらない体格になっています。
 
 
●Q 妊娠中ですが、半日断食を行なってもよいですか?
A 妊娠の場合もなんら問題はありません。
私の妻も3人の子どもの妊娠・出産を通して朝食はいっさい抜いていましたが、無事に出産し、子どもは健やかに育ちました。
 
通常、脳はブドウ糖のみをエネルギー源としていますが、断食をすると体内の糖分が尽きるので、脳は体内に蓄えた脂肪を分解した物質などをエネルギーとして使うようになります。
 
ブドウ糖のほかに脳のエネルギー源として使われる物質に、βーヒドロキシン酪酸という物質がありますが、これは脂肪が分解されてできるケトンと体という物質の一種です。
 
このβーヒドロキシン酪酸は母乳にたくさん含まれているのですが、以前は何に使われているのか、何のために母乳に多く含まれているのかわかりませんでした。
それが最近、京都大学薬学部の香月博士教授の研究によって、胎児の脳の発達に必要であることがわかってきたのです。
 
妊婦が半日断食をすると、体内で脂肪が分解されてβーヒドロキシン酪酸がたくさん作られるため、胎児の発育にはむしろ有利に働くとも考えられます。
 
また、妊娠中、おなかが大きくなることによって、腎臓の機能が低下し、むくんでくることがあります。
出産後にむくみに悩む女性は少なくありません、
また、妊娠がきっかけで、妊娠性糖尿病になることもあります。
これらを防止するためにも、朝食抜きの半日断食は有効です。
 
以上の理由から、妊婦が半日断食に取り組むのはいいことだといえます。
ただ、くれぐれも無理はしないで下さい。
 
 
●Q 朝食を抜くと、かえって太りそうなので心配なのですが、だいじょうぶでしょうか?
A 朝食を抜くと太るという説がありますが、私は断じてこの説には賛成できません。
なぜなら、私の医院で断食を行なったすべての患者さんが、引き締まった健康体になっているからです。
 
ただし朝食を抜いた分だけ、後の2食が増えるのでは効果がなくなってしまいます。
朝食をとっていない反動から食事の量がふえてしまわないように注意してください。
午後にとる食事の質と量の管理こそ重要なのです。
 
玄米を食事に取り入れると、少量でも満足できるようになります。
これは玄米がゆっくりと消化されるからです。
栄養価も高いので、白米を食べている人はぜひ玄米に替えて下さい。
 
 
●Q やせていても半日断食を行なってよいのですか?
A 半日断食を行なうと肥満を解消をすることができます。
では、やせた人が実行するとどうなるかというと、いったん、さらにやせますが、やがて体力がつき、体重もふえてきます。
 
往々にして、やせている人は慢性的に胃痛や胃もたれなどに悩まされていたり、下痢をしている人が多いようです。
体力もあまりありません。
このような方が半日断食を行なうと、胃腸の不調が改善され、消化・吸収が正常な状態になるから、体力もつき、太ってくるのです。
ですから、体質改善のために、やせている人も、ぜひ半日断食を行なってください。
 
ただし、胃下垂がひどい人は、半日断食を行なうと、むかむかしたり、気分が悪くなったりすることがあります。
こういう人の場合、まず、玄米クリームを中心とした玄米菜食を行なって、胃下垂を治し、その後、半日断食をはじめるとよいでしょう。
 
断食は単にやせるだけでなく、本来望むべき方向に体質を改善してくれるのです。
やせようとして始めた断食で、さまざまな病気が改善した体験者の談話を読んでもらえれば、その意味がわかってもらえるでしょう。
 
 
●Q 朝食ではなく、夕食を抜いた半日断食でもよいのですか?
A 私が勧めている半日断食は朝食を抜く方法で、昼食や夕食を抜く方法ではありません。
 
なぜなら、健康を考える上では、午前中を排泄の時間としてとらえるほうが理にかなっているからです。
午前中の断食で、モチリンという消化管のホルモンの分泌が高まります。
一般にホルモンは消化を促す物質が多いのですが、モチリンのみは蠕動運動(腸が内容物を肛門のほうへ送る運動)を促し、腸の掃除をするように働きます。
 
ところが、朝食を食べてしまうとモチリンが分泌されなくなり、腸の排泄機能が十分に働かなくなってしまいます。
だから、朝食を抜くやり方が正しいのです。
 
 
●Q 朝食を抜くより、夕食を抜くほうが実行しやすいように思いますが?
A 午前中は排泄の時間なので、朝食を抜くのがもっともよいと先にも説明しました。
ただ、やりやすいと思うのでしたら、夕食抜きを試してみるのも良いでしょう。
 
私の経験でによると、夕食は家庭団欒の時間です。
また、友人・知人とのつきあいパーティなども、夕食を食べながらということが多いようです。
すると自分で夕食を抜こうと思っていてもどうしても食べなくてならなくなrわけです。
一度食べてしまうと、そこで中止してしまう場合もあります。
半日断食は継続して行なうことが大事です。
以上の理由から、長く続きるためには朝食を抜く方法がいいというわけです。
 
 
●Q 仕事柄、深夜まで働いていて昼ごろ起きる生活
なのですが、半日断食はできますか?
A 半日断食は、18時間以上食事を取らないから、半日断食なのです。
夜仕事を負えて食事をしてすぐ寝てしまうようであれば、夜は食べずに眠り、起きてから食事をとるようにしてください。
そうすれば、食事を取らない時間が18時間以上になるはずです。
 
 
●Q 勤めの関係で夕食が夜8時ぐらいですが、
昼食を12時にとってもかまいませんか?
A 夕食から次の日の昼食まで18時間の間隔をあけるのが半日断食の基本です。
ですから、夕食が8時に終わったら翌日の昼食は午後2時、夕食が9時に終わったら翌日の昼食は午後3時ということになります。
この時間を守るようにしていただきたいのですが、仕事の関係で制約もあると思いますし、2時間程度の誤差は許容範囲です。
 
 
●Q いつも朝食を抜いていますが、
これは半日断食なのでしょうか?
A 昼食と夕食にたくさん食べていなかったり、夜食の習慣がないのでしたら、立派に半日断食です。今後は就寝前の3時間は食物を口にしない、野菜ジュースを飲む、ご飯を玄米に切り替えるなど、より理想的な半日断食を目指してください。
 
 
●Q 半日断食をやるとやせてくるそうですが、
私はもともと太っていないので、
   これ以上体重を減らしたくないのですが、
何か良い方法はありますか?
A 半日断食を行なうと、どうしても体重はへってきます。
ただしある一定のところで体重の減少は止まります。
その後は腸の働きが活発になり、食べる量は少なくても栄養の吸収が高まるため、むしろ体重は増えてきます。
 
もし、体重を落としたくないなら、1日断食を数十回くり返して、断食に慣れてから半日断食に入るという方法があります。
まず、月に1回だけ、すまし汁による1日断食を行ないます。
この断食については、第1章を参照にしてください。
 
この1日断食を最初は月に1回行い、慣れてきたらつきに2回にふやしていきます。
すると、最終的には週に1回行なっても体重に変化が出なくなります。
そうなってから、半日断食を取り入れれば、体重を落とさずに半日断食が行なえるようになります。
 
半日断食までの準備に数年かかることになりますが、気長に続けるのが最良のコツといえるでしょう。
 
 
●Q 仕事柄、体をとにかく動かし、体力を使うので、
朝食抜きだとふらふらします。
だいじょうぶでしょうか?
半日断食で朝食を抜くとふらふらするのは、これまでの食生活がたたり、おなかに宿便がとどこおっているために現れる反応症状で、断食をするうえでは避けて通れないものです。
 
2ヶ月ほど半日断食を続けることができれば、たまっていた宿便が排泄され、ふらふらすることはなくなりますが、無理は禁物です。
 
実際に半日断食を始めて、あまりふらふらするようでしたら、いきなり朝食を抜くのではなく、朝食の量を少しずつ減らしていくか、あるいは朝食に青汁(生野菜ジュース)を飲むなどの方法から初めて体を慣らしていき、徐々に半日断食へと移行していくと良いでしょう。
 
 
●Q 食べ物への執着を断ち切る方法はありますか?
A 散歩をしたり、人と話をしたり、読書をしたりと、気持ちを紛らす方法を工夫しましょう。
 
しかし、一番大切なのは自らの健康を思い、願う力です。
「食べてはいけない」と禁止ばかりに目が行って、自分を縛ってしまうと失敗してしまいます。
 
「断食で障害や病気とは無縁な健康な体になってみせる」「スリムになり、肌もきれいになってみせる」など、前向きで肯定的な思いを抱きましょう。
 
半日断食がつらいのは今までの悪習のなせるわざです。
空腹も峠を越せば、かえって快適になりますから、それまでの辛抱です。
半日断食の空腹感に慣れてきたら、食べ物が以前よりもおいしくなります。
しかも、食べ物や自然への感謝の気持ちがわき、度を越して食べるようなことはなくなります。
 
 
●Q 断食はどんなときに中断したほうがよいのですか?
むかむかして吐きそうになったり、実際に吐いてしまったりした場合には、すぐに断食を中断しておかゆ(または玄米クリーム)をとってください。
 
めまいやふらつき、不整脈(動機)が出た場合も中止したほうがよいでしょう。
個人で行なう場合は、なんらかの異常を感じたらすぐに中止するのが無難です。
 
また、半日断食で体質が変化していく過程で、体の冷えや肩のこり、頭痛などが出ることがよくあります。
病気が治っていく過程では、患部に痛みが生じる場合もあります。
これらは好転反応といい、病気が改善に向かう兆候なのですが、なかなか個人で判断するのは難しいでしょう。
具合が悪いと感じたら、まずはいったん断食を中断してください。
 
 
●Q 半日断食中に行なってはいけないことは?
A 特にありません。
ただし、本断食の場合は不整脈が出やすくなるので、激しい運動は禁止です。
ゴルフや水泳、ジョギングは避けましょう。
散歩や軽い体操などはだいじょうぶです。むしろお勧めします。
散歩は血液の循環や便通がよくなるので、断食の効果が上がります。
また、家でじっとしているとついつい食べ物のことを考えてしまうので、散歩は良い気分転換になるでしょう。
 
1日断食の場合も、最初のころは、激しい運動は見合わせるほうが良いでしょう。
何回か行なって、慣れてきたら、激しい運動を行なってもかまいません。
ただし、その場合も、めまい、不整脈や動悸が出るようなら、中止してください。
 
半日断食の場合は、激しい運動をしてもかまいません。
けれどもし、めまい、不整脈、動機などが出た場合は、中止してください。
運動をするなら、散歩など、もっと軽いものに切り替えましょう。
 
お風呂も、半日断食の場合、入ってだいじょうぶです。
この場合、温冷浴といって、温かいお湯に入ることと、冷たいシャワーを浴びることを交互にくり返すと、断食による効果も高まります。
ぜひ行なってみてください。
 
1日断食や本断食の場合も、基本的には入浴してだいじょうぶですが、入浴して、もし疲労感が強かったり、動悸がするようなら、中止してください。
ちなみに、セックスも行なってかまいません。
 
 
●Q 断食中にしたほうがよいことはありますか?
A 断食の降下を高めるものとして、散歩や温冷浴や軽い体操などをお勧めします。
体内を活性化するからです。
 
また、断食中は、当然ながら食事の時間が減りますから、その時間を有効に使うと良いでしょう。
 
半日断食の場合でも、朝食をとらない分、出勤前の時間にゆとりがもてます。
また、夜は夕食以後、何も食べないのが基本ですから、その時間を読書などの趣味に当てるとよいでしょう。
食べ過ぎなければ、夕食後にすぐに眠くなることもありません。
 
1日断食の場合となると、さらに1日まるごと使えますから、ふだんできないことをするなどして、有意義に過ごしてください。
何かすることで、食べ物への雑念が消えるので、積極的に読書やかたづけなどをするとよいでしょう。
 
 
●Q 半日断食や一日断食を行ない、空腹感で寝つけない場合はどうしたらいいのですか?
A 誰もが寝つけないわけではありません、寝付くなくなる人がいることも確かです。
しかし寝付けないのは最初のうちです。
慣れると、かえって空腹のほうが眠りやすくなります。
さらには、半日断食を継続すると、睡眠時間が短くなり、すっと寝入ってぐっすり眠り、すっきりと目覚めるようになります。
 
少々熟睡できなくても、人間の体はやっていけるようにできているものです。
眠れないことを気にしすぎると、頭がさえてますます眠れなくなってしまいます。
 
あまり神経質にならないようにしましょう。
寝付けないときは、好きなビデオでも見たり、音楽を聴いたり、読書をしたりして、リラックスをするように心がけてください。
どうしても寝つけない場合は、梅酒を1杯飲むとよいでしょう。
 
 
●Q 半日断食をするようになったら、以前よりも便秘
がちになりました。どうしたらいいでしょうか?
A 半日断食をはじめると、最初のうち、便秘がちになる人がいます。
胃腸が弱い体質の人に、そういう傾向が見られます。
食事の量が減ったからですが、半日断食を継続していくと、胃腸の働きが改善してくるので、スムーズに排便できるようになります。
 
もし便秘がちなら、朝起きたときにスイマグ20m?を3合(540m?)の水で飲むようにしてください。
 
 
●Q 水分は生水か柿の葉茶でないと、
どうしてもいけないのですか?
A そうです。
1日にとる水分の大半(1.5~2?)は、生水と柿の葉茶からとるようにします。
これだけの量をとるとなると、水分はやさしいものでなくてはならないからです。
 
たとえば、緑茶はカテキンなど体にいい物質が含まれていますが、アルカリ性なので、たくさん飲むといを荒らします。
私が柿の葉茶をお勧めするのは、酸性で胃にやさしく、かつ、ビタミンCを多く含んでいるからです。
 
 
●Q 普通は火を通して食べるジャガイモ、カボチャ、
ごぼうなどのイモ類や根菜類を
ジュースに入れても良いのですか?
A ごく少量ならかまいません。
 
 
●Q ネギ、ニラ、にんにく、生姜など香辛料的な
野菜をジュースに入れても良いですか?
A 少量入れることはお勧めします。
たくさん入れてしまうとジュースが飲みにくくなります。
 
 
●Q 断食中に飲むのに理想的なお茶はありますか?
A 柿の葉茶がお勧めです。
柿の葉茶は弱酸性で胃腸の壁を荒らさないうえ、熱湯にも壊れないビタミンCが豊富です。
飲み続けていると、骨が丈夫になり、歯のぐらつきが止まり、老化が防止されます。
 
 
●Q コーヒーや紅茶、緑茶は飲んでもいいですか?
A 1日に1~2杯程度ならかまいません。
気にしないで、香りや味を堪能すると良いでしょう。
もちろん、コーヒーや紅茶に砂糖やミルクを入れてもかまいません。
ただし飲みすぎないようにしてください
 
 
●Q 食後にお茶を飲むのは長年の習慣ですが、断食中、
食後に緑茶を飲んでもいいでしょうか?
A 1杯程度ならかまいません。
ただし、食事中と食後3時間はできるだけ水分を控えるのが基本であることを、お忘れなく。
 
 
●Q 1日に水分を1.5~2リットルということですが、
1度にたくさん飲めないですし、1.5~2リットルも
飲むのは無理です。どうすればよいでしょう?
A 一度にたくさん飲む必要はありません。
1日1リットルでも結構です。
たとえば、コップ1杯が容易に飲めないのなら、さかずきで飲むようにしましょう。
半日断食を続けて、宿便が排泄され、胃腸の働きがよくなっていれば、スムーズに飲めるようになります。
心配ありません。
 
 
●Q アルコールは避けたほうがよいですか?
A アルコールをとらないことにこしたことはありません。
しかし、日本酒やビールはコップに1敗程度、ウイスキーなら水割りをやはりコップ1杯程度ならかまいません。
もし、仕事のつきあいなどでそれ以上飲んだら2~3日は禁酒するようにしましょう。
 
 
●Q 半日断食をやめたらリバウンドしませんか?
A 何回も述べていますが、半日断食は単なるダイエット法ではありません。
確かに、早い人だと半日断食を初めて1週間で効果は現れますが、さらに続けることが大切です。
基本的には、やせたらやめようなどとは考えず、一生の食習慣を身につけるつもりで取り組んでください。
 
 
●Q 旅行などで半日断食ができない日には
どうしたらよいでしょか?
A 人とのつきあいなどで食べる必要があるのなら、食べたらよいでしょう。
「私は朝食を食べないようにしているから」などと肩肘張って、付き合いに水を差すことはよくありません。
ただし、なるべく食べ過ぎないようにしましょう。
 
その代わり、その翌日には、できれば朝食だけでなく昼食も抜くなどして、調整するようにしてください。
 
 
●Q 1日断食を行なう前、行なった跡に注意することは?
A 断食はむしろ、行なった後の食事の管理が大事です。
断食の反動から、食事の量がふえてしまわないように注意してください。
1日断食では、断食を行なった翌朝の食事はおかゆにしてください。
その後の食事は基本的にはふだんと同じでかまいませんが、食べ過ぎないようにしましょう。
 
1日断食の前も、断食に入る準備としてふだんより少なめに食事を取れば、断食に入りやすく、効果も上がります。
逆に、「明日は1日断食だ」と、前日に食べ過ぎると、断食当日に空腹感がまし、失敗する恐れがあります。
 
 
●Q 運動選手ですが、半日断食をしたほうがいいでしょうか?
朝食を食べないとスタミナがなくなるようなきがします
A ぜひ、実行するようにお勧めします。
スタミナがなくなるどころか驚くほどスタミナがついてきます。
特にスタミナを必要とする種目のスポーツの選手の場合、運動能力を上げるためにこれほど適した健康法はありません。
 
 
●Q 運動選手ですが、半日断食を行なって、食事の量を
減らし、しかも肉を食べないようにすると、
筋肉がつかないのではないですか?
A 心配はありません。
半日断食を行なうといったんはやせますが、宿便が排泄され、胃腸の吸収がよくなり、少ない摂取カロリーでもじゅうぶん足りるので、次第に筋肉もついて、やせることはありません。
 
少食でも、鍛錬をすれば十分筋肉は培われます。
肉をたくさん食べると筋肉はつきますが、疲れやすく、スタミナに乏しい筋肉です。
それに対して、菜食のほうが柔軟性のある、質のある筋肉をつけることができます。
筋肉の持久性もまします。とくに、生野菜が有効です。
 
体の柔軟性もスポーツの能力を決める重要な要素のひとつですが、それにも半日断食と菜食は役立ちます。
 
 
●Q 運動選手ですが、半日断食を行うとき
適切な摂取カロリーはどれくらいでしょうか?
A 昼食が1000カロリー夕食は1500キロカロリー程度が適正です。
玄米を主食にして、おかずは野菜、肉、海藻をそれぞれ3割ずつにするよ良いでしょう。
野菜を半分にして、その分、肉を減らせば最高です。
 
 
●Q やせていますが、それでも
宿便はたまっている恐れがありますか?
A その恐れはじゅうぶんあります。
というのは、やせている人ほど往々にして、胃腸が弱いものです。
胃腸の働きが弱いと、排泄の力は弱く、必然的に宿便がたまりやすいからです。
半日断食を続けて半年、1年とたつと、胃腸の働きがよくなってきます。
そして、それに伴って、宿便が排泄されやすく、しかも、たまりにくくなります。
その結果体重が増えてきます。
 
できれば、西式健康法の背腹運動も朝晩30分ずつ行うことです。
この運動を3年間実行すると、本当に生まれ変わったような健康体になるでしょう。
 
おわり

 

ごらんいただいたことを大変ありがたく感謝します。

 

生命の農と食を考える
L A F 健農健食研究所 ラフ
L ife A griculture F oods

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池田 優

 

 

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